2011年02月03日

聖なる木

<聖なる木>  詩 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 悩ましき事こもごも
 感謝で満たし
 排泄すると
 足元から
 七色の虹
 浮き立つ

 私は
 弓なりに歩き
 程好い距離に
 魂の点心
 いくつもいくつも
 置くのだ

 私は
 超低速でカブに乗り
 街中街外れ
 ドドドドドド
 玄関という玄関より
 真心の球投げる

 私は
 低い声で詩朗読
 内なる宇宙と外なる宇宙
 接点はブヨブヨのまま
 哀愁破裂させ
 黄金の言葉紡ぐ

 私は
 目を閉じピアノ奏
 一本でありながら無数
 宇宙の琴線あらわに
 Shall we dance in the moon

 永遠の夢のような
 夢ならぬ今
 私は呼吸し
 ことごとく世界の精ふところに
 慈しむ術磨く
 誰にも気付かれぬまま
 この世で
 最も小さく最も巨大な
 聖なる木
 THIS IS Ⅰ AM
 
   


Posted by nakao at 16:56Comments(0)芸術