2011年06月10日

詩人蔭山辰子

<詩人・蔭山辰子> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 熱い抒情が際限なく束ねられた今を持つ詩人。
 この今は、未来への羅針盤となって、
 詩・音楽が降り注ぐ。
 
 かつて、蔭山辰子氏に宛てた手紙。
 「貴重なる詩集、どうもありがとうございます。
  明るいクラシック音楽が聞こえる詩だと思ったら、
  やはり音楽家だったのですね。明るい心には、明
  るい世界・宇宙が同調します。やって来るのではあ
  りません。既に全てはあって、その良かりしものが
  同調して浮上するのです。詩語は直接的で30歳の
  若々しさ。そう、詩とは活力なのです。重い文体が
  詩ではありません。そして、内なる掘り下げも暗く
  ならないのが活力の資質。”風”ゲストよろしくお願い
  します。アカペラで結構、当日、ぜひ、オペラお聞かせ
  下さい。」
              2004年6月30日 中尾彰秀

         「時のしずく」

<清水の一滴を 足もとに垂らし 地球の汚点を洗い流そう 
 斜め二十三度半からオゾン層を見つめ 地中の無機物と化す日まで
 一滴 一滴と 命を懸けて続けていこう いつか きっと
 地球は浄化され 可憐な翠玉石に輝き 新世紀には地上の露霜も
 甘美な光を取りもどすだろう 清水の一滴は 桐の芽を開かせ
 笹は風を呼び 槍扇の花はほほえむ その時 聞こえてくる 
 枇杷の葉先からこぼれて奏でる曲 交響詩「時のしずく」>

   蔭山辰子詩集「時のしずく」 竹林館 2004年 定価800円+税

 ところで、蔭山さんの朗読でピアノとセッションしたのは
 2004年「竹林館祭」イン梅田リッツカールトンホテル
 まさしく、時のしずくが波動の滝となって。
 この時の曲は、再現可能。とても美しいメロディであります。
 及び、3分30秒の演奏として収録。

   「ANGELGARDEN」 中尾彰秀ピアノCD 13曲 70分
   森羅通信の会 定価1000円
   郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料200円
   


Posted by nakao at 17:58Comments(0)芸術