2013年08月15日

丘の上の花畑

<丘の上の花畑> 詩 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 丘の上の花畑は
 色とりどり
 何と多くの花咲き乱れ
 一本一本は
 静かに光の源に
 両手差し伸べ
 無色無音のシンフォニー
 奏でている

 何かを探し求め
 各地を彷徨った若い頃の
 そのままの心で
 夢の中私はやって来た

 なぜかしら 
 胸を締め付けられる

 かつて何かが足りなくて
 何かを探し求めていた

 何が足りなくて
 何を探していたのか

 いつしか気付く
 私の胸の奥から
 この世のものと思えぬ
 とてつもなく
 美しい花が
 湧くがごとく咲いて
 一瞬で永遠を
 体現していることに

 いつだって
 質問と答えは
 同じ場所にあるのだ  


Posted by nakao at 16:38Comments(0)芸術