2010年11月11日
陸橋
<陸橋> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
真っ直ぐ進むか
右へ曲がるか
陸橋の頂では
二者択一の歩道
しかし
忘れてはいけない
せっかく
30度の階段を
両手に重い荷物下げて
登って来たのだから
そのまま
天(異界)へ昇る道のあることを
あの人は
そこで一度立ち止まり
深深と呼吸し
頃合いに並立する楠を
しっとり眺めてから
ニッコリ笑い
迷うことなく
消えた
真っ直ぐ進むか
右へ曲がるか
陸橋の頂では
二者択一の歩道
しかし
忘れてはいけない
せっかく
30度の階段を
両手に重い荷物下げて
登って来たのだから
そのまま
天(異界)へ昇る道のあることを
あの人は
そこで一度立ち止まり
深深と呼吸し
頃合いに並立する楠を
しっとり眺めてから
ニッコリ笑い
迷うことなく
消えた