2013年11月06日

加納由将詩集

<加納由将詩集> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(40)

 「夢想窓」 創芸出版 1999年 定価1300円+税 A5版 32篇 96頁

      「誰もいない公園」

 <公園のブランコ 誰もいないのに揺れている どんな人が座って 揺られていたのだろう
  何かを待っている子供 心が自由な小学生 機械になろうとする中学生 機械になってし
  まった高校生 世の中が嫌になった大学生 それとも 春を追いかけすぎたОL 僕には
  誰だか分からない

  もう公園には誰もいない 砂場であそぶ子供も 滑り台を大きな声で滑お降りる子供も
  野球をする子供も サッカーをする子供も 誰もいない

  どこへ行ったのだろう 夕焼けだけを残して>

      そこはかとなく寂しさは降ってくる。
      そこはかとなく降ってくる寂しさは実は
      宇宙エネルギーである。
      我々人間が
      この地球に築いて来た
      文明を凝縮させた
      本体としての生命エネルギーでもある。
      決して、幻想ではない。
      我々の実態なのだ。

      そして
      実態を超えたものは
      エネルギーを止揚し浄化した
      誰にもやって来る
      賛歌のごとく
      夕焼けなのだ。

      一般論を実体であるかのごとく
      軽はずみに
      小中高大学・・・
      とやってもそこには真実はない
      たかが就職でなく
      世の中を変えようとする
      大卒インテリを
      お忘れなく。

      



Posted by nakao at 15:29│Comments(0)芸術
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