2010年08月27日

背ビレ

< 背ビレ >  記 中尾彰秀

 いつの時代でも悩まされる
 詩集の表紙
 詩人にとって最後の仕上げ
 これを他人に任せると
 値打ちが半減する
 ひょっとしたら
 本体の詩より大切だ

 ちなみに
 著作権を侵さず
 美しいものを頂戴するのが
 成功の要因にもなっているようだが
 
 中尾彰秀第20詩集「静かな背ビレ」
 森羅通信の会・定価1500円
 この表紙を考えていると
 ふっとある意念が湧いてきた
 
 どこからともなく
 声が聴こえたのかもしれない

 一冊一冊手描きで
 シンプルに奥深く
 背びれの様なものを描きなさい

 結果
 マジックと赤ペンで
 ラクダの様な山と日の出を
 サッと


   


Posted by nakao at 17:02Comments(0)芸術