2010年07月30日

音色

<音色>  詩 中尾彰秀     詩人・ピアニスト・ヒーラー

  ぴーーーー ぴーーーー ぴーーーー
  ふーーーー ふーーーー ふーーーー
  しゅーーー しゅーーー しゅーーー

  我が家の水流
  哀しき音楽
  配管の妙

  少しずつ形を変え
  水と言うものが
  どこか違うところに移動する
  
  川へ
  海へ
  天へ
  再び大地へ

  嬉しさも悲しさも
  たっぷりと含んで
  私は知っている
  変る時のその音色の意味

  いつしか
  私が私の身体を去る時
  どんな音を発するだろう  


Posted by nakao at 15:15Comments(0)芸術