2012年08月16日

戦争犯罪

<戦争犯罪> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(71)

 「星ではない」  中正敏詩集 詩人会議出版 2007年 定価2000円 25篇 61頁 B6版 

       戦中、東南アジアに出兵して生き残った方のほとんどは
       二度と戦争を繰り返すなと言うだけでなく、当時の状況
       を伝え、戦争を起こすという犯罪を、残された生涯をかけ
       て追求しようとする。なお、現在に向けて、若造が何の大
       臣か知らんが、腐敗した政治をこれ以上するなと叫ぶ。
       彼らの言葉は、水晶のごとく我々に浄化を促す。生命は、
       生かされてある。生きている限り、億万の人々のみならず
       地球のバランス・調和を考慮しつつ生きるべし。

           「豚」

<召集解除を命じる隊長が除隊にあたり こともなげに言い放った ------うまいものを喰らい
 太ってやってこい 豚は太らせてから殺してやる

 病いで戦地に行けぬものは人ではなく 痩せた豚でしかない 共に枕を並べた兵士は
 貨物船に載せられ 戦線に追いやられた

 さらにガダルカナル島にまわされ タマも食糧も補給されないで脱出の船の 時刻に
 辿りつけぬものは餓死した

 生き残った責苦は重い 何年たっても餓えた骨が迫ってきて 目覚めて冷や汗を拭く>

          
  


Posted by nakao at 11:34Comments(0)芸術