2012年06月08日

見えぬ物の確信

<見えぬ物の確信> 詩 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 机上に置く
 目に痛い程白いA四一紙
 目的もなしに
 ただ置く

 森の妖精ダンスしながら
 小一時間もすると
 浮き上がるのは
 とある目的

 平らかな永遠の魂

 2Bの鉛筆で
 般若心経も
 ドラえもんの絵も
 描いては台無し
 私はつい居眠りして
 長い一本の
 ヨダれを垂らした

 先史時代
 とある大きな湖の出現する
 初めの一滴のごとき  


Posted by nakao at 14:04Comments(0)芸術