2011年12月11日
落とした台本
<落とした台本> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
リハの人々の前で
落とした台本は
床でヒラリ広がって
異国の扇のごとく
輪を描いた
ピーチクチクチク
待ってましたの小鳥たち
そこで目が醒め
小便に立つ
夢の舞台は
演劇だったのか
音楽だったのか
何れにせよ
人為で作られたものは
いつかは壊れる
大自然より天降る
台本(譜面)すらない
軽やかに時に重く
七色の虹おびて
シンフォニーは
今も続いている
リハの人々の前で
落とした台本は
床でヒラリ広がって
異国の扇のごとく
輪を描いた
ピーチクチクチク
待ってましたの小鳥たち
そこで目が醒め
小便に立つ
夢の舞台は
演劇だったのか
音楽だったのか
何れにせよ
人為で作られたものは
いつかは壊れる
大自然より天降る
台本(譜面)すらない
軽やかに時に重く
七色の虹おびて
シンフォニーは
今も続いている