2009年10月11日

彼岸花

<<< 彼岸花 >>>  詩評 中尾彰秀  詩人・ピアニスト

   「彼岸花」

<秋の 
   みのりの畔に
      遠い昔から
         うけわたされてきた

             指の先ほどのふくらみ
                みるみる
                   ふくらんで弾ける

                花火のような
                   赤い
                      いのちが
                         ことしも咲いている>
                    
       永井ますみ詩集「短詩抄」 発行 山の街企画 1000円

 真っ赤に咲いた彼岸花の写真に添えられた詩。詩に添えられた写真。
いのちとの共感。長い歴史を経て、受け渡されてきたいのち。生きるとは、
いのち弾けること。



Posted by nakao at 12:57│Comments(0)芸術
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