2011年06月22日

ムニムニパー

<ムニムニパー> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 あるあるのである
 言葉超えた魂の発語

 ムニムニパー

 時として
 暗号のようなものが
 魂の奥域の
 宇宙一体の地平に
 見事に重なる

 それは
 とてつもないところからやって来たり
 今この一点
 あるとないの狭間から浮上したり
 何れにせよ
 誌詩のレベル超え
 かくも普遍の地平で
 詩は書くべし

        「ムニムニパー」

<虚空以前の虚空が 風以前の風となり 途方もないところから
 今ここにやって来た 

 振り向きざま ふいに美味となる 大気があって
 やあこんにちはごぶさたちゃん たまさかに私は私以前の森羅万象となって

 626280 ムニムニパー

 目を閉じピアノの鍵盤押さえる 不可思議の旋律をやたらヒーリングと
 言わんといてーな 言葉忘れ詩の発語発する
 ちょっと古いがシュールもリアリズムの内だよーんヨンさま
 あるとないの狭間いともたやすく通過し
 存在の謎解き明かした歓喜尽きることなく
 そのうえ今 屁でもこいて 寄り集まった無数の

 あのここのこそのこあちらのこえもしれぬこどこにもあるこ
 ちみもうりょうかみのこかめのこざしきわらしえんぜるのこ

 皆に笑われたら言うことなし>

 初出 新怪魚112号(2009年)
 掲載詩集 中尾彰秀第20詩集「静かな背ビレ」 森羅通信の会出版
        2010年 27篇 A5版 82ページ 定価1500円

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1500円
                                 +送料200円  


Posted by nakao at 18:21Comments(0)芸術