2010年04月21日

象二頭

< 象二頭 >  詩 中尾彰秀  詩人・ピアニスト・ヒーラー
                     アフラック代理店中尾直司

    ペチャクチャ ペチャクチャ
    お喋り象が二頭

       スー スー スー
       初めて来たかのごとき
       風の刃の先持つ
       しかし様々の花の開花で
       丸く保たれる
       春も訪れ
       本を探す象が二頭

          メスとメス
          平和の大草原
          そのどこかに必ずあるに違いない
          延々とゆっくり出来る穴場
          長い鼻いや手を伸ばして
          仲良し象が二頭

             ボチボチ足腰しびれ
             ひょいと流れる店内放送に
             お父さんの声思い出し
             仕方なく
             この一冊で手を打つべく
             頷いて立ち上がる象が二頭

                ついたての横で尻もくっきり
                象にしか見えない二人の
                便所座りに幸あれ

                   日本の未来は
                   スラリ黒いパンスト伝いに
                   とても明るい

                      いい詩集並んでないゾウ
                      私のうっぷんは
                      あっという間に消えた
                
             
             
          
          
            


Posted by nakao at 17:36Comments(0)芸術