2012年07月18日

犬の行方

<犬の行方> 詩 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ぐっすり眠っているはずの犬が
 廊下に立っている

 深夜小便に立つと

 犬もハッとしている

 一体どこへ行くところだったんだい

 今はない家族のいる
 遥かなところへ

 守護してくれている
 〇〇天使のところへ

 まだ早い日の出の
 ぼちぼち色付き始める
 とある闇の地点へ

 在ると無いの狭間
 生命の発生司る為やって来る
 風の香辿り

 私は愛する
 時に人間より深い
 君の瞳を

   


Posted by nakao at 21:54Comments(0)芸術