2011年09月07日
村上詩通信
<村上詩通信> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
著者は月に一度は登山しているのだろうか。
いかにも、山を愛で自然を愛する姿勢がひたむきである。
この詩誌は、左右上下に四枚写真を添え、中央に詩を配する。
A4一紙 「村上詩通信」(124) 村上久雄
山愛でる人は前世はサンカかアイヌか。
いやいや、日本列島全てが火山で山だから、みんな山の人。
放射能世界一となった愛すべき狭い地震列島。
いつまでもかような優雅な山遊びができますように、
竜門の神に祈る。
「竜門岳」
<昨夜 雨が降った。 それまでは 晴天が続いていたのに。
今日も朝から曇りで 昼からは雨らしい。 出掛けた竜門岳は
急登で 見晴らしのない山だったが 小さな川が流れていた。
急登のおかげで いくつか滝が生まれた。 だからと云って
面白い山でもない。 奈良時代の創建で 隆盛を誇ったという
今はなき大寺・竜門寺。 その雰囲気さえ微塵もない。
杉の植林地の中を歩く ただしんどい急登の山である。
でも水音を聴きながら登るも 足元ではネジバナなどの
可憐な草花が 小さな花を咲かせている。 下りは小雨。
走るように下る。>
著者は月に一度は登山しているのだろうか。
いかにも、山を愛で自然を愛する姿勢がひたむきである。
この詩誌は、左右上下に四枚写真を添え、中央に詩を配する。
A4一紙 「村上詩通信」(124) 村上久雄
山愛でる人は前世はサンカかアイヌか。
いやいや、日本列島全てが火山で山だから、みんな山の人。
放射能世界一となった愛すべき狭い地震列島。
いつまでもかような優雅な山遊びができますように、
竜門の神に祈る。
「竜門岳」
<昨夜 雨が降った。 それまでは 晴天が続いていたのに。
今日も朝から曇りで 昼からは雨らしい。 出掛けた竜門岳は
急登で 見晴らしのない山だったが 小さな川が流れていた。
急登のおかげで いくつか滝が生まれた。 だからと云って
面白い山でもない。 奈良時代の創建で 隆盛を誇ったという
今はなき大寺・竜門寺。 その雰囲気さえ微塵もない。
杉の植林地の中を歩く ただしんどい急登の山である。
でも水音を聴きながら登るも 足元ではネジバナなどの
可憐な草花が 小さな花を咲かせている。 下りは小雨。
走るように下る。>