2013年05月29日

一光る

<一光る> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 一光る貿易ならぬリンゴかな

 全うな食物を手にした時
 その柔らかい月のごとき波調に打たれ
 ふいに
 涙の出ることがある

 無農薬
 遺伝子操作なし
 輸送のための防黴剤なし
 添加物なし

 他ならぬ
 人間は地球に生かされている
 大自然の
 礼義を尽くしたものは
 光っている
 人間の感謝が
 乗っかっている
 味もすこぶる美味しい

 基本を守りつつ
 いかに安くするか
 安全規制を妙に見直しした輸入
 破壊されるのは
 国民の健康
 ガン世界一の日本よ
 どこへ行く
   


Posted by nakao at 15:22Comments(0)芸術