2014年09月16日

神聖な日常

<神聖な日常> 詩 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 日常が神聖でないという
 思い込みが
 あなたの人生を 
 神聖さから
 遠ざけている
 思い込みを無くすこと
 思い込みを無くして
 古代より変わらぬ
 日の出の
 聞こえぬ音を聴く

 充満する静けさを
 呼吸する
 呼吸の奥にある
 私自身の静けさ
 色だけでもある波調音
 それが漢字
 日の立つ音の意味
 日立電気のまわし者ではありませんが
 日の丸の国旗には賛成  


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2014年02月13日

悦楽の釘

<悦楽の釘> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

    -------中尾彰秀詩音講座(23)-------

 詩=音楽
 音楽=詩

 もともと一つのものであった
 詩と音楽
 腐敗するアカデミズムが分けてしまい
 人間の勝手な好き嫌いが分けた
 しかし一つのものである
 今も

 ここで文句を言う気はさらさらない
 知っているよと
 巻き寿司のごとく知ったかぶりする人に
 至高の悦楽の釘を刺すだけだ

 1000冊の詩集を読んでも
 1000枚のアルバムを聴いても
 いまだあなたは何も知らない
 モーツアルトベートーベンバッハ
 マイルスデイビスジョンコルトレーン
 ビートルズローリングストーンズを
 1000回聴いても
 いまだあなたは何も知らない馬鹿だ

 今ここで
 新たな詩・音楽
 世界の心・魂を変革するべく
 創造している現物を
 知らない限り

 {近くの証明イベント}

 「EARTHPOEMPROJECT第21回」in「TOYBOX」
 2014年3月9日(日) 午後2~4時すぎ 電話 0734233139
 入場1500円コーヒー付き ヤマハグランドピアノあり 定員30名
 
 愛と平和の魂を世界中に広げ深める為の、詩と音楽を中心に
 したジャンルを超えた活動。何を何と言おうと宇宙エネルギー
 に生かされ生きている我々。その感謝の意念を指し示すお祭り。
 大感謝祭!!当日は、中尾彰秀による奇跡の天降りのピアノ
 インプロヴィゼイションのみならず、多くの詩人達の朗読や美しい
 歌やギター奏やひょっとしたら和歌山で最も感動的なショパン演
 奏を聴くことができる。なお、時間の許す限り飛び入り出演がオー
 ケイ!!ユーストリーム世界同時放映なので、著作権を犯さない
 ようにしていただきますよ。

 出演 武西良和 中川たつ子 中尾彰秀 吉村郁美 岡崎能也 
     水沢碧 岡崎葉

 EPP主催  中尾彰秀  詩人・ピアニスト・ヒーラー
                641-0041 和歌山市堀止南ノ丁3-19
                電話ファックス 0734227248

 {現物証明物件} 詩集 中尾彰秀第21詩集 「月の雫をワイングラスで飲めば」 
                             竹林館 定価2000円
            ピアノアルバム 中尾彰秀第25ピアノCD 「ポエムタイムトラベル」
                                森羅通信の会出版 定価1000円
 (購入法) 何れも 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし
        大好評につき送料はサービスとさせていただいています。定価のみでOk!!
                
 

 

 
 

   


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2014年01月14日

相似象

<相似象> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界唯一無二
 今ここで天降る
 詩人の奏でる
 この世で最も純粋な
 魂の旋律

 五年前の
 自らのイベント
 パンフをしげしげ眺める
 いや何
 裏白利用目的の省エネ
 これ迄表であったものが
 突如裏になる
 犯罪をしでかして
 裏社会に逃げるのではない
 ただ
 表から裏になるその時
 何処かから
 そよ風が吹いて

 あるとないの狭間を
 物語る
 消えても永遠に
 あり続けるもの
 あるのかないのか  


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2014年01月11日

市原礼子詩集

<市原礼子詩集> 記 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(54)

 「愛の谷」 市原礼子詩集 詩画工房 2013年 2000円+税 A5版 118頁 39篇

        どの詩篇にも漂う寂しさ。内なる世界にぽっかり空いた
        穴がある。それを埋めるがごとく、詩は書かれているの
        かも知れない。それはむしろ、羽ばたく為の理由であり
        弾力の根拠であり、世界の本当の答えを得る為のきっ
        かけなのだ。

        世界のありとあらゆるものは、愛によって存在根拠を得
        ている。歪んでいようがいまいが、愛によって。どんな高
        度の技術によって羊皮を被っていようとも。単純で奥深い   
        波長で、オーリングテストのごとき探索で、単なる読解力
        を超えて魂の力で人生を観れば、明らかになるのだ。

              「遠い社」

<空の片隅をめざして への字のかたちで帰っていく 鳥たちよ あの方角に
 わたしの 残してきたものがある

 わたしは ほとんど忘れている わたしは 急に思い出す 降るように 降るように
 戻ってくる 黒緑色の木の群れ 光ざわめく枝葉の下 柔らかく かぐわしいものを
 抱いて歩いた 私のお気に入りの散歩道

 明るい色に塗られた遊具のある 小さな公園への通り道 しかし そこは 死者の
 葬られる場所でもあった

 わたしのうでの中で青ざめて 息も絶えようとしているのだろうか それとも 葉蔭で
  すやすやと 眠りおちているのだろうか 

 生と死の両方を胸に抱いているのに それらは双方のように  よく似た顔を見せて
 いて 見分けることができなかった

 暗い社 明るい社 死者達の眠る社 空の片隅をめざして帰っていく 鳥たちよ
 あの社は いまでも 風に揺れているか>
  


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2014年01月09日

岩本健詩集

<岩本健詩集> 記 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(53)

 岩本健詩集   コールサック詩文庫13 2013年 定価1500円+税

      物的感情に囲まれた心の混沌。
      混沌にとことん終始する「いらめき」
      の詩人。「ひらめき」なる内なる光に相反する。
      日常にスリリングをいつも抱くリアリズム。
      思いもつかぬ発想は永年に渡って大きな
      詩的構築となっている。

         「山田万作」

<散歩していると フト 山田万作に会えるような気がした。 ふりかえると、
 そこに10年ぶりの 山田万作の顔があった。 山田万作も ぼくと 逢うような
 感じがしていたらしい。 人間には超能力があるのかな、と言うと 山田万作は
  「愛する者とは別れなければならぬ 苦しみがある。 憎たらしい奴とはめぐり
 合わねばならぬ 苦しみがある」 と、 スタコラどこかへ行ってしまう。 虫が知
 らすということがある。 今、ぼくが暗殺されるという 予感がして 後をふりむくと
 暗殺者の顔がそこに在ったら どうしようと思う。

 けれども暗殺される人は 金力・権力・名誉をたっぷり持った人--- ぼくには、そ
 の何れも持ち合わせがない。 だから、ふりむいても 山田万作という 間抜けず
 らが在るばかりで 朴の生命は安全--- 山田万作よ また、どこかで ひょっくり
 逢おうと ぼくは ひとりごとを言う。>
          第一詩集「人の木」 1976年より  


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2014年01月02日

坂田稔写真集

<坂田稔写真集> 記 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(51)

 「軌跡-----40年の記録」 坂田稔写真集 2003年 定価8000円

       坂田稔と言えば
       全国的に
       名を轟かせる写真家
       この度御縁あって
       大きくごつい本を
       拝見させていただいた

       リアリズムたる白黒写真は
       如実に地域の人々の暮らしを
       あらわしている 

       牛 人形師 瓦干し 朝市 漁師 鵜飼 吹雪 海女さん 托鉢
       嫁入り 和傘作り 除雪 琵琶法師 船員 相撲取りの風呂帰り
       インド・ネパールの人

       どのひとつを取っても
       味わい深き人間の息吹きと
       大自然の神的なエネルギーを感じさせる
       焼きこまれたアンダーは
       カラーより遥かに色合いを持つ
       そもそも
       我々の暮らしとは何だろう
       喜怒哀楽苦しみを超えて
       歯を食いしばってでも
       その先の
       大いなるものに生かされてある
       歓喜に至ることなのだ
       登場人物の
       地球なるその場に
       一心同体となることによって
       出来上がる写真
       魂の共鳴り

       デジタルカラー写真
       糞喰らえ
  


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2013年12月31日

猪谷美智子詩集

<猪谷美智子詩集> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(50)

 「水槽の中で」 猪谷美智子詩集 2013年 澪標(みおつくし) 1800円+税 A5版 140ページ 33篇

        日々の現象の観察を
        執拗なまでに
        繰り返すことによって
        醸し出る哀愁は深い。

        日常は絶好のキャンバスであり
        被写体だ
        一つ一つを
        継ぎ足していけば
        人生になる
        エッセンスを
        研ぎ澄ませば
        詩になる
        いや
        もともと
        一本の人生
        詩という哀愁装置に
        リセットしたのだ。

        この詩群の哀切さは
        存在のシリアスなあり方を
        そのまま受け入れ
        そこに自らへの残酷な程の
        自然主義的な修業と
        見なしていることだ。
        確かに
        我々と我々を取り巻く世界存在すなわち
        森羅万象は
        深きにおいて
        美しくも醸されている。

        「愛犬が死んで」

 <無垢の木で作り十五年と二か月使った犬小屋を 燃やした 愛犬が死んで半年目の春
  
  土の温かみがなくなり 荒々しい冬の空気で乾ききった木は 私の心に感傷を与える隙もない
  潔さで 燃えていった

  犬が墓の下で待っていたのかも知れない 犬小屋が早く行きたかったのかも知れない 犬にと
  っては たった 一つの所有物だった小屋

  犬が死んだとき 出入りの大工が 無垢の桐板で棺を作ってくれた 作法どうり(偲び釘もあった)
  大工の心が嬉しかった

  犬の葬儀屋は 棺の火葬は受けかねると言った 仕方なく 夫と私は空になった箱を燃やした
  ・・・・・  メラメラと 蛇の舌のような火が ・・・・・  

  私は犬の死んだ悲しさも忘れて 不規則な一列の繋がりになり激しく怪しく動く炎に 吸い寄せら
  れていた>



  


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2013年12月30日

どやさ!写真復活

<どやさ!写真復活> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 10年振りに
 近所の大きなカメラ屋さんに
 ひょいと立ち寄った

 
 立ったという言葉は
 正しく立ったにふさわしく
 私自身が撮影者であり
 被写体であるという感覚に
 充たされていたからだ

 写すことと
 写されること
 その等しき
 風の波
 大地の躍動
 一身に

 二つの点に
 驚きの目を
 見張りながら

 私の愛用した
 一眼レフの消滅と
 写真雑誌に並ぶ
 コンテストレベル
 思想哲学のない
 感情写真

 腹いせに私は
 カメラ技術は進んだけれど
 内容は退歩してるね
 と店員さんに

 中尾彰秀写真展は 
 17年前だったか
 オームサリン事件の
 1週間後に西新宿の
 ペンタックスフォーラムで
 実施している
 その後
 お金と時間のなさで
 新作発表はやめた
 詩とピアノに
 集中したのだ

 日々の環境に
 シュールなリアリティーを 
 見出して
 世界唯一の味わいが
 大喝采を得ていた写真群

 新たな作品は不要
 現代を凌駕する過去の作品を
 この際、来年中に
 しかるべく
 提出いたしましょうね
   


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2013年12月30日

中尾彰秀詩音講座(16)

<中尾彰秀詩音講座(16)> 記 中尾彰秀                詩人・ピアノスト・ヒーラー

       -----嫌という程-----

 一番頻繁に寝ても覚めても
 聴く音楽は
 自ら奏じた即興ピアノである。
 もともと、宇宙に直結する 
 潜在意識から奇跡のごとく
 出でたものだから
 もうとうに
 遺伝子の奥にある
 宮殿の椅子に
 インプットされているもの。

 しかし
 どのようにして
 天降りたもうたのか。
 神的エネルギーに抱かれ
 目に見えぬまま
 手に取るように解るのだ。

 音楽的な構造は
 奥深い哀愁に満ちた
 完璧な音楽。
 何れ世界に流布されるであろうが
 それはあまり問題ではない。

 結果、嫌と言う程
 CDを聴くから
 嫌にならないかと
 妻に言われるが
 それどころか
 音の背後の無限大自然
 宇宙一体癒しエネルギーに
 共鳴して
 ウハウハ感謝に包まれ
 波動が高まるのだ。

 [例] 「哀愁の140年」 中尾彰秀第15ピアノCD 2010年 森羅通信の会出版
                                定価1000円 65分 11曲

      ----------------------  --  --------------------

     145年前のスタインウエイフルコングランドピアノのソロ、
     和歌山の喫茶「ドビー」、ライブハウス「デサフィナード」でのソロ他
     詩朗読しながら自らピアノセッション。日々の暮らしに聖なるものを
     見出して、癒しの宇宙一体の詩ととてつもなく美しい旋律が、自在
     に展開される。

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料なし

 なお、中尾彰秀の出版物(詩集・ピアノCD)はこの郵便振替によって、全国の2万
 以上ある郵便局より購入できる。何れも好評発売中。
   


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2013年12月19日

森羅通信152号

<森羅通信152号> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 森羅通信152号は151号と同じく
 2013年11月17日「エル・大阪」の
 関西詩人協会の総会において
 配布いたしました。

 言うまでもなく当誌は
 詩界や音楽界が陥っている
 単なる提案に止まらず
 これからの現代詩や音楽の
 在り方の答えを
 宇宙一体のひらめきとして
 具体化している。

 「何もない豊かさ」-----地デジテレビは国の
 一億総白痴化の企みである。
       「EPP は世界をリードしている」   
       「秋の虫」
       「EM 波動水は世界を救う」
 「ブログ詩誌------http://earthpoemproject.ikora.tv/」
       既に六万アクセスを超え、1600ページをも超え
       そのうちの一つである詩評
       「みんなを至福にする百の詩集」と
       「あなたを至福にする百の詩集」は
       それぞれ百を達成し、現在
       「世界を至福にする百の詩集」は48冊を評す。
 瞑想・気功・レイキについて
 「奇跡の天降り」-------中尾彰秀ピアノインプロヴィゼイションCD群
              第17「聖なる木」 第18「レクイエム2011」
              第19「夜明けの砂浜で地球の背ビレを」
              第20「薔薇の宇宙」 第21「つきのしずく」
              第22「まつむしおんど」 第23「黄色の囁き」
              第24「みなもとのヨッシィー」
                好評発売中!!
   


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2013年12月18日

アンソロジー風Ⅺ

<アンソロジー風Ⅺ> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 創立40周年記念 「アンソロジー風Ⅺ」 作品ご参加のお願い

               2013年 詩を朗読する詩人の会”風”

  月に一度、さまざまな詩人をお招きして朗読会を開催している
 「詩を朗読する詩人の会”風”」は、1974年二月二日に発足以来
 2014年二月で創立40周年を迎えます。このように長く継続するこ
 とができましたのは、ひとえに皆様のご協力のおかげと深く感謝
 しております。本会は三年に一度「アンソロジー風」を発行しており
 、先に第Ⅹ集まで出版し、風賞も六回授賞させていただきましたが
 、この度創立40周年という記念すべき年を迎えるにあたり、「アンソ
 ロジー風Ⅺ」を企画し作品を募集いたします。その中から第七回風
 賞を選考させていただきます。
  つきましては、左記要領で作品を募集いたしますので、奮ってご
 参加いただきますようお願い申しあげます。

       ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 1. 詩*1編 (未・既発表問わず。ただし、既受賞作品は除く。)
 2. 長さ* 1行30字。40行以内、題・氏名3行含む)、テーマ自由。
   末尾に所属詩誌、既刊詩集2冊まで付記してください。
 3. A5版、各詩人につき1段組み見開き2頁、参加者に2冊配布。
   アンソロジーはISBNコードを付け、書店やアマゾンなどインター
   ネットを通じて全国販売いたします。 本体価格2500円 (著者の
   追加購入の場合は、竹林館にて著者割引で定価の80%で販売さ
   せていただきます)。
 4. 原稿締切*平成26(2014)年1月10日
 5. 送付先*〒530-0044 大阪市北区東天満2-9-4 千代田ビル東館
   7階FG 竹林館宛
 6. 参加費*1万2千円
   払込先*竹林館 郵便振替00980-9-44593
         原稿送付と同時にご送金ください。
 7. 発行予定*平成26(2014)年5月下旬
 8. 賞* 最優秀賞1名 優秀賞1名 
       最優秀賞 楯および副賞10万円   優秀賞 賞状および副賞2万円

       ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 ☆ 2014年に、創立40周年記念・「ポエム”風”フェスティバル2014」 および
    「アンソロジー風Ⅺ」出版記念会(授賞式)を中之島公会堂小集会室で
    7月13日(日)に開催いたします。午後4時より。詳細は改めてお知らせ
    しますので、よろしくお願いいたします。
 ☆ 問い合わせ先
     〇 詩を朗読する詩人の会”風”世話人代表 中尾彰秀
          〒641-0041 和歌山市堀止南ノ丁3-19
          電話・fax 073-422-7248
     〇 竹林館 左子真由美 〒530-0044 大阪市北区東天満2-9-4千代田ビル東館7階FG 
               電話 06-4801-6111 fax 06-4801-6112
               E .mail sakomayumi0313@nifty.com
     主催 詩を朗読する詩人の会”風” 世話人 蔭山辰子 近藤摩耶 左子真由美 佐古祐二
                                モリグチタカミ 中尾彰秀(代表)
     協賛 「PO」の会
     後援 「森羅通信の会」「EARTHPOEMPROJECT」「銀河詩手帖」「イリヤ」「(株)竹林館」


    


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2013年12月17日

”風”40周年

<”風”40周年> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「詩を朗読する詩人の会”風”」は毎月一回
 詩人を招いて詩朗読の会を実施している。
 2013年12月15日でゲストに田島廣子さんを
 迎え第449回となった。

 数えてみれば、来年で40年!!
 現在の世話人代表は中尾彰秀
 世話人は蔭山辰子、佐古祐二、左子真由美
 モリグチタカミ、近藤摩耶。

 ここのところの開催会場は
 大阪南森町アートギャラリー 「MAG」
 電話 066-3531866
 第三日曜日 午後3~5時 参加1000円

 3年に一度は
 アンソロジーの出版とフェスティバルの実施、
 2014年には40周年が重なる。
 
 年期だけを自慢しても喜んでも
 何の意味もない。
 何をか喜ばんか
 ”風”(略称)が日本の世界の
 現代詩はおろか芸術をずっと
 リードして来ていることだ。
 そして多くの詩誌やグループや
 様々の協会が後から派生している。
 少なくとも私は”風”を
 いつまでも若い創造性を保つ
 造ることと批評力を満たした
 前代未聞の
 日本の功労者であると
 確信している。

 さて、
 アンソロジーとフェスティバルは
 次の項にて詳細を記しましょう。
   


Posted by nakao at 18:29Comments(0)芸術芸術

2013年12月17日

こうこうこう

<こうこうこう> 詩 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 かつて
 絵で見たことがある
 雲にめげることなく
 こうこうと
 輝く月は
 その不気味さ
 悪政で
 とうに滅びた国の民族の
 魂のごとく
 かの聖なる書のごとく
 こうこうこう

 数千年数万年
 森羅万象を透過して
 その共鳴る共鳴り

 真冬の深夜
 あらゆる言葉も音も
 もううるさい程に
 ジーンと
 静かだ  


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2013年12月12日

TPP本当の聖域

<TPP本当の聖域> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー
 
 偉いとあまり思えない
 お偉方が
 アメリカとの交渉で
 頭を悩ませているTPP

 経済上の駆け引きばかりで
 本当の聖域に
 踏み込んでいないことが
 気になるし残念なのだ

 一体全体国民を
 難病奇病癌などの
 病のるつぼに
 陥れようというのか!!

 食品添加物農薬のほとんど無規制
 遺伝子操作食品の流通
   


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2013年12月12日

下村和子小説集

<下村和子小説集> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(47)

 「今日だけの女」 2013年 竹林館 定価1500円+税 12編 B6版 304頁

       詩人の書いた小説。登場人物を変えても
       人間は出るから、詩と同じ。濃厚な情念が
       醸し出されている。情念-----対象化された
       外部に神聖さを得ようとする試み。瞬間で
       永遠の物象を超えた波動次元には距離が
       ある。意識を意識する実存。答えならぬプロ
       セスはしかし、気まじめに展開される。

            「縄文杉」

<・・・・・・・・・・・・・順子は身体中の体液が浄化していくような気がした。
 杉は世の中の闇をすべて吸い込んで黒ずんでいるようであった。順子の
 小さな闇も樹はたぶんかかえこんでくれたのだろう。 順子は胸の奥底か
 ら突き上げてくるような喜びに包まれていた。これからの日々を、独りで
 歩いていけそうな気がしていた。樹は、孤独を知り尽くしたやさしさで順子
 を抱いてくれた。・・・・・・・>  


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2013年12月12日

鳥巣郁美詩集

<鳥巣郁美詩集> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(46)

 「埴輪の目」  鳥巣郁美詩集 編集工房ノア 1994年 2500円+税 
                      A5版 128頁 62篇

      闇に見出す躍動は
      心の重力によって鈍く光る。
      それは視点そのものが
      既に死を前提とした
      埴輪となっているから。
      花は花そのもの
      死をはらんで
      闇を貪っているのだ。

      ねじれ くぐもり しらしら 埋もれ 
      枯れ色 うめき 刹那

      それを世界の宴として。

          「花群」

<細枝のけむる裸木の奥に 拳の蕾が白い
 鳥のこだまやこもりあう大気をめぐらせ
 いっせいに噴き上がるいくつもの一輪
 遠ざかる枝先をかすめて
 一本の白い花群は炎となってゆらめき 
 色褪せた枯色を載り拓いている
 肌寒い風のまにまに誘われる宴の
 ぐらりと揺れ戻す白炎のありか
 呼び戻した地霊の疼き
 目覚めた繭から羽化するごとく 
 咲き出る時刻>  


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2013年12月11日

門林岩雄新詩集

<門林岩雄新詩集> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(44)

 「面影」  門林岩雄詩集 2013年 土曜美術社 定価2000円+税
                 A5版 150頁 123篇

       「山路」

 <飛び立とうとする 姿そのまま 立ち枯れの木

  ひっそりと 墓もアザミも風の中>

       「秋の小川」

 <水とみずとが ぶつかりあい ともによろもびの声あげる
  「ルルン げんきそう」  「ロロン そちらこそ」

       「早春の小川」

 <水が光るのは 妖精のせいだ 妖精が浮かれて 踊っているんだ」

       心の軽みとは何か。
       つい先だって母の数え90歳の葬式では
       私はとことんジョークで軽みを出した。

       寝不足で目が腫れて
       泣いたように見えてええで。
       霊柩車にはバックギアはない。
       死人が生き返る。

       ストレートな言葉は暗くなる。
       親戚のおばさん達に大層受けた。
       妻にはいつもそんなんだったらええのに
       と言われ。

       この大詩人
       さすが精神科医。
       同じ法則を心得ておられる。
       そして、源は、大自然との一体。
       
       

  


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