2014年01月14日

相似象

<相似象> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界唯一無二
 今ここで天降る
 詩人の奏でる
 この世で最も純粋な
 魂の旋律

 五年前の
 自らのイベント
 パンフをしげしげ眺める
 いや何
 裏白利用目的の省エネ
 これ迄表であったものが
 突如裏になる
 犯罪をしでかして
 裏社会に逃げるのではない
 ただ
 表から裏になるその時
 何処かから
 そよ風が吹いて

 あるとないの狭間を
 物語る
 消えても永遠に
 あり続けるもの
 あるのかないのか  


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2014年01月13日

北口汀子句集

<北口汀子句集> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー
 

 世界を至福にする百の詩集(56)

 「漆黒のほとり」 北口汀子句集 枝秀堂 2014年 定価1800円+税

       一冊の句集で、10句もの作に、感嘆させられるのは
       異例である。得てして句と言えども、詩と同じく、心の
       説明に終始してしまうのだ。大切なのは説明ではない。
       創造的感慨なのだ。天地--------宇宙 一体、の体現。
       詩にも句にも音楽にも。

            ひとつずつ 金言の如 梅発く
            
            黄梅の 点りて空の 拓けゆく

            蓮池や あまたの蕾 合掌す

            透き通る 風の音色や 額の花

            青梅を きりりと齧る 空の端

            向日葵の あっけらかんと 人を呑む

            天に満つ 大音声や 大銀杏

            さよならが ひらりひらりと うすもみち゛

   


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2014年01月03日

説得力の嘘

<説得力の嘘> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 つとに思う
 いかに我々は
 説得力なるものに
 長い間騙されて来たか

 そもそも
 説くことによって
 答を得る
 それ自体おかしいのだ
 説かずとも
 例え常識外れの
 トンチンカンであろうとも
 生きる力や
 癒しの力を
 得るものが
 ほんまもんなのだ
 くれぐれも
 説得の源は理知
 しかし
 世界は人間の理知を超え
 不可思議の奇跡のものとしてある

 これはいかにもたこにも
 私のやっていることが
 妥当だと
 説得している様にも見えるが
 果たして・・・・・

 * アベノミクスは経済再興などと
   説得力がありそうだが、自然エネルギーバランスを壊し
   増税増社会保険料で庶民には全く有害。
 * 無知ではない学者ですらも、リニア新幹線のえげつない有害性を
   御存知でない。まさに象牙の塔。自らの専門性に埋没した知識。
   マスコミや大手新聞すらも既に圧力をかけられているのだ。国民
   のための知識を持つことが大切。原発だけを反対して庶民の味方
   だと思っているのだろうか。反原発だけでは説得力はない。
 * 宗教的なものはあかんという、物的感情次元リアリズム派は
   説得力がありそうだが、そもそも存在自体神秘であることをうっ
   ちゃって、人間性が信用出来ない。
 * いまだに過去の巨匠の音楽のお勉強を、音楽の勉強だと思い
   込んでいるお方は多いが、自らが巨匠であり天降る音楽こそが
   源である。それを知るのを恐れておるのであろう。
 * 交流などといかにもマスコミ受けする催しは、説得力ではない。
   一般論を超えたところに、創造的なひらめきが無限にあることを
   世界に知らせしめねばならない。当、EARTHPOEMPROJECT
   は、その使命を持つ。  


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2013年12月31日

中尾彰秀詩音講座19

<中尾彰秀詩音講座(19)> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 2012年出版した第21詩集
 「月の雫をワイングラスで飲めば」 竹林館 定価2000円+税
 に引き続いて2014年には
 第22詩集を考えている。
 全ての作は、他ならぬ
 このブログに載せたものである。

 言うまでもなく
 私の詩のテーマは
 抒情を遥かに超えた
 宇宙一体波動癒しエネルギーである。
 しかし
 詩的純化を実践すると
 誰の目にも
 抒情と波動の
 相違を
 指し示せないのだ。
 その問題点を
 克服した
 当ブログに載せた詩のごとき
 明確さを持つ詩群。
 第22詩集は
 そういったものになるだろう。

 ひょっとしたら
 変わるかもしれないが
 表題は
 「EARTHPOEMPROJECT-----癒しのうちゅう風-----」
 の予定である。  


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2013年12月31日

猪谷美智子詩集

<猪谷美智子詩集> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(50)

 「水槽の中で」 猪谷美智子詩集 2013年 澪標(みおつくし) 1800円+税 A5版 140ページ 33篇

        日々の現象の観察を
        執拗なまでに
        繰り返すことによって
        醸し出る哀愁は深い。

        日常は絶好のキャンバスであり
        被写体だ
        一つ一つを
        継ぎ足していけば
        人生になる
        エッセンスを
        研ぎ澄ませば
        詩になる
        いや
        もともと
        一本の人生
        詩という哀愁装置に
        リセットしたのだ。

        この詩群の哀切さは
        存在のシリアスなあり方を
        そのまま受け入れ
        そこに自らへの残酷な程の
        自然主義的な修業と
        見なしていることだ。
        確かに
        我々と我々を取り巻く世界存在すなわち
        森羅万象は
        深きにおいて
        美しくも醸されている。

        「愛犬が死んで」

 <無垢の木で作り十五年と二か月使った犬小屋を 燃やした 愛犬が死んで半年目の春
  
  土の温かみがなくなり 荒々しい冬の空気で乾ききった木は 私の心に感傷を与える隙もない
  潔さで 燃えていった

  犬が墓の下で待っていたのかも知れない 犬小屋が早く行きたかったのかも知れない 犬にと
  っては たった 一つの所有物だった小屋

  犬が死んだとき 出入りの大工が 無垢の桐板で棺を作ってくれた 作法どうり(偲び釘もあった)
  大工の心が嬉しかった

  犬の葬儀屋は 棺の火葬は受けかねると言った 仕方なく 夫と私は空になった箱を燃やした
  ・・・・・  メラメラと 蛇の舌のような火が ・・・・・  

  私は犬の死んだ悲しさも忘れて 不規則な一列の繋がりになり激しく怪しく動く炎に 吸い寄せら
  れていた>



  


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2013年12月19日

森羅通信151号

<森羅通信151号> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー
  
 当森羅通信は有料である。
 各号150円年1000円
 A3一紙、裏表。
 年、2号から4号。

 「ひらめきの共有」------中尾彰秀既刊詩集21冊も
               中尾彰秀既刊ピアノCD24枚も
               世界中に癒したる
               ひらめきの共有を
               成し遂げている。
 新作詩------「ひらめき」「もういいよ」  見よ、日常の奥深き聖なるもの。
 記録-------EPP(EARTHPOEMPROJECT)のイベントの第10回から19回
       までの記録。世界の魂の財産!!
 中尾彰秀の詩集群
 中尾彰秀の詩集群(続)
 中尾彰秀ピアノCD群(続)  


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2009年06月13日

きのくに詩話会

<<<きのくに詩話会>>>
-----EARTHPOEMPROJECT-----

 詩とは何でしょう。私は、詩とは人生をより素晴らしく心豊かに生きる生き方だと考えています。
その素晴らしさとは、決して財産や地位や名誉ではなく、愛と平和の魂に支えられた内なる自然
です。特定の目的や主義、思想、宗教に捕われることなく、楽しく人生を詩を大いに語り合いまし
ょう。
 2時間の内、前半は1冊の詩集を決めておいて、何篇かを朗読し、その詩のテーマを考察しな
がら批評なりをさせていただいて、全般その他の芸術の話。後半は、ザックバランに自由な話し
合い、自作詩のある方は持ち込みオーケイ、前半で扱う詩集が解らなくともいいですよ。都合で
知っておこうと思ったら電話くださいませ。
  
  きのくに詩話会  主催  EARTHPOEMPROJECT  代表 中尾彰秀
  開催場所 タオハウス1F
  住所 641-0041 和歌山市堀止南の丁3-19
  電話-FAX 073-422-7248
  入場無料
  毎月第3日曜日 午後1~3時
  第1回 2009年7月19日(日) <光の階段> 津坂治男詩集 竹林館
  第2回 2009年9月20日(日) <汽車のけむり> 飯島和子詩集 編集工房ノア
  第3回 2009年10月18日(日)<スピリトゥス> 北原千代詩集 土曜美術社
  第4回 未定 

  


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