2009年10月15日
唖然
<<< 唖然 >>> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト
関西詩人協会会員、「詩を朗読する詩人の会”風”」代表
「EARTHPOEMPROJECT」代表
何度お参りしただろう
紀三井寺
今日 東の方から
一緒に朝日受け
ゆっくり眺める名草山
そう言えば これまで
西の方からばかり見ていた
ダイダラボッチではないが
ひとまたぎ超えると
しみじみ解るのだ
地球に張り付く千年万年が
一瞬の内やって来る
二瘤に分かれた背中の温かさ
生死生死生死生死生死生死生死生死生死一如に抱いたまま
どこもかしこも中心の風に
鐘の音沁み込んで
何時までも掌は
じーんとして
私のみならず
私を眺める私も 唖然
東西何れも変わらぬ
なだらかさに
関西詩人協会会員、「詩を朗読する詩人の会”風”」代表
「EARTHPOEMPROJECT」代表
何度お参りしただろう
紀三井寺
今日 東の方から
一緒に朝日受け
ゆっくり眺める名草山
そう言えば これまで
西の方からばかり見ていた
ダイダラボッチではないが
ひとまたぎ超えると
しみじみ解るのだ
地球に張り付く千年万年が
一瞬の内やって来る
二瘤に分かれた背中の温かさ
生死生死生死生死生死生死生死生死生死一如に抱いたまま
どこもかしこも中心の風に
鐘の音沁み込んで
何時までも掌は
じーんとして
私のみならず
私を眺める私も 唖然
東西何れも変わらぬ
なだらかさに