2012年01月04日

詩人・今井豊

<詩人、今井豊> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(41)

 「一枚の写真」 今井豊詩集 竹林館 2011年 2000円+税 A5版 134頁 36篇他

 天は二物を与えたもうた
 実業の凄腕と
 詩人の繊細さを
 兼ね持つ人物(結構男前のおじさん)は
 数年間のうつ病と言う修行によって
 内なる世界の平和に目覚める

 と言えば
 さも格好良いが
 決してプロセスのごとき
 第三者目線で
 人生は判断出来はしない
 いかに苦しくとも
 その都度の
 生命のときめきこそが
 人生だから

        「砂城の幸せ」

<幸せは辛い体験の対岸にある 渡るべき川の広さは 人それぞれだ
 溝のごとくまたげる者 大河のごとく悪戦苦闘する者 幸せの岸を
 はるか彼方に見据えて 船を漕ぐ 漕いでも 漕いでも たどりつくこと
 はない 疲れきったその果てに 見えたものは 水に流されては消える
 砂城のごとくもろいものだ 幸せが足元にあると気ずくのに 四半世紀
 かかった 日が昇り沈むように 何気ない生活の繰り返しの中に 幸せ
 が眠っているのだ 朝の目覚めに 生かされている自分に 感謝しよう>

 2012年1月15日(日) 第430回「詩を朗読する詩人の会”風”」ゲストは
 今井豊さんです。午後3時から5時まで。場所は

        「MAG」 南森町アートギャラリー 電話 06-6353-1866
              天満宮北スグ、堀川小学校西となり
              地下鉄南森町3番出口東へ1分

 参加は1000円 お茶付き 持ち込み詩朗読歓迎!!
 詳細は世話人代表 中尾彰秀 電話ファックス 0734227248

 
 



Posted by nakao at 22:21│Comments(0)芸術
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