2015年01月09日

嵐が丘より

<嵐が丘より> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(21)

 「嵐が丘より」 水崎野里子詩集 土曜美術社 2014年 定価2000円+税 A5版 98頁 21篇 

     著者はかつてモーツアルトの家の近くに滞在していたそうだが、
    やはり様々な、日本にいてはなかなか分からない情報が入手出
    来て、興味しんしんのことが記されている。フリーメイソンなどなど。

     音楽の天才は、大自然の息吹きを内に持ち、宇宙を観じる音楽を
    どんどんと演奏し記譜する。譜が天から降ってくる。

     私の場合は詩と音楽であるが、譜ではなく音楽そのものが降って
    来る。いくらでも降ってくる。だからそれを演奏して記録し作品にして
    いる。文句も言われぬ証拠として。しかし、譜面が降るのは、それを
    見て他人が演奏できるからいい金儲けになる。それは結構なこと。
    大自然イコール詩・音楽。

     「笛の音」

   <笛の音が聞こえる 横笛を吹きながら 昔ながらの少年がゆく
 
    どこへ行くのか? 昔どおりの三日月が 天に昇る 甲府の里に

    氷のような澄んだ川が流れる 雪の富士の山から澄んだ水は落ちる
    笛の音は 富士の雪水のように澄む 流れに乗って 笛の音は響き
    渡る

    武田の里にやがて春が来る 破れた戦の記憶は梅花に消え 閉ざさ
    れたもののふの野望は 少年の笛が 天に舞い上げる>



Posted by nakao at 16:43│Comments(0)
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