2013年01月16日

魂笑い

<魂笑い> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 やはり私は天才である
 この作を読み直し
 そう確信しつつ泣いた
 知人に以前の「森羅通信」を送る折
 この一文を再読して

 再読に耐えることは重要である
 本物確認のバロメーターなのだ
 学校の教科書などは未だに
 試験さえ終わればもう用はない
 しろものらしいが

 「森羅通信」142号 2009年10月
 「セッションのおはな詩」(79)

 <うっとうしい時代ほど、笑いは必要である。かつての、戦時中、敗戦間際でも
  ない限り、うかつに笑うと、若人は皆お国のために命を捧げているのに、お前、
  何を笑うているんや!さて現代のうっとうしい時代であるが、とにかく笑うたもん
  勝ち。大笑い、嘘笑い、微笑、貰い笑い、高笑い、泣き笑い、ケンケン笑い、含
  み笑い、恵比寿笑い、苦笑い、感謝笑い・・・。笑えば既にあるがん細胞のいく
  つかは消滅するらしいが、少なくとも活力が出るのだ。特にありがたい気持ちで
  感謝一杯の仏さまの笑いは、人生を好転させる。今も昔も笑う門には福来たる。

  ちなみに現代のうっとうしさは、作られたものである。いわゆるうっとうしさは、一
  般的な欲望、贅沢を満足させるのが良しとする世界観を前提にしているのだ。そ
  の間違いに気付き大自然を大切にし、自然に即した生き方考え方をしておれば、
  現代はうっとうしいどころか、非常に良くなっている。しかし決して、勘違いをされ
  てはいけません。社会から離れて自然なる営みをすることが、自然ではありませ
  ん。

  なにがあろうとなかろうと、この世界宇宙に感謝し、自分を祝福すること。自分自身
  と森羅万象とは、奥域で等しいと気付くこと。それが魂笑いなのです。>  


Posted by nakao at 16:23Comments(0)芸術