2012年12月11日

黒猫が月と火星を

<黒猫が月と火星を> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(88)

 「細谷喨喨句集」  ふらんす堂 2007年 定価2700円

       春の雪ひとひらごとに日をのせて

       火間酒やいつもどこかにあるいたみ

       最上川大曲りして雲は夏

       黒猫が月と火星を眺めをり

       干されても柿は出自を失わず

       寝転んで臍のあたりを流れ星

 短さは長所か短所か、若者に尋ねると、短いから短所らしい。
 少なくとも、若い人々は、くだくだと長い説明を聞けば解った気
 がして喜ぶ。
 俳人はいくら頑張っても、短い作ばかりなので数を打つ。一頁に
 六つ、百頁で六百。それが彼らの間違い。説明の作を並べるより
 一頁一句を貫くべし。俳句を解さぬあほにベンチャラは無用。

 ここに、すばらしき六句を凝縮!!  


Posted by nakao at 16:38Comments(0)芸術