2015年01月26日

地球を至福にする百の詩集24

<地球を至福にする百の詩集(24)> 記 中尾彰秀     詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「関西詩人協会設立20周年記念誌」 2014年 竹林館 1500円+税

  読んで字の如し
  関西詩人協会の設立20周年記念誌 A5版 90頁
  代表 有馬敲

  各担当部門者の挨拶
  会員の詩・エッセイ----104篇
  年表-----会員発行の詩書とその下に社会的な事を記している

  会員数は現在300名近くであり、新会員募集中
  中尾彰秀は運営委員の一人であり、興味ある方は
  連絡くだされば詳細お教えいたします。
  電話ファックス 0734227248

  当詩誌の詩、一篇を一例として掲載いたします

        「春の盃」    香咲 萌

<池の淵を埋め尽くした満開の桜 薄紅色の滝の競演

 張り出した枝は水面になだれ込み 潤慢たる艶と香気を
 大地の盃に注ぎ入れる

 桜  桜  桜

 あふれんばかりに咲き乱れる 時のあわい 
 この世とあの世が混ざりあい 生きるものも死んだものも
 等しく池の畔に集まる

 宴が始まり 春は 全てのものたちへ一献を献じる>

  この協会は様々のイベントが実施される。
  詩朗読会、詩画展、文化施設見学バス旅行、国際交流会
  生活語などテーマのあるアンソロジー出版。約20人の運営
  委員達が大いなる工夫をこらして毎年これでもかというほど
  実施される。もちろん、主催が協会でなくとも、会員の主催
  イベントも多々あり、飽きの来ない一年一年を生きることが
  出来るのだ。そして、それぞれが、これは単なる交流か創造
  的なる冒険か見極めつつ楽しめば良い。

  

  


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2015年01月20日

鋭いが少し腹の立つ意見

<鋭いが少し腹の立つ意見> 記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 2014年7月初め
 大阪中央図書館で
 亡くなる直前の水口洋治氏に会った 
 関西詩人協会の詩画展でのことだ
 いつもながら彼の鋭い批評
 
 君の禅的な詩も
 中々面白い

 むしろ私は
 この批評そのものを
 高く評する

 西欧精神に固執する人間が
 宇宙一体を内に持つことを
 知り得たというすごさ
 しかし少し腹が立つ
 理知の闇を超えた
 内なる光への到達を
 中々面白いとは

  


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2015年01月20日

リニア新幹線の目的

<リニア新幹線の目的> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 リニア新幹(棺)線の目的は明白

 鉄道最先端日本の誇示

 それがために
 南アルプスや地下、度を超えて自然破壊し
 えげつない電磁波で国民を
 原因不明の病に陥れ 
 何れ赤字補てんは税金でまかなう

 中身のない最先端日本を世界に誇示して
 唯一のメリットは
 日本の格が上がること
 もちろん国民を犠牲にして

 少し飛躍するが
 戦争を起こして勝てば
 日本の格が上がるという
 かつての誤った発想に等しい
 恐ろしいことであると警告し
 世界的な詩人ピアニストたる
 中尾彰秀の格を上げておこう  


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2015年01月19日

小川聖子詩集

<小川聖子詩集> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(22)

 「過ぎ去った谷」 小川聖子詩集 待望社 2008年 定価なし A5版 112頁 30篇

        「序」

   <黒いフェルト暦に並ぶ
    三十一の月影は
    決して動くことなく
    たえず動いている

    月は記憶を失ってはいない
    記憶は消えてはたち現れる>

    この詩集の全てはここに
    大自然のエネルギーは
    常にあり
    人間の歴史を超え
    存在する
    理知に支配された人間は
    単に記憶として
    残すが
    記憶の中にも
    大自然エネルギーはあり

    そもそも詩の意味は
    生死を超えた言葉イコール
    寺・テラ 地球である

         「十三夜の逆襲」

   <月は空に昇るのが当然だと思い込んでいた
     ある時は丸みを帯び ある時は鎌形で

     月が満ち欠けして何がかなし と訝しみ
     月愛でる歌詠みを陳腐な連中だと決めてかかった

     ラフォルグが月を溺愛し 朔太郎が月に吠えようが
     サンポリスト達の常套手段にも心ひかれなかった

     ・・・・・・

     真夜中の一時 近眼老眼いり混じった瞳に映った月は
     大きな光輪に囲まれ 青白い気体があふれてて・・・・

     いにしえの時をはるか頭上に直感したその瞬間こそ   
     惑乱の不意打ち・・・

     束の間の生を暗闇から虚空へやがて
     放り上げられ それから

     宇宙の塵になるのなんのとジタバタしても
     月はただ公平にめぐりめぐるのだ>

   インテリほど理知の誇りがあるので、上っ面の頭を取って
   内なる光の感得には至らない。しかし、詩人においても
   ゲーリーシュナイダーやまどみちおや中尾彰秀のごとく
   内なる宇宙一体に至ったやからがいる。理知を身に付けて
   しまった現代人は、やはり、瞑想・気功・レイキ・禅などを
   やってど頭を取りましょう!!中尾彰秀に至っては、その上に
   ピアノインプロヴィゼイションの世界的達人になって、本物の
   ヒーリング音楽とのたまっている。ジャジャン。

     

        
    

  


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2015年01月18日

なんばみちこ詩集

<なんばみちこ詩集> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(22)

 「兆し」 なんばみちこ詩集 2014年 土曜美術社 2300円+税 A5版 112頁 22篇

       まだ具体化せぬ
       具体だらけで切りのない
       あり掛けてあり掛ける夢

       兆し 哀愁 心の水
       現代語で言うと 魂の波調

       「心の水」

<水に映った影は流れてしまって 残らないのに 心の水に映った影は
 洗われ 晒され 現われ いっそう深く 透かされて もう 私から離れない

 体は枯れて 水気が失せても 心の水はいつでも満ちる きのうの出来事
 のように 笑って眺めた二羽の白鳥 白鳥なのに茶色だなんて 若い白鳥
 とも知らなかった そんな たわいないことも

 並べて流した草の葉の しばらくもつれて一枚だけが 先に急いで行ってしまった
 遠い川 菜の花に埋もれていた川岸に 今も小鳥が群れていて ルルッチ ルル
 ルル ふくみ声 懸命に 訴えているのだろうか

 水は流れてとどまらないのに 心の水は溢れるばかり 逆さに流れて泡立つばかり>  


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2015年01月16日

デジタルという手段

<デジタルという手段> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ほとんどの情報の媒体はデジタルとなっている
 しかしそれは好き好んでデジタルを採用しているのではない
 
 詩集の製作
 音楽アルバムの製造
 ブログの発信
 
 確かに
 デジタルばかりである

 しかし基の作品の創造は
 天からの生身の奇跡のごときひらめきである

 情報をたくさん作り流す為の
 デジタルなのだ

 生身の本物に触れたければ
 生のライブに来ればよい

 もっとも最近は
 生身そのものがデジタルである人間は多い
 お勉強やらコピーで
 自らの天降るひらめきでないのだ
 またデジタルであることや
 便利であることのみ自慢して
 中身のないものにも出くわしたことがある
 デジタルは単なる手段だと
 はっきり認識して
 あくまで手作りを大事にしましょう  


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2015年01月15日

日本の借金

<日本の借金> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 生身の人間であれば
 大借金は
 肩身が狭く
 多くの行動が規制される
 国であれば
 税金を増やし
 国民に辛抱させればよい
 税金の無駄使いはそのままに
 
 そんな国に訪れるのは
 戦争でもテロでもない
 経済バランスは
 徹底した弱肉強食で
 外からの見てくれは
 保たれる
 訪れるのは
 他ならぬ
 強に食われる大方の国民の
 大きな不幸だ

 ------修正案------

(1) 定員を減らすよりも議員の給与は、
   一般公務員並にする。3000人×年1千万
   イコール300億円が浮く。あと600万は給与。

(2) お金のいる選挙は禁止。保管している選挙資金は
   国が没収。

(3) 現在では銀行が破たんしても1か所につき1000万円は 
   保障されているが、12銀行あれば1億2000万円が保護
   される。それは多過ぎる。3か所3000万円まで保護に訂
   正するべきである。

(4) 睡眠貯金は国や公の機関が使うべく決まったようだが、
   これは褒められてしかるべきことである。数100億円年に。

(5) 消費税は早急に5%に戻すべし。無駄使いはもうあかんな
   という自覚を国と議員に植え付ける為。

(6) 主にアフリカ・インド・東南アジアなど諸外国への融資寄付
   は半減させる。利子を付けて返してもらうのでない限り。

(7) 年金の基礎控除を減らそうとしているようだが、もっての外。
   年400万円以上の家庭に限定して控除を無くすべし。

(8) 相も変わらず所得税と健康保険代は高過ぎる。
   前年度の所得が基であるが、様々の生活費を必要経費にせずして
   何が日本国か、ばかもの!!

(9) リニア新幹線は余りにも環境破壊が大きすぎる。机上で推進する人
   机上で反対する人、様々であるが。机上の反対にこそ真実はある。
   いざ出来て維持するだけで大赤字となって、国民に皺寄せするのは
   目に見えている。殺人的電磁波、自然破壊、原発4.5基の電力食い。
   地下40メートルの疾走で、地上の住民やペットは不眠症・ノイローゼ
   胃腸障害・自律神経失調他でエライ目に会うのはあなたかもしれない。

(10) まだまだある
  


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2015年01月14日

音楽の出自

<音楽の出自> 詩 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ギ ギ ギ ギ ギ

 椅子を動かしたら音がする
 れっきとしたピアノの椅子だから
 ピアノに連動する哲学の音色

 中音の弦に
 摩擦と蜂蜜を与え
 少し熱し柔らかくなって
 ほのかに宇宙ハーブの
 香に包まれる
 生まれる前から知っていた
 あの星のそよ風
 地球のそよ風
 朝陽を待つ野鳥の瞳に
 見染められ
 森羅万象の源の
 きざしを得る

 既に音楽は
 完結しているのだが
 人間界に貢献するべく
 その時点でようやく
 鍵盤に触れる
   


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2015年01月14日

「野の花」51

<「野の花」51号> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 愛と平和と自由と平等
 
 何に重点を置くか

 自由と平等に重点を置いた者どもは
 愛と平和を忘れ
 正義の名のもとに殺戮を続ける

 平等を諦め
 愛と平和と自由を重点にする者どもは
 搾取を容認したまま
 現代の地球は
 これが一番好まれている

 愛と平和と自由と平等
 すべて完璧を求めるよりも
 平等だけ捨てて

     「平和のバトン」   三浦千賀子

<戦後70年間 平和の恩恵を享受しつずけて来た
 
 予期せぬ母との別れを堪えて 前へすすめたのも
 貧しい夜学生だったわたしが 真っすぐ教職の道に歩めたのも
 同じ働き学ぶ仲間だった
 夫と出会えたのも 校内暴力で荒れた中学校で 生徒たちに
 体当たりできたのも 言葉のない自閉症児との 回路を求めて
 試行錯誤できたのも 退職後、教え子に励まされ 本格的に
 詩作を始められたのも

 すべて平和という基盤があってのこと 私の人生は守られてきたのだ
 
 この基盤を これからの時代の人に 手渡せなくてどうしよう

 夢や理想の実現も 平和という安心の基盤があってこそ 貧しさや
 厳しい環境も ハンディも乗り越えられる

 あなたに必ず渡します 平和のバトン あなたが夢に向かって
 真っすぐ歩めるように>  


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2015年01月13日

銀河268

<銀河詩手帖268号> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

      「噴水のむこうに」   村野由樹詩篇

 蒸し暑い日 汗だくになったわたしは ベンチで涼しい風に吹かれていた
 ゆっくりと走る自転車を 追いかける男の子が立ち止まり 覗きこんで言う
 「どうしたの?」 空気が澄んでいて 夏より少し高い 晴れた秋空の下で
 わたしが 返事を考えていると 水が勢いよく上がった噴水のむこうがわに
 ケヤキやブナやクヌギがそびえ立つ森林へ続く 明るく白っぽい道が ます
 ます ますます 広がっている

  


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2015年01月13日

詩の教室(あ)

<詩の教室(あ)> 詩 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

   誤解

本当に見事に
誤解している

  一回や二回やない
  五回も?

    毎日百回千回万回
    誤解している

       自らを知るということ
       ギリシャのソクラテス以来ずっと

          自らを知れと
          東洋の瞑想や禅の意味を投げ打った
          格好いい恐妻家の哲学オジさん

             私とは何者?

               社会的に規定された者ではない

              私とは大自然・無限メビウス
             これ以上ない哀しみ背負って
            詩を書きピアノ即興する
             
  


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2015年01月12日

「EPP詩の教室」

<EARTHPOEMPROJECT-----詩の教室-----> 記 中尾彰秀    詩人・ピアニスト・ヒーラー

 2015年2月8日(日) 午後 2時~4時

 場所 和歌山市NPOボランティアサロン

 640 和歌山市本町2丁目一番地 フォルテワジマ6F
                      (旧丸正百貨店)
 電話 073-402-1213

 参加 資料代 500円 当日は筆記具だけ持参下さい

 主催 EARTHPOEMPROJECT  代表 中尾彰秀
          641-0041 和歌山市堀止南ノ丁3-19
          電話‣ファックス 073-422-7248

 世界一のブログ詩誌 詩・詩論・社会批評・音楽論
               音楽奏・哲学
      http://earthpoemproject.ikora.tv/

 主旨  やたらデジタル化され、一見便利になった現代文明は果たして本当に
      人間を豊かに出来るのだろうか。私はずっと以前からそれを危惧している。
      本来は楽しい、自分で考え作る詩は、難しさゆえ現代では㊙扱いすらされ
      ているが、光を当て本当に豊かな人間を育てたい。

      ある、ある、あるのだ。いくらでもある。決して、マスメディアに出ず、賞にも
      ならず、書店にも並ばず、とてつもなくすばらしい、その一詩であなたの人生
      が転換し、光にあふれだす、生きる力を得る詩が詩集が!!売れ線のノウハ
      ウ本ばかりで人間は実はあほになっている。ノウハウ本は正しいことを書いて
      いるが、自らの努力で見出さないと本物ではない。

      かくなる意念で、480回、40年以上続く「詩を朗読する詩人の会”風”」は、私は
      世話人代表であるが、残念ながら会場は常に大阪。和歌山の地に万人に開か
      れたそれ以上の会を作りたい。かねてから予定していたが、世界状況を見やる  
      と正に期は熟した感がする。

      その都度価値ある一冊の詩集を前もって選定し、それを教材に批評・朗読しま
      しょう。後半は自由な雑談・自作詩披露批評・普遍的アカデミズムな批評オー
      ケイ。しかし、どのジャンルでもアカデミズムは時代遅れの精神性に頼っている
      のでだめよーーん。

      出来る限り著者の許可を得る。著者の方に来ていただく必要はない。詩人自身
      が自らの詩を理解しているとは限らないから。著者を超えた領域にいつも到達さ
      せていただいております。この自信と実績がないと「詩の教室」はできまへんよ。
      資料は用意いたします。500円要。

      2015年2月8日(日)第1回の詩集は「明日の詩の目覚めに」 河本澄一詩集 
                                       竹林館 1500円+税
  


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2015年01月09日

嵐が丘より

<嵐が丘より> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(21)

 「嵐が丘より」 水崎野里子詩集 土曜美術社 2014年 定価2000円+税 A5版 98頁 21篇 

     著者はかつてモーツアルトの家の近くに滞在していたそうだが、
    やはり様々な、日本にいてはなかなか分からない情報が入手出
    来て、興味しんしんのことが記されている。フリーメイソンなどなど。

     音楽の天才は、大自然の息吹きを内に持ち、宇宙を観じる音楽を
    どんどんと演奏し記譜する。譜が天から降ってくる。

     私の場合は詩と音楽であるが、譜ではなく音楽そのものが降って
    来る。いくらでも降ってくる。だからそれを演奏して記録し作品にして
    いる。文句も言われぬ証拠として。しかし、譜面が降るのは、それを
    見て他人が演奏できるからいい金儲けになる。それは結構なこと。
    大自然イコール詩・音楽。

     「笛の音」

   <笛の音が聞こえる 横笛を吹きながら 昔ながらの少年がゆく
 
    どこへ行くのか? 昔どおりの三日月が 天に昇る 甲府の里に

    氷のような澄んだ川が流れる 雪の富士の山から澄んだ水は落ちる
    笛の音は 富士の雪水のように澄む 流れに乗って 笛の音は響き
    渡る

    武田の里にやがて春が来る 破れた戦の記憶は梅花に消え 閉ざさ
    れたもののふの野望は 少年の笛が 天に舞い上げる>  


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2015年01月04日

元旦のめっけもの

 元旦の新聞折り込み広告
 余りもの多さ
 余りものくだらなさ

 不要なものを
 少しでも売り込もうと
 やたら美人モデルを使って
 ふとした風のそよぎに顕現する
 そのみだらな広告の後姿

 世の中の不景気と
 悪政を物語る世相

 しかし発見したのだ
 はつらつとした可愛い山羊の絵を

 これだけで
 めっけもの

   


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2015年01月04日

欲の福袋

<欲の福袋> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 福袋の中には
 何が入っている
 おお何が
 福は一切れも入っていない
 欲がいっぱい詰まっている
 手に入れると
 もっと欲しくなって
 切りがない
 却って不幸になる欲だ

 福が欲しければ
 接する人に
 最善の良心を
 あげましょう
 誰にでも
 笑顔で応対しましょう
 こんな恰好で
 こんな地位だから
 この程度だと
 人を見切らないこと
 あらゆる人に
 あらゆる可能性はあるから
 世の邪の流れは
 ちゃんと批判しよう
 高次元の光を
 きっちり示し生きましょう

 さすれば
 どんどん福が
 やってくる
  


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2015年01月04日

因果関係X

<因果関係X> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 円高で日本円の価値が下がり
 株が上がる
 それはどんな因果関係があるのだろう

 日本円の価値が下がるのは
 日本という国の
 政治と国民性の
 国際レベルの低下を意味する
 株が上がるのは
 円安によって
 より儲けの膨らむ一部の企業のお話

 両者別腹

 そしてさらに大切なことは
 別腹の奥で
 いかに税金の無駄使いをしているかだ

 創造性ある
 ごく一部の日本人は
 何れにも拘わらず
 大自然を内に抱き
 生きている









  


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2015年01月03日

巨大地震遭遇記

<巨大地震遭遇記> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 武藤ゆかり詩集「虫の声」の超長編詩
 「巨大地震遭遇記」は如実にその体験が描かれている。
 

 あまりにも長いので引用すらできない。
 未曾有の国難を気にせず経済走りする
 日本の低能政治
 低能政治家を選ぶ
 お人良し国民よ
 でもお人良しは当たらない
 他を犠牲にしても自分が良ければの
 虫けらの心か
 いやいや
 虫たちはもっと純粋だ
 聞け、「虫の声」を  


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2015年01月03日

武藤ゆかり詩集

<武藤ゆかり詩集> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(20)

 「虫の声」 武藤ゆかり詩集 南天工房 2014年 3500円+税 430頁 

      深められた本物の意識が、日々の上っ面の自意識の狭間に
      出現することがある。これは、これこそ詩だ。いかなる災害に
      出くわそうとも変わらぬもの。

      「ひとつのものに」

      <家族とも友達とも 自然に抱きしめ合える文化がある そういう文化を
       知っても 会った時も別れる時も いくら親しくても 抱き合うことなんか
       できない 手を握り締めたり ましてや顔に触ったりもできない ただ離
       れた所から ある時は笑顔で こんにちはやお帰りや ある時は泣き顔 
       で さようならやありがとうを 私たちは小声で言うだけだ でも私たちは
       みんなでひとつのものだから 一人の魂が震えると みんなの魂も震え
       る 抱き締め会ってぐるぐる回転したみたいに もう一度ひとつのものに
       なる>

       この詩が東北大震災に被災した後か、その先かは問題でない。
       普遍的な魂の共鳴を日常に持つ事が大事である。しかし、この
       詩集を編集したのは震災後であることに違いはなく、意識の深   
       まりと認識の大切さにさらに気付いたのだろうか。  


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2015年01月03日

人の話を聞く

<人の話を聞く> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 偉い人で馬鹿な人は
 人の話を聞かない
 自分の専門に凝り固まる
 アカデミズム

 馬鹿で馬鹿な人は
 人の話を聞いても
 理解できない

 偉い人で本当に偉い人は
 常に人の話を聞く
 だから専門の応用を身につけ
 ジャンルを超える
 LEDでノーベル賞をもらっても
 本人は机とか居間にLED電燈は
 決して付けない
 電磁波が強過ぎ有害だと
 熟知しているのだ
 ちなみに
 滋賀の県庁か市庁か知らないが
 まとめてLED机上スタンド使用するも
 目に最悪であると判明し
 まとめて処分したらしい
 何故公表しないのか
 不思議である

 当初無農薬野菜は
 医者ばかりが隠れて利用していたが
 時代は進んでも
 人間の根性は変わらない
   


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2015年01月01日

村上詩通信149

<村上詩通信149> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(19)

 携帯で写したのか4枚の写真と1篇の詩。A版1枚。非売品。村上久雄著。

 「十月 紅葉を眺めに 信州に来た。 すでに広葉樹は葉を落とし だめかと思われたが
 カラマツの黄葉が残っていた。 美ヶ原も車山も富士見高原も カラマツ一色であった。 
 でも美しかった。高原を走り抜けたので 眺望は雲が多く 北アルプスの山々は ほとんど
 見えなかったとは言え 良しとしよう。・・・・・・・・・・・・
 登った山に まだ登っていない山。 みんな 友のようだ。」 (「山と黄葉」)

      魂の響きは空気の香りとして
      伝わる。かつて私はインドから
      帰ってきた時、日本人は皆友
      と思えたが、同じ感慨であろうか。
 
  


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