2010年03月16日

セッションのおはな詩(92)

< セッションのおはな詩(92) > 記 中尾彰秀  詩人・ピアニスト・ヒーラー
                                アフラック代理店中尾直司

       黒い箱ひっさげ
       不老橋の横を川沿いに
       スタコラ歩く男
       
          不審者で110番しようと思ったら
          敬愛する写真家のМ氏だった
          自家製ピンホールカメラの実験
          シャッター速度が遅いから
          仲々成功しにくいらしい

             現今バカチョンとなった
             高性能カメラやデジカメには
             写らないものが表出される
             表出・・・・・あらわれる
             あらわにされる見えざるもの

                 10数年前私は
                 ペンタックスフォーラム大阪・新宿で
                 2度写真展をし
                 見えざるものを指し示した

                     カラーをアンダー限界にして
                     見える見えぬの狭間領域で
                     展開する具象世界
                     現代美術と言えば言えるが
                     さらに詩である内宇宙は
                     みずみずしく今も羽ばたいている
                     自らのピアノ奏テープBGMに  


Posted by nakao at 18:15Comments(0)芸術