2012年02月15日

ふとかみさまの

<ふとかみさまの> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 憐れみや情をいかに抱こうが
 どんなことがあろうとなかろうと
 常に大自然は教えてくれる
 究極人間も
 宇宙一体であることを
 夕暮れなどと言う
 地球のさようならの姿勢で

 意識の方向を
 自意識、自我に走らせると
 存在から神秘性が消失し
 不安におののく実存になる
 それを魂の落とし穴と言う

 落とし穴にはまった多くの
 詩人・音楽家・芸術家・現代人
 しかしそれを決して
 現代とは言わない
 現代は精神世界・ヒーリングの時代
 意識の方向は波動

    「夕暮れどき」

<夕暮れどき 地球はやさしい音を立てながら ゆっくりと回転するらしい

 暮れなずむ 空の下 草の上にすわって瞳をとじていると つつましやかな
 気持になってくる

 生きていることがいいことに思えてくる

 手をのばせば この美しい時の流れに触れそう 

 ふと かみさまのことを考える>

         山本なおこ詩集 現代児童文学詩人文庫 いしずえ 1200円+税  


Posted by nakao at 17:40Comments(0)芸術