2009年08月09日

メロンパン

<<< メロンパン >>>   中尾彰秀詩集「うちゅういち」より
                    竹林館 800円+税

     発酵に神の掌開くメロンパン

 7年前に書いて以来、ついにやって来たメロンパンブーム。手造りの、お店によって違うメロ
ンパン。どこのが美味かを、述べるのは今回のテーマではありませんので、別の機会として。
この俳句は語る。天然酵母で、いい素材の必要性を。でないと、発酵に神の掌は開かないか
ら。掌の文様に似た、メロンパンの文様に注目しつつ。発酵とは、微生物が有機化合物を分解
して、様々の食物に変化させてくれる、極めて神秘的な作用。現代では、科学となっているが。
今でも私は、思っている。まぎれもなく、美しい神の掌が開くのだと。
 詩集「うちゅういち」は、25篇の詩に、<うちゅういち>と題された50の句が、加えられ、それこ
そ掌サイズの本となっている。ブルーの霞がかけられた、とても美しい本。58ページ、2002年の
出版。小さきにある巨大を示すかの如く、裏表紙には、「発する言霊は 宇宙からの癒しのしずく
、 あっけらかんと 全ての存在を解き放ち 生命を吹き込む巨大なエネルギー。」とある。

      < うちゅういち >     中尾彰秀詩集

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                         定価800円+送料200円


   


Posted by nakao at 17:43Comments(0)芸術