2009年12月27日

秘密のコース

<<< 秘密のコース >>>  詩 中尾彰秀  詩人・ピアニスト・ヒーラー
                               ライフ&ライブコンサルタント

   森羅万象より
     直に 宇宙を感じる
        散歩にも そんな
           コースがある
              どこのどこと言いたいが
                 秘密だ

         大いに矯正せねばならぬ
            物次元の世界・政治・経済
               しかしだからと言って 決して
                  自らの本質を
                     物次元の不平・不満・不足に
                        定着させてはならない

               深いところでは
                  完璧な宇宙があるから
                     常に何か目に見えぬ
                        根源力が
                           とてつもないありがたさで
                              働く世界

          「秘密のコース」

   <その秘密のコース やたら 高いにおい こだまして 在ることの 自らの器から 
   ほんのり漏れた それ自体の宇宙 柔らかく丸く掌に 木々茂る山への家並み 
   川沿いの化学塩山 細く長い公園 金銀銅の道 背骨を通過する何かがこんにちは
   世界の柱の様なものがこんにちは 無言ですれ違うあの方の背後のとてつもなく大
   きな提灯がこんにちは アスファルトは 握力の度合いで 乾き湿り歪み 過去と未来
   踏みしだかれて 今の軽やかな足音 何事も既に 成就されている 人が思うよりも
   さらにさらに深く だから何があろうとなかろうと 目一杯感謝して 時折 無人のテニス
   コートから 緑のボール飛びだし しばらく 弾んでは消える フッと その音>

       中尾彰秀詩集 「ダイダラボッチ散歩クラブ」 竹林館 定価2000円+税
                                  A5 30篇 94ページ

   (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価2000円+送料200円  


Posted by nakao at 17:11Comments(0)芸術