2013年10月27日

今日倒れた旅人

<今日倒れた旅人> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 今日倒れた旅人は
 幸せである
 昨日でなく
 明日でもなく
 今日だから

 今日は
 君が倒れた
 記念すべき日
 今日は
 君が倒れ
 外へ向かう旅の無意味さに
 気付く日だから
 
 旅とは
 ここでないどこかへ
 行くことではない
 旅とは
 ここで普通の暮らしをし
 前世も未来も過去も含め
 森羅万象の本質が
 今ここの一点にあり
 魂の永遠の流れ
 そのきらめきを知ること

 旅に出るお金と暇のない人間の
 考えあぐねた答
 

  


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2013年10月27日

許される贅沢

<許される贅沢> 詩 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 帰りつく駅が近ずくと
 住み慣れたわが街は
 ホヨホヨホヨ囀る
 街灯の光差す
 ほんの一隅を見るだけで
 ここはあそこ
 これはあれ
 遅い夜でも逐一
 解ってしまう

 あと50年以内
 この世の生の終わりが近ずいて
 私はどこのお星で生まれた王子様か
 この世の偉大な使命は果たせているか
 来世のあり様はいかに輝くか

 あれもこれも
 逐一解ってしまうとしたら
 許される贅沢だろうか
   


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2013年10月21日

水口洋治最後の仕事

<水口洋治最後の仕事> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

     -----中尾彰秀詩音講座(13)-----

 この世でやるべき仕事を終えたから
 人は死ぬのか
 死んだから
 この世の仕事は終わったのか
 何れであろう

 何れであろうとも
 人間は宇宙の目に見えぬ
 大いなる力に
 生かされて生きている
 冥福は祈りはするが
 悔やまれるとは言わない
 残念と言いたくない
 惜しいとも言う気はない
 折れるをしんにゅうへんに入れて
 逝ったとは
 失礼なベンチャラ漢字
 その者はその者の人生を
 全うしたのだ

 2013年8月31日
 故人となられた
 水口洋治氏
 先日、家族の編集した小詩集を
 一冊入手した
 「えぴろーぐ 水口洋治」
 20篇 22ページ 非売品
 彼の最後の仕事である
 涙しながら私は
 電車の中で読んだ

    「秋の音」

<あおい色した 木立のかげで 秋が音をたてる

 万物は 一瞬凝固して 秋の音に 耳をすます

 その時 空が夢のように街に流れてゆくのを 私は見た>
 
   


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2013年10月19日

いずれ世界的に

<いずれ世界的に> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

      -----中尾彰秀詩音講座(12)-----

 森羅通信は
 大概辛辣やな
 そう言った同級生は東京芸大出
 今や某高校で
 音楽の先生をしている
 実家でピアノ奏を
 聴いてもらったところ
 あらゆる音楽を聴いてきて
 自慢げに
 解るんややって行ったらええな
 皆には驚きだな
 いずれ世界的になる
 とのたまった
 30年前のこと

 私のこの時期の演奏は
 フリージャズの様でもあり
 まだ粗削りで
 たたきまくっているが
 きとくにも
 CD化したものがある
 「アランフェスの鼓童」
 とろけるがごとき
 近作の「つきのしずく」とは
 対照的に
 また面白からずや

 中尾彰秀ピアノCD 「アランフェスの鼓童」
 森羅通信の会出版 定価1000円 60分 ソロ

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
               定価+送料なし
   


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2013年10月18日

和洋折衷

<和洋折衷> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

      -----中尾彰秀詩音講座(11)-----

 ジャンルを超え
 和洋折衷は
 数10年前より流行り出した
 日本の良い所と
 西欧の良い所の
 両方を合体させての
 完成形を
 日本人は見出したのだ

 よくよく周りを見れば
 昔から今に生き残るものは
 必ずと言って良いほど
 和洋折衷だ

 中尾彰秀は
 奇跡のピアノインプロヴィゼイションなどと言って
 詩集出版のみならずイベントとCD出版を
 やりまくっているが
 明らかにそれはその一つ

 西欧の楽器たる
 ピアノを使い
 かつての巨匠に
 目もくれず
 東洋の梵我一如の精神を
 掘り下げて
 波動音楽を確立している
 30年以上やってきて
 既に巨匠だと
 一部では言われている

 日本の車が
 世界一になった理由は
 性能ではない
 故障のなさイコール
 維持費の安さだ
 性能や味わいは
 二の次である
 もしも
 値段が同じなら
 私はアルファロメオかアウディ
 そして
 国産でも
 星の六つあるやつ

 ちなみに
 詩誌「RAVINE」187号の表紙絵
 屋根瓦の家の路地から
 イタリアの様な街並みを
 眺めている
 見事な和洋折衷

 そう言えば最近は
 新古代史などで
 かつての日本人は
 西欧からもやって来て
 卑弥呼はキリストの直系
 などと言う人がいる
 あるいは
 山に住んでいたマタギや
 アイヌは
 かつてユダヤであったとか
 
 もうそう言うことは
 耳にたこができている
 シリウスやらプレアデスやら
 生まれは宇宙であり
 宇宙連合なんてことになれば
 目新しいか

 何れにせよ
 我々の魂の半ばは
 やはり西欧と
 切っても切れない関係に
 あるのだろう
   


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2013年10月18日

ひらめきのスイッチ

<ひらめきのスイッチ> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 詩集の後記(あとがき)は
 簡単でなければならない
 中身は深く
 真実を書いていなければならない

 2010年7月7日に出版された
 中尾彰秀第20詩集「静かな背ビレ」
 27篇 82ページ A5版
 森羅通信の会出版 定価1500円

      「あとがき」

<100年後だって 人間はきっと変わらない
 大正、昭和初期の小説のCM

 1時間で 人間は変われる 詩集「静かな背ビレ」のCM

 どうぞ 御遠慮なく あなた自身の ひかり輝く波動を
 取り込みましょう>

 ぐだぐだ長い詩や小説やはしがきで、脳を腐らせるな!!
 あっという間の100年。まことに還暦を超すと、この言葉に
 重みが増す。人間はいつまでも、物的しがらみに捕らわれ
 てはならない。ましてや、同じ物的位相で倍返しなど愚の
 骨頂。内なる宇宙見出し、ひらめきにスイッチを入れるべし。
 あらゆるものの光に包まれ、愛溢れる人生を送るべし。人生
 が変わるのではない。本来の自然体になるだけだ。

 私はいまだかつて、これ程簡単に深く短く、社会批評もしつつ
 真実を得たあとがきを、他に書いたことがない。

 少なくとも、自意識分析に明け暮れてやっとこさ光を見つけた
 巷の現代詩とは異次元の本物の醍醐味をたっぷりと味わえ
 る一詩集である。光とは内なる神秘の気付きとあらゆる存在、
 宇宙一体の感謝。アンパンマンはアンパンである自らの顔を
 ちぎって与えたが、気エネルギーを世界中に流すことなのだ。
 決して減りはしないのは、アンパンマンのアンパンと同じ。

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 
               定価1500円+送料なし  


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2013年10月18日

華のバック奏

<華のバック奏> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

     -----中尾彰秀詩音講座(9)-----

 30年近く前
 あなたのピアノは
 前奏かバック奏みたいやね
 と言い放って
 イベントをすっぽかし
 私の関係から
 神隠しのごとく
 身を引いた
 芸大出の人間がいる

 果たしてそれは
 ほめ言葉か

 つい先日
 たまたまラジオで
 ノラ・ジョーンズの曲が
 耳に入った
 父親の演奏だろうか
 シタールインド音楽を
 バックにして
 アメリカンポップスを歌っている

 本体よりも深いバック
 そういう実例の多い音楽界
 音楽の本質は
 バックにこそある
 波動演奏はそもそも
 感情や心ならぬ魂の次元
 確かにメリハリは少なく
 どこそかのロックのごとく
 身体に衝撃を与えない
 6兆あるといわれる
 身体の細胞とエネルギーフィールドに
 癒しと光を与えるものだ

 やはりほめ言葉なのか
 彼はとうに気付いているだろう
 学校で習う音楽は
 氷山の一角だと
   


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2013年10月16日

宇宙のコンデンサ

<宇宙のコンデンサ> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

     -----中尾彰秀詩音講座(8)-----

 皆さんお静かに
 上手下手などどうでもよい
 ここは習った技術を競う
 発表会などではあーりません
 オリジナルの創造を
 世界を変えるべく表現して
 人間の生き方を
 指し示すところなのです

 私自身ライブで
 何が一番感動的かと言えば
 今ここで
 奏者すら知らなかった
 新しい魂に響く癒し音楽が
 奏じられること

 日本のみならず世界は
 物的感情を超えた
 宇宙一体の波動に
 目覚め気付く
 必要があります

 今回は収録して
 収録が失敗しなければ
 次の新たなアルバム
 第25か26に
 載せましょうね

 しかしあなたは知っているに違いない
 作品として
 CD化される前の
 生演奏の価値は
 作品の数倍であることを
 ここにいるあなたは
 なんと幸せであることか

 過去現在未来を貫く
 宇宙の柱
 やって来て
 癒しの風吹いて
 森羅万象の深奥は
 私と重なって
 ダンスダンスダンス
 私は単なる宇宙のコンデンサ

 ちなみに以前の一例として
 「Shall we dance in the moon」
 中尾彰秀第11ピアノCD   森羅通信の会出版 2009年
 定価1000円 70分 13曲 とてつもなく美しいソロばかりです 

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 
               定価1000円+送料なし
 
 
 
   


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2013年10月15日

中尾彰秀詩音講座(7)

<中尾彰秀詩音講座(7)> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 私が以前から言っているのは
 漢字の奥深さ
 音楽とは確かに
 音を楽しむことであるが
 日の立つ日の出のごとき
 大自然の静けさを
 楽しむことが
 音楽であり
 真実は
 「楽」の漢字に
 一目瞭然にある

 木の上に白い妖精が
 羽をはばたかせている
 これは大自然や宇宙と
 一体の神聖さを意味し
 それが音楽
 漢字に真実を描いた
 古代人は
 一体何者?

 億のお金をかけた
 大ホールにあるのは死んだ音楽
 小手先の感情レベルの音楽を
 たくさん聴くより
 自らの内なる静けさに宿る
 神聖な音イコール波動
 瞬間と永遠を一つにした
 生命の凝縮
 感謝に充ちた音楽を聴くこと

 天降りのピアノインプロヴィゼイション

 {例} 中尾彰秀ピアノインプロヴィゼイション 「静かに水が」
     2005年 森羅通信の会出版 定価1000円 60分

     曲名*「静かに水が」 「さあこれから地球よ」 「堀諭+中尾ハーモニカ」
     「レディナダ」 「2004年ポエムオータムでの山田博さんの準備中の一曲」
     「海辺の時間」(岡崎葉とのセッション) 「芙蓉」 「凧上げ」 他。

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし  


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2013年10月14日

一事が万事の関係

<一事が万事の関係> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

       -----中尾彰秀詩音講座(6)-----

 「そんなの関係ねえよ」
 のギャグを発する
 海パン姿の
 とある芸人は
 身体だけでなく
 頭も鍛えて
 「一事が万事だよーん♡♡♡」
 とありとあらゆるものの関係性を理解して
 果たしてギャグを
 変更しただろうか

 それはともかくとして
 一見関係がなくとも
 ありとあらゆることは
 目に見えぬ関係を持つ

 心や健康や現象たる現象
 森羅万象は
 目に見えぬ源の力によって
 あらされている

 源の力とは
 神 万の神々 天使 守護霊 龍神 ・・・・・
 宇宙エネルギーが彩配している

 そう言ったものならぬものに
 お力をあやかって
 あらゆるものは成り立つ
 詩も音楽も

 シオン(詩音)とは
 ヘブライ語で
 聖地
 当「中尾彰秀詩音講座」は
 詩と音楽だから
 詩音と命名したが
 ヘブライ語など
 知らなかったのである
 これこそ
 神がかりの命名

 そして
 私のピアノインプロヴィゼイション
 奏じているその場では
 ほとんど無意識である
 正しく神がかりの
 天降る名曲なのだ
 今で700曲以上

 もちろん
 詩のひらめきは
 ひらめきそのものは即興で
 組み立てや推敲は
 後でする
 ひらめく時は
 ムニュムニュと
 胸の奥の静やかな平原を
 ふいに古代の風が吹くのだ
 その時
 立てていたスレッパが
 ひっくり返っただけであろうとも

 常に存在の源から発する
 心を持つこと
 一事が万事
 万事が一時
 しおん
 日常が聖なるもの
 
 (一例) 「EARTHPOEM おれんじゆう」 2006年 森羅通信の会出版 定価1000円
       中尾彰秀ピアノインプロヴィゼイションCD 60分 +小詩集(14篇)
       
       「moon walker」 「春の女神」 「春の真言」 「蝶の秘密」 「春の言霊」
       「乙女のいなり」 「エターナルリズム」 他。

             魂に響く癒しと創造の詩と音楽 好評発売中!!

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料なし

   


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2013年10月14日

〇〇でも

<〇〇でも> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 〇〇でもそうですよ
 とは
 昔からある
 比較話法
 これ自体科学でも哲学でもないが
 大きな説得力がある

 日本を弱肉強食の
 アメリカ的社会にし
 郵政民営化という
 日本の一大失政をやらかした
 小泉氏でもついに
 原発に関わる余りもの現実を
 見るに見かねたのであろう
 日本は原発ゼロにせねばならない
 と言うに至ったのは正に

 経済を重視するしないにかかわらず
 原発依存は
 無謀な
 日本自殺行為なのだ  


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2013年10月13日

第13路地

<第13路地> 詩 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 細ければ細い程
 より強力
 あるとないの狭間

 ここにだけ生息する香
 青い瞳で深呼吸し
 大気の襞の
 絹よりも透き通った踊りに
 過去現在未来一束に
 巻かれ浄化するのは
 不思議な悦楽
 時を超え自在の誇り
 隠し持つ古代の風を
 黒髪で濾すと
 いい塩梅にカールする
 言葉と音
 宇宙の中心を
 ここに見出し
 至上の愛で止揚する秘儀は
 一瞬の内に完結し

 路地は他ならぬ
 街に開かれた
 静かな静かな
 無限の道
 五色の虹差す
 13番目を見つけ
 しばし佇み
 私は私になる
 
  


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2013年10月11日

野草酵素のごとき音

<野草酵素のごとき音> 記 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

      -----中尾彰秀詩音講座(5)-----

 ピアノは森
 ピアノは地球
 ピアノは宇宙

 内部の魂に入って
 赴くまま奏じると
 古代の風の懐で
 ニンマリして
 妖精のウインクに
 優しく貫かれ
 宇宙の端でありながら
 中心の時めきに
 赤面する
 
 あなたは聴き覚えあるだろう
 全く新しい癒しの
 フレーズ音域を
 醸し出る醸し出る
 野草酵素のごとく

 例え巨匠の名が付こうとも
 既に誰かが入って
 耕してしまった
 上品な畑からは
 本物の音楽は
 出ではしない
 鍵盤は
 即興の畑
 詩の畑
 魂の畑

 {例} 「TAOやかな地球」 中尾彰秀第14ピアノCD 2009年 森羅通信の会出版
                  定価1000円 60分 13分 セッション+ソロ
                  2008年の「アートフェスティバルイン吹田」(大文連主催)出演他。
 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし
   


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2013年10月11日

音楽療法との違い

<音楽療法との違い> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

       -----中尾彰秀詩音講座(4)-----

 いかにその場の環境を受け入れて
 宇宙一体
 地球一体
 梵我一如
 たる高次元波動に抱かれるか
 会場の雑踏もファンの嬌声も
 ちゃんと自らの聖なる音楽にしつつ
 即興で奏じられる中尾彰秀の
 ピアノ波動音域はまさしく
 癒しエネルギーが
 至高の音楽となっている
 取り立てて
 取り繕った演奏を
 クリアに収録した音楽療法とは
 一線を引く

 一線のこちらと向こう
 象徴に止まるか
 生きた人間の波動域か

 例(1) 「黄色の囁き」 中尾彰秀第23ピアノCD 2013年 森羅通信の会出版
                定価1000円 60分 ソロと詩朗読
                「私は今ここに招かれた 瞬間で永遠の生命を 極上の
                美しさと目一杯の感謝で奏でる為に」(アルバムより)
 例(2) 「夜明けの砂浜で地球の背ビレを」 中尾彰秀第19ピアノCD 2011年
                森羅通信の会出版 定価1000円 65分
                ソロと詩朗読と9人の詩人達とのセッションは、奇跡その
                としてそれぞれ違う天降りの音楽が奏じられる。ソロで
                乗ってくると、えもいわれぬ宇宙一体の躍動が新しい
                癒し音楽を造り出している。高石中央公民館の大イベント。

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし
                
   


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2013年10月10日

大器のスタート

<大器のスタート> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

     -----中尾彰秀詩音講座(3)-----

 詩人にとって
 第一詩作品は
 極めて印象深いものだ
 年数を重ねれば重ねるほど
 深さを増す何かがある
 にも拘らず
 普段はとうに
 忘れ去っているのだが

 その当時の学生時代私は
 下駄をはき髭を生やし
 前衛を誇りにし
 その癖おなごの
 尻ばかり追いかける
 用心棒のごとき
 立命館大哲学科の
 留年生であったが
 ある日ついに
 ペンネーム陳朴斉に
 終止符を打ち
 正々堂々と
 中尾彰秀となった折の
 衝撃(笑劇)の
 第一作がこれ

    「闇夜の赤ちゃん」

<夜になると赤ちゃんが泣く 乾ききった雑巾を 何度も 何度も
 鼓膜の真上で絞るのだ

 両手で耳穴塞いでも やはり赤ちゃんの声が滴る

 夜遅く 眠た眼で 深深布団を被ってみると 真っ赤なおむつが闇に浮かんで来た

 赤ちゃん 赤ちゃん どうして君はここに来たの

 蒼ざめた額すじ弓にして 前後に揺らめく瞳を闇に刺し 粘着く髪 腐草にする

 君は男でもない 女でもない

 君の泡立つ影から とても貧しい裏道が走り 腐魚が小さな家庭へ送られる
 腸はとろとろ切なく臭い ぎらつく瞳で寝布団に 真っ黒な刺身を搾り置く

 窓辺からふとした星が まばたくと 君の瞳は点々と 染みをにじませる

 ああ このなまぬるく彩やかな 赤いおむつよ

    明日の夜こそ
    優しい言葉で
    話しかけてやろう
    見知らぬ赤ちゃん>     昭和51年作

  中尾彰秀詩集「草子1」  森羅通信の会出版 昭和54年 7篇 定価300円
 
 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし

 *京都の某同人詩誌の仲間達には、生々しく臭いと同時に、おめでとうと言われた。
  前衛を卒業し、晴れて詩人の大器のスタートとなったのである。
 

   


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2013年10月09日

分譲

<分譲> 詩 中尾彰秀                    詩人・ピアニスト・ヒーラー

 一年半かかって
 やっと出来上がった
 広大な分譲整地
 またしても大金が動いて
 建築というものがなされ
 新たな暮らしが始まる

 前の住人は
 東京へ行ったらしい
 大金引っ下げた息子は
 ミュージシャンらしい
 ここで新たに暮らす人は
 ここに以前どんな家が建っており
 どんな人が暮らしていたか
 全く知らない
 新たな暮らしが営まれ
 そして百年後
 同じことが繰り返されるのだろうか
 地球を切り刻んで生活する
 人間の行為というものは
 何と美しく懐かしく愚かしい

 地球や宇宙一体の
 流れこそ重要なのだと
 白月が語る
 
   


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2013年10月09日

学ぶ

<学ぶ> 詩 中尾彰秀                     詩人・ピアニスト・ヒーラー

 何でもなく
 何でもある
 先生は
 私の奥域
 無限の静けさなめした
 椅子のごときものに
 朝昼夜となく
 常に鎮座している

 時空超えメガネで見ると
 先生の風貌は
 風であり
 海であり
 山であり
 宇宙だ

 感謝の気持ちで
 教えを請うなら
 私はここに居ながら
 遥かなところに透き通って
 原初の空気に
 包まれていることに
 はたと気付く
 この世のあらゆるものは
 愛により成り立ち
 本質は光である

 私は私に日々驚く
 既に世界は深く成就され
 既に私はそれを知っていることに
 またしても驚きながら
 生きることは
 日々自らを
 学ぶこと

 ひとしずく銀河染み入る秋葉かな

 時空超え黄色の蝶のピアノ弾く  


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2013年10月08日

週刊誌の益害

<週刊誌の益害> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 もう十数年前のことだが
 坂本弁護士行方不明の犯人は
 オームに違いないと
 警察に先駆けて
 某週刊誌に載っていた
 宗教法人が怖くて
 手を出せないでいた警察
 実際にも犯人はそこだったので
 さすがあっぱれ三四朗
 しかし
 週刊誌というものは
 載せてなんぼの面白芸
 本当も書くし
 嘘も書く

 遅ればせながら
 やっと記事になってきた
 リニア新幹線
 実はどえらい多くのマイナス面があるのに
 JR側の情報を鵜吞みにして
 いいことだけを書いている
 それは嘘ではないが
 中身を知らずええでええでとは
 嘘八百に等しい

 10センチ宙に浮いて飛ぶがごとく
 速く走るという
 性能は良いものの
 その為の電力は
 原発数基分

 南アルプス横断により
 水はけや地下水を断ち
 動植物への悪影響は多大

 車両内の有害電磁波および電磁場は
 いまだ公表されずめちゃくちゃ高い
 シールド不可能なのだろう

 車両外は電磁波と轟音の問題

 ほとんどは地下を走る
 ただし直線だから
 民家の下40メートルを
 名古屋市役所の下だけなら文句はないが
 周辺に家はいくらでもあるだろう
 40メートルあるから人間に影響ございませんよ
 本当にそうならば
 実験で証明するべし

 ウラン鉱山は
 避けることができるのか

 ちなみに
 一回だけ怖いもの見たさに
 乗ったとしても
 長生きしたい人は
 誰も乗らないでしょう
 ゆえに
 経済効果は
 机上の狸
 後の採算がとれないのは
 国民の責任とばかり
 上げる税かな

 
 
   


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2013年10月08日

政犯

<政犯> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 政治が
 犯罪である時
 多くの国民は
 人生の目的を見失って
 ブレる

 犯罪である政治とは
 上っ面の経済に気を引かれ
 国民の命や暮らしを
 犠牲にする政治

 本来国民を良い方向に
 引っ張るべきであり
 尊敬される人物であるにも拘わらず

 この犯罪はしかし
 告訴出来ない
 国民が
 それらその政治家を
 選んだのだから
 国民にこそ
 自殺行為ですよ
 その投票は
 と言うべきであるのだ
 もっとも
 いつも50%以下の投票率
 そんな投票自体
 無効のような気が
 しないでもない
  


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2013年10月07日

世界的実験

<世界的実験> 記 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

 一部の名所旧跡は残し
 あっと言う間に全土焼かれた
 日本はもう降伏し
 終戦になるはずであった
 アメリカはわざと
 降伏話を耳に入れず蹴った
 何としてでも実験の為
 原爆を落としたかったのだ
 
 それは周知の歴史

 無謀なこのような繰り返しは
 今もある
 それを知らずして
 日本人は日本人を名乗るな!

 (1) 時代遅れの原発の稼働
       一体何万人が避難している
       制御できぬまま
       今も放射能垂れ流す原発
 (2) 遺伝子操作食品の流通
       長期摂取により様々の
       決して治らぬ健康被害は
       病の源の遺伝子異常として現れる

 何故無謀なことが繰り返されるのか
 人命よりも国民の健康よりも
 薬や兵器の大企業の利益を優先した
 世界的実験なのである  


Posted by nakao at 17:51Comments(0)芸術