2015年05月31日

死を急ぐ

<死を急ぐ> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 親戚のおじさんは
 母のお通夜で
 酒を浴びるように飲んでいた
 末期なので
 好きなことをするのだという
 
 それほどまでに酒が好きなら
 いたしかたないのだろうか
 却ってマヒして 
 痛み止めにでもなっているのかも

 人間は確かに
 好きなことをすれば良い
 次に親戚に召集がかかるなら
 彼の式だろう

 何が好きか
 価値を決めるのは
 自分自身
 サルトルがそう言っている

 人間が生きる上での源を
 好きになるべし
 などと言ったら
 余計な御世話
 でも感情でなく
 それが波動の法則

 源を忘れ果てた現代人である



Posted by nakao at 16:32│Comments(0)
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