2011年04月06日

”風”422回

<”風”422回> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「詩を朗読する詩人の会”風”」第422回

 2011年4月17日(日) 午後5時~7時
 場所 喫茶「スワン」 電話 066-624-4337
 天王寺近鉄百貨店南50m、チンチン電車通り
 各参加 1000円 ワンドリンク付き

 ゲスト・永井ますみさん

 「弥生時代から現代最新医療の現場まで、時を馳ける
  ヒューマニズム詩人。将に開花・永井ますみさんの更
  なる指針は?詩集「愛のかたち」から語る人生を今宵も」
         (記 蔭山辰子)

          「父の声」

<秋の風が吹いてくると 私の足はほろほろと流れて
 どこかへ流れ着きたいと思う すべては何処かから来て
 何処かへ行くのではあるけれど 現在と交わす眼差しも
 ぎこちなさを通りすぎて 透過してしまうこの頃 頭は 
 確かに後ろを向いている こんな時は 暗いひややかな
 洞窟のなかに筵を敷いて 時間をやり過ごすべきだ
 悠久のか細い灯りの中で 今との 繋がりを断ち切って
 それができない時 こっそりと未来の過去売場へ行く
 そこではコインを入れて 男の声 七十歳位 おしゃべり
 山陰なまり と 順にボタンをプッシュして 父の 声を
 聞く>  「短詩抄」 山の街企画 永井ますみ詩集

 詩を朗読する詩人の会風  世話人代表 中尾彰秀
              電話・ファックス 0734227248  


Posted by nakao at 18:36Comments(1)芸術