2012年03月30日

藤谷恵一郎の詩

<藤谷恵一郎の詩> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

     「絵本」       詩誌「叢生」第179号

<水溜まりがあると 妹はしゃがみこんで 水溜まりに映る空と自分を見ていた

 しばらくその時間を許した後 絵本の最後のページを閉じるように 私は小石を
 そっと 水溜まりに落とす

 妹は水面から飛び立つものを追うように 立ち上がる 私は妹を抱きとめ 
 手をつないで歩き出す 飛び立ったものの羽風をどこかに感じながら・・・・・>

       正に絵に描いたような詩。しかし、不思議な
       元初のような世界そのものの泡立ちがある。
       哀愁と言っても良い。つい見落としてしまいが
       ちな切り立ちはどんなものにもある。天才詩人
       はそれを見逃さない。

  


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2012年03月29日

ドクター・ビレッジの四季

<ドクター・ビレッジの四季> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(50)

 「ドクター.ビレッジの四季」 風聾庵 発行者 千木貢・望月綾乃 2008年 1500円

       「空気」   高丸もと子

<いっぴきのアリが いっぴきの死んだアリを ひきずって
 ちょうどわたしの顔のまん前に さしかかったとき
 わたしは昼寝から覚めたのです
 何か声がしたようで>

       「朝つゆ」   高丸もと子

<草のすみっこで 揺れながら光っている あそこにも ここにも
 
 夕べまたたいていた 星くずが こんなところにも おりてきていたんだね
 
 そうだよ ここも星 風がよびにきたよ なでられるごとに 小さな雫は
 もっともっと小さくなり 

 消えていくことは なくなることではないんだ もとに もどるということ
 そっと だれにも気をつかわせないで>

       詩とは哲学であり宗教であり
       何とこんな簡単な言葉で
       色即是空 空即是色
       死するとは
       内なる宇宙が外なる宇宙になること
       自己中心の感情で
       意識を意識する実存で
       人間はやたら孤独を深めたが
       真実は宇宙一体にあり

       何れも「ドクター・ビレッジ」と言う
       富士山麓の別荘地で
       書いた詩でありましょう  


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2012年03月29日

電磁波問題(4)

<電磁波問題(4)> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 一年以上空いている空室貸部屋にも
 中には理想的な物件があるかもしれない
 しかし大概は
 色々な問題を抱えている

 見た目が余りにも幽霊屋敷
 余りにも狭すぎる室内
 外見は美しくとも中はカビだらけ
 住宅地の奥地過ぎてうっとおしい
 Dkが学生下宿レベル
 高級住宅地にあるので
 実質より随分高い家賃
 共益費は込みだが
 屋上に携帯基地局がある
 あるいは隣近所のビルに
 隣近所に〇暴や〇危あるいは変電所
 
 してやったりの部屋があって
 いざ現地に赴くと
 窓の二メートル前に電柱の交流機(器)
 ぬかよろこびであった事に気付く
 関電によれば1.2メートル離れておれば
 認可されるとのこと
 なめんなよ!!
 せめて5メートルは欲しい
 大豪邸ならば
 外壁にひっついても良い
 暮らす場は何十メートルも奥だから
 ごめんこれは間違い
 低周波は壁を貫く

 電磁波問題に限ったことではない
 これは危険なものだという認識を
 万人が持つようになれば
 注意喚起されて
 国も企業も動き出す
 原発も爆発前に
 もっと注意するべきだったと
 反省しきり  


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2012年03月24日

電磁波問題(3)

<電磁波問題(3)> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 偏見と先入観と一般論への埋没は
 各人の自由だが
 それによって生き方も世界観も
 変わってくることを
 肝に銘じておかねばならない

 今や常識となったハンドヒーリング
 掌の人差し指と薬指の間の
 ろうきゅうという一点より
 エネルギーが出ているのだが
 とあるイベントで
 このまずいコーヒー
 もう少し美味にしてあげようかと申し出ると
 結構ですと断る詩人(友人)がいた
 得てして詩人なるものは
 言葉と既成情緒に縛られ
 枠を超えた創造的発展性に欠けている

 つくずく思うのは
 良い意味での情報やネットワークの
 必要性である
 さて(3)の本題はこれから
 電磁波問題の相談や資料は下記へ

 「がうす通信」 電話 042-565-7478 FAX 042-564-8664
           Eメール tez7@nifty.com
           ホームページ http://www.gsn.jp/
 「ニュースレター」 電磁波環境関西の会 電話 EAX 0742-41-6980
 「九州/中継塔裁判ニュース」 電話 FAX 096-388-1765
            http://www.geocities.jp/ asyu.net/
            メール miyasyu38bb@ybb.ne.jp  


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2012年03月22日

電磁波問題(2)

<電磁波問題(2)> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 田舎ならいざ知らず
 これでもかとばかり
 携帯電話の基地局は
 街の中至るところにある

 電波を受けて送る役目
 正に基地だ
 これがないと
 携帯電話は使用不能になる

 本来は生活空間から離れて
 丘や山の上に建てられて
 しかるべきものなのだ
 国の規制は欧米諸国を参考にせず
 ほとんど害のないものとして
 野放し状態

 マンションの屋上に堂々と
 タコ足のごとく
 グランドの横に風を切りながら
 かつては野原でも
 今は住宅の勢ぞろいするところに
 
 その土地のオーナーは
 たぶんきっと場所提供代金を
 かなり貰っている
 マンションなど
 共益費タダでいいなと思ってたら
 ちゃんと採算合している

 さて問題は
 そこの住民はおろか
 200メートル近辺の住民に
 健康被害が続出していることなのだ
 病名は個人によって違うが
 ありとあらゆる治りにくい病気だ
 完璧に健康な人は影響がない
 弱いところがあったり
 免疫力が落ちると食いつかれるように
 病を誘発される
 医者に相談しても原因不明
 最近は電磁波過敏症というものが
 やっと認められてきたが
 そこらへんの藪医者は知りもしない
 電磁波に被爆され続けていると
 完璧に健康な人も
 だんだん弱ってきてついには
 過敏症になって何らかの病に
 さて続きは(3)へ
   


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2012年03月22日

億の詐欺

<億の詐欺> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 現代では一億円を超す詐欺は
 実刑となるらしいが
 それは殺人に匹敵すると考えられる

 江戸時代
 風が吹いたら桶屋が儲かる
 なんて川柳みたいなのが流行ったそうだが
 風が吹いて
 埃が目に入り
 失明して怪我して死ぬ
 死んだら棺桶に入れられ
 桶屋の繁盛

 余りにも大きな詐欺は
 人間の生死はおろか
 お国の存亡にも関わる
 ただでさえ潰れかけているのに
 やはり殺人に匹敵する
 一億円を超す詐欺事件
 多過ぎるのでありますよ  


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2012年03月21日

和大卒業記念ライブ

<和大卒業記念ライブ> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 つい先日
 和歌山大学の音楽科の生徒による
 卒業記念ライブがあった
 場所はゆかしき和歌浦は片男波の
 アート・キューブにて
 ピアノはチェコ製ペトロフグランド
 最後の二曲だけだが
 私はたまたまその録音を
 ラジオで聞いた
 
 感心したのである
 ショパンに
 良くもそれだけ即興で
 現代音楽風に自由奔放に
 弾いたものだと
 私に似ている!!
 エライ!!

 過去の巨匠を
 自分に似ていると褒める人間は
 古今東西広しと言えど
 私しかいないであろう!!

 確かに私の
 即興ピアノ奏に似ている
 さらに奥深い哀愁が入れば

 そもそもショパンも他のクラシックには
 興味はござりません
 本人が奏じてはいないから

 とまあこれだけのことを言うからには
 論より証拠
 水戸黄門の印籠
 20あるうちから二つ選びましょうね

 「Shall We Dance in The Moon」
    中尾彰秀第11ピアノCD
    全70分 13曲 全曲ソロ 
    森羅通信の会出版 定価1000円
 曲名 「無我無心」 「真昼の情事」 「心のはたけ」 「イン マイ ダンス」
     「京は今日雨だった」 「月の雫をワイングラスで飲めば」 「Shall we
     dance in the moon」 他
 使用ピアノ スタインウエイグランド他

    「ROAD OF ANGEL」
    中尾彰秀第16ピアノCD
    全68分 13曲 ソロ 詩朗読とのセッション
    森羅通信の会出版 定価1000円
 曲名 「ROAD OF ANGEL」 「地 水 火 風」 「護摩山の霊光」
     「一瞬の間」 「星のことば」 「HEALING」 他
 使用ピアノ デイアパソングランド他

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
              定価各1000円 送料無料サービス

   


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2012年03月20日

電磁波問題(1)

<電磁波問題(1)> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 服を着る時
 摩擦で生じる電気も
 電磁波かいな?
 放射能と同じく
 目に見えない電磁波は
 中々説明しにくい

 波動エネルギーも気功パワーも
 宇宙からの波も太陽光も
 全て電磁波である
 ただ問題である電磁波は
 人口の有害なもの
 本来ないものなのだ

 地方の書店では
 電磁波の本と言えば
 電波大学の入試の為の本が
 居風堂々と並んでいるが
 それとは違って
 人間が生きていく為の
 参考になる本を読みながら
 私の体験を重ねて
 取りあえず(1)から

 「電磁波」 天笠啓祐(文) 勝又 進(絵) 現代書館 1997年
                  A5版 176ページ 1500円+税

 我々が最も気をつけねばならないのは
 携帯電話とその為の基地局
 
 何れも強烈に有害電磁波は出ているので
 必要以外は電源を切っておくこと
 仕事などでやむなく手離せなければ
 ズボンポケットや胸ポケットに入れず
 カバンにぶら下げること
 性能が良ければ喜ばれるが
 逆にそれは危険電磁波がキツイということ
 宇宙衛星で場所の分かるものなど
 余程のきつい電波を覚悟せねばならない

 ぼくちゃん大丈夫と言っていた青年も
 中年になって免疫力が落ちたらしく
 鬱病で長期休暇だ
 どんな病になるか個人差があって
 断定出来ないので
 証拠にはならない
 しかし断定できなくとも
 危険性があれば排除することが
 賢明な行為である。
 
   


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2012年03月20日

脱獄たんぽぽ

<脱獄たんぽぽ> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 まことにこの世界は
 物質と感情に留まるものではない
 今ここにこうしており
 生きていることにすら
 実に多くの目に見えぬ事が
 関わっている

 古人はそれをこう言う
 生かされている-----------神秘的な力によって
 お陰様で--------------------人間や諸関係によって

 そこに存在の真実があるのだ
 その見えぬことを一切無視し
 自己中心の感情と
 身近な知り合い関係だけで
 書きあげられた小説

 「脱獄たんぽぽ」 吉田薫著 竹林館 2012年 
          1000円+税 B6版 256ページ

 この小説の目的は
 投獄されたものの
 終戦時のすさんだ社会の中に生きた
 ごく普通の一人の青年の
 生き様を描くことにある。
 監獄内の暮らしはリアルに
 良く描写されている。
 これも時代の反映の一つだ。
 これも時代への批評の一つだ。
 物質と感情に支配された人間。

 私の願いは
 誰しもが持っている
 社会も歴史も超えた
 内なる神聖な魂に
 どうか気付いて欲しい
 ということだ。  


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2012年03月17日

薔薇の宇宙(5)

<薔薇の宇宙(5)> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 薔薇ってこんな難しい漢字
 微妙さが何回でも来る草?
 やはり薔薇自身が
 無限の内なる宇宙を
 持っているのであります

 魂に共鳴し上昇させるもの
 旋律も詩も
 本当にあるのだ
 星の数ほど
 私は単なるコンデンサー

 もう既に
 人の曲を上手に奏じてナンボの
 時代ではアーりません
 よくよく考えてみましょう
 一年前の自分は今の自分と違う
 一時間前の自分は今の自分と違う
 五分前の自分は今の自分と違う
 その都度自分は自分で自分を作っているのです
 もちろんその際には様々の御助けがありますが
 生きるとはそういうことなのです
 だから奏じるごとに違うのです
 これまでのものを真似る必要はない
 命を真似ることはできないから

 新アルバムを作るごとに
 癒しの哀愁はさらにさらに深まりつつ
 新しい発見と創造的冒険に充ちている

 60数分 13曲 落語一つあり
 ジャケットには詩一篇「シンプルの深さ」

 中尾彰秀第20ピアノCD「薔薇の宇宙」
     好評発売中!!

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
              定価1000円+送料サービス

   


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2012年03月16日

地球書斎

<地球書斎> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 本物の詩人や作家になりたかったら
 書斎を持つなと言いたい

 はたせるかな
 我が詩作品に
 食卓兼机
 てな表現がある
 言葉だけで判ずると
 狭い家で
 食事も勉強も執筆も
 昔の苦学生よろしく
 一つの机でこなしているようである

 しかし全く違う
 退職後所得はとんとないので
 えらいことだが
 我が家は固定資産税の痛い
 ほんのちょっと邸宅
 しかし言葉や本にへつらうがごとき書斎は
 あったが消えてしまった
 資料倉庫はあっても
 書斎はそもそも不要なのだ

 日々の暮らしから詩語は
 滲み出るし
 旋律は鍵盤に触れるやいなや
 天降って来るから

 書斎を聖なる場にしてはいけない
 想像力の天才なんて
 世の中吐いて捨てるほどいるよ
 教科書は森羅万象
 自らの内に見出す大自然
 宇宙一体の地球書斎なのである
   


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2012年03月14日

チエルノブイリハート

<チェルノブイリハート> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー
  
 国の横暴でテレビが地デジとなってから
 とんとテレビもテレビ映画も観ていない
 日々の暮らしが
 美しく感動的なので
 わざわざ観る必要がないのだ
 しかしこの映画は
 我々人間は観ておかねばならない

 「チェルノブイリハート」 アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞受賞
                監督・プロデューサー マリアン・テレオ

 やはり物を言うのは、比較して立証するサイエンスでなく現実である。
 原発事故から26年経て、なお放射能害の残るチエルノブイリ近郊。
 特に事故時子供であった場合、顕著にその影響が出ている。
 放射能のせいだとする証拠は?
 放射能のせいだとする証明は?
 絶対的証拠がなくとも道理的な根拠がある
 世界の首相よ大統領よ議員よ自国民よ他国民よ

 我々がきっちりと持っておかねばならないことは
 経済でなく良心に基ずいた人類の生き方である。

 あり得ないような奇形・がんその他の難病が
 その方たちの残された生命を通して
 人類よ本当の魂の愛と平和に
 一刻も早く目覚めよと
 訴えている。

 自然を忘れた経済中心の誤り

 物質に支配された自由競争の誤り

 国民の平和を忘れた政治の誤り

 誤りは早く直さねばならない
 これ以上続くと、さらに地球が怒る!!
  


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2012年03月14日

安全の意味

<安全の意味> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 安全とは
 本来危険であるが
 管理しておれば
 大丈夫という意味
 いざ管理がおろそかになると
 危険が一杯という意味

 たかだか安全とは
 そういうこと
 安全とはすなわち
 危険なのだ

 ましてや
 管理責任者が
 管理の仕方を知らない
 想定外の大津波で
 あほドジにも
 海のきわ地下に保管した
 発電機全滅で冷却できません
 あいや爆発!!
 逃げ口上はプロ
 それは美点か

 さてさて
 原爆と同じ類のものを
 安全だと
 至上最大のペテンにかけた
 アカデミー賞レベルの演技
 メダルは誰の手に  


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2012年03月13日

世界へ進出

<世界へ進出> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「EARTHPOEMPROJECT(12)」 2012年6月2日(土) 午後1時~2時

 「EARTHPOEMPROJECT(13)」 2012年7月7日(土) 午後1時~2時

 場所  「フォルテワジマ4F」  和歌山市本町(丸正百貨店の後、ぶらくり丁入口)
                     南海市駅より東南へ徒歩10分
                     ℡ 0734881900

 我々にとって「新大阪ベ―ゼンドルファーサロン」で慣れ親しんだ世界の名ピアノ
 ベーゼンドルファーを使用。USTREAM(ユーストリーム)で世界同時インターネット
 放映。ピアノ奏を前面にしますが、ギター・ハープ・歌・詩朗読などセッション多彩。
 いつものイベントと同じですが、当方ではその場で2本CDを製作。出演者は当方で
 決定いたしております。EPP.いよいよ世界へ!!世界の和歌山、世界の関西!!

 入場 無料  一般の方が自由に立ち寄れる場所です。

 文化芸術が盛んであるのは
 その国の国民が
 創意と工夫を持って
 生きていることの証
 なお
 詩+音楽となれば
 さらにオリジナリティが高く
 面白さも創造性も
 飛びっきりなのだ。

 EARTHPOEMPROJECT代表 
 中尾彰秀  ℡ FAX 0734227248
   


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2012年03月13日

ゲンパツゲンバク

<ゲンパツゲンバク> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ゲンパツゲンパツゲンパツゲンパツ
 ゲンパツゲンパツゲンバクゲンバク

 さあ
 みなさん
 やってみましょう
 早口言葉
 はい
 七つ目で
 原発は原爆になりました

 両者同じ法則で出来ているので
 そうなるのは
 遅いか早いかの違いです

 信じる者は救われる
 どこかの宗教
 原発を平和の産物だと
 もう誰も信じません
 もともと戦争の産物だから

 でも唯一信じられるのは
 原発も原爆もない
 これからの地球の平和  


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2012年03月12日

ワニが逃げて

<ワニが逃げて> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

    「ワニ」

<ワニが逃げて 大あばれしている 和歌浦はアートキューブ 2003年11月29日
 全世界に広がったニュース どうやら 堅固なオリを いともたやすく破って 秋の
 最中 散歩がてら 出て来たらしい 文化人を総動員して 捜索した結果 飼主は
 中尾彰秀氏と判明 公衆の面前 彼は謝りもせず 威風堂々 宇宙一体やら平和
 やら魂の愛やら ヒーリングなどと 言うてくさる いや何 世界エイズキャンペーン
 のコンサートで チエコ製グランドピアノに ワニラなる ワニのぬいぐるみ座らせ
 即興演奏しただけのこと 曲名「レディナダ」「ハンズオブライト」 音楽界は 習いも
 せぬ気違い いやその巨匠振りに 音大つぶしやなと 苦虫つぶし 詩界は 詩を
 譜に あっぱれ三四朗と 鼻高だか ワニは ワニワニ腹減らし 帰宅を急かす>

  中尾彰秀詩集
  「ダイダラボッチ散歩クラブ」より  2004年 竹林館 定価2000円+税
                          B6版 30篇 94ページ

  このときの演奏 「レディナダ」「ハンズオブライト」の二曲目は、完全に目を
  閉じた座頭市奏法あるいは瞑想的な一曲。中尾彰秀詩集「龍の風」(竹林館
  定価3000円+税)に付属する60分13曲ピアノCD「南方熊楠へのオマージュ」
  に二曲とも収録されている。
  かれこれもう9年経っている。その後、詩朗読とのセッションやソロを随分やって
  来た。凄みはやはりインプロヴィゼイションである。何が出でるか本人にも解ら
  ない怖さ楽しさ新鮮さそして世界唯一の創造性。なお波動癒しエネルギーの
  膨大な爆発と。
  

  購入は、何れの詩集も「竹林館」もしくは当方の「森羅通信の会」へ

  郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料無料  


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2012年03月12日

原爆ドーム

<原爆ドーム> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 みんなの人生を至福にする百の詩集(49)

 「花鎮め歌」  結城文詩集 コールサック社 2012年 A5版 184頁 43篇
                            2000円+税

          「世界で一番」

<原爆ドームの鉄骨のあいだから 雲母のように降ってくる二月の光
 世界で一番かなしい光だ

 原爆ドームの鉄骨のあいだに透いて 見える真青の空
 世界で一番かなしい青だ

 原爆ドームの壁に降る雨 崩れのこった壁にしみこまないよう
 補強された煉瓦を濡らす 世界で一番かなしい雨だ

 青鷺が飛んできてドームにとまっている かの日四千度の熱で
 焼かれた青鷺の 十代のちの末裔 
 世界で一番かなしい鳥だ>

      詩の凄味とは
      説明のなさ
      抒情であろうとなかろうと
      波動であろうとなかろうと
      リアリズムであろうとなかろうと
      シュールであろうとなかろうと
      何がどうのこうので
      うれしい悲しいは
      詩でなく説明

      そのきわどい一点に
      詩人は言葉を立てる  


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2012年03月11日

インドを訪れて

<インドを訪れて> 記 名古きよえ          詩人・画家

 今年二十四年二月一日から八日までインドを訪問した。日本詩人クラブで
日印交流六十年とタゴール生誕百五十年記念でインドの詩人と交流するの
が主な目的だった。委員長中村不二夫氏、事務局長谷口ちかえさんを始め
委員の方々のお陰で、参加者の作品集アンソロジーを携えて行った。参加
者は三十四名だた。
 インドの気候は朝晩は冷え、昼は温度が二十七度位にもなった。
 二月三日、国際日本センターでセレモニーに続き基調講演で日本側から
「小川英晴、痲生直子、」交流会では「中原道夫、原田道子、尾世川正明、
名古きよえ、」が詩の朗読、石野茂子がご詠歌を、インド詩人の講演、詩劇で
新川和江の「わたしを束ねないで」「タゴール詩」が演じられ盛会で、若いインド
詩人も多かった。
 二月四日はコルカタへ行き、サヒティヤ・アカデミー図書館を見学、インド国立
文学館のホールで両国詩人十六名の朗読会があった。
 堂々たる詩人の穏やかな表情に心がなごみ詩のリズムに感じるものがあった。
やはり詩は声を得て他者に伝わると。
 後で日本人全員で日本の歌「上を向いて歩こう」等を歌い、日本へ留学してい
たと言う女性に話しかけられ、少し英語で話ができた。
 バスで五時間の移動となると途中に休憩があり広々とした田圃を眺めた。日本
でかつて家族や村人たちと協力して田植えをしたあのままが見られて、牛も頑張
って田を金助いていたし、苗代で苗を束ねている女たちの姿も見た。畑には青々
とした葉っぱが育てられていたが車窓からでは見分けがつかず、小さな家は大樹
の下で大地にへばりつくように見えた。
 五日目に訪れたマザーテレサの家は民家の一角、路地の奥にあった。静けさと
祈りが漂っていて、広間には大理石でお棺の形をしたモニュメントがあって、私たち
はそこで各自静かな時を過ごした。彼女は自らを幸せにした賢明で忍耐強い人だと
思った。その後シャンデリケタンの国際タゴール大学日本学院へ着いたのは夕方だ
った。学生たちが日本語で一人一人自己紹介をしてくれて和やかな出会いで、中村
氏が校長にお礼と贈り物をされ、日本詩人は一人一人小さな生花[ブーケ]を戴いた。
 雨が降らず乾いたインドの風も、夜になると湿気で、土や樹木の香りがする。最近
になって、秋野不炬の絵が好きになり、彼女の描いた女性の美しさや赤い土を見たい
と思った。インド門を見学したとき、少しゆとりの時間があったので散策して赤い土を
踏みしめ、これがあの色だと写真に収めた。きめの細かいさらっとした土だった。高く
大きなインド門は小麦粉色をしている。この石には第一次世界大戦争で亡くなった兵士
(約八万五千人)の名が刻まれている。
 旅の終わりにコルカタのラビンドラ岡倉会館を訪れた。ホールで一時間もタゴールダ
ンスを鑑賞し、若い男女のすばらしい表現に感動した。次に階上のホールで両国の朗読
が行われ、ベンガル語かヒンズー語か分からないが詩からは言語が持つリズムの快感や
共感が伝わり、日本の石川啄木や俳句の影響も少しはあるように思った。四回も朗読会
が持たれ、参加者すべて緊張した朗読の経験が出来た。
 観光ではタージマハル、私は二十四年前に数名でインドを訪れた時と変わらず白く高く
美しいと思った。タゴール国際大学散策、記念館、博物館の真っ白な建物にも驚いた。タ
ゴールは日本へ四回とも六回とも言われるほど来ている。庭には池があり花や木々が豊
かに植えられていた。生家はお城のように大きく彼の絵も展示されていた。生まれた部屋、
亡くなった部屋も見学した。彼は舞踊を見るのが大好きだった。
 オールドデリでは二人乗りの力車に乗ったが人や車が混雑する中、スリル満点で、インド
の熱気を感じた。ニューデリーは二十四年前に見た牛や鶏の姿は無く、車とバイク等の混雑
、しかし夜十二時になると人や犬の吠える声もぴたりと途絶えて静寂に包まれた。

                     この文章は、名古きよえ氏の寄稿です。



   


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2012年03月09日

手と手、祈り

<手と手、祈り> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 風と
 光と
 呼吸
 の
 飛び交う詩集
 身体と心を透り抜けて
 ひたすらに
 笑いながら
 ひたすらに
 泣きながら

        「Joindre」

<結びあわせること。別々だったものを。運
 河が海と海を結ぶように。星と星とを結ん
 で星座を作るように。そこに関係が生まれ
 る。海と海はお互いを知る。星と星は新し
 い絆で結ばれる。その時初めて海は自分に
 ついて知るだろう。星は星の美しさに気ず
 くだろう。ジョワンドル、祈りのために結び
 合わされる手と手。>
             左子真由美詩集 「愛の動詞」
             竹林館 1500円+税 2010年  


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2012年03月09日

カラスの時間

<カラスの時間> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

    「カラスの時間」

<カラスはふかい淵に棲み 時間を自由に 出入りする

 電信柱は中継点 ときには哲学者のかおで -----神は死んだ
 などといい まひるの空をかけのぼる

 つぎはぎだらけの マントをまとい 時間のギアをいれかえて
 千度の熱をあびにゆく 

 だから あんなに黒いんだ>

        上記 吉田享子詩集 「おしゃべりな星」より
        下記 中尾彰秀のごたく詩

      ちなみに人間は
      自分の時間を生きているのか
      あくせくと金儲けのために働いて
      時間泥棒されている人間
      情報はインターネットで
      何でもあると思い込んで
      大穴(片手落ち)を知りもしない
      人間様には
      一日を24時間と
      決めてしまった大罪がある
      実は25時間に近いのに
      2012年は4年に一度のうるう年
      2月29日があって
      失敗をごまかして許しを請い
      みんなでうるおううるう年

      カラスが神様になる年

       

        


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