2009年07月31日

背負う

<<< 背負う >>>     詩 中尾彰秀     詩人・ピアニスト

小走りに走る人は背負う
まだある余裕の隙間に
風の煙突を

お喋りしながら歩く人は背負う
赤 緑 黄色
タイムマシンのボタンを
既に押してしまって
遙かな時代の美しい言葉を
奏でる女性

歩くことが目的のゆっくり歩く人は
一枚の大空背負っている
もしつまずいてもサッと雲のクッションが
待っているのだ
天才の雲は
宇宙の差し出す憧れ
一生は夢のごとく

                         * このブログの為に、いくつかの詩を
                         記していますが、詩誌・詩集に載せてい
                         ない初出です。お楽しみ下さい。

  


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2009年07月31日

ピアノ百聞一弾(4)

< ピアノ百聞一弾(4) >     詩人・ピアニスト  中尾彰秀

 恐らく、2002年であったろうか、白浜のホテル「川久」に、買ったばかりのスバル・フォレ
スターで横付けし、昼食した折、巡り合ったのである。
       SteinwayConcertGrandPiano
     「inimitable-tone」(無類の音色)として世界的名声を博している、
    スタインウエイ&サンズ社のハンブルグ製特注グランドピアノ。象眼
    細工はイタリアに搬送して行われ、クレモナ大聖堂にあるオリジナル
    デザインを忠実に再現しています。音色も素晴らしく数々の著名なピ
    アニストが演奏しています。」(パンフレットより)
 その当時は、まだCD出版しておらず、世界的なる実力は、海にも山にも行かず、その場
演奏でしか示せない。「超一流ピアニストです。すばらしいピアノを目の前にして、弾きたくな
ったのですがよろしいでしょうか。」係り付けの若い美人が、ホテルの偉いさんに相談しに行
ったらしく、しばらく待っているとОkが出た。眼を閉じようが、開けようが、鍵盤の前に座した
らこっちのもの。作曲して間なしの、「レディナダ」など3曲を弾かせていただきました。
 まるで宮殿の大空間は、煌びやかに輝き、まさしく天使が舞い踊る一時となった。世界で唯
一の曲、奇跡のインプロヴィゼイションである。このピアノすらも大喜びでした。残念ながら、予
定していなかったため、カメラもレコーダーも持っておらず、記憶はあるが記録はない。
 なお、公然と、この様な飛び込み演奏はホテルとしては許可していないので、くれぐれも、誰
でも行くと弾けると思わないようにしてください。度胸とタイミングと天使の微笑と実力、それに
きちっとした礼節が必要です。


  


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2009年07月30日

祝福

<<< 祝福 >>>     詩 中尾彰秀     詩人・ピアニスト
                                2007年「EARTHPOEM賞」受賞
                                関西詩人協会会員、「きのくに詩話会」主宰
                                「詩を朗読する詩人の会”風”」世話人代表
せっかく
ここまで登って来たのに
爪で弾くのはかわいそう
がむしゃらに生きる為ここまで
蟻一匹
私の膝には何がある
人差し指に止まらせて
ヒョイと飛んでもらった
土に戻ると
何事もなかったごとく
また走り出して

エサを捜しに走り廻る事が
悦楽と言う脳内システム
私にせよ
がむしゃらに蟻のように働いて
ちよっと早い目に
朝公園のベンチに腰掛ける身分になった
そう選ばれたのだ
とてつもなく大きな自然の力から
祝福として

  


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2009年07月29日

静かに水が

<<< 静かに水が >>>    中尾彰秀ピアノCD  森羅通信の会・1000円

 このCDが、世界中に広まり、多くの方々の魂の癒しとなり、一歩でも二歩でも世界が平和に
なることを願っています。私は我々は、一人の内に億の人を持ち、一つの地球を持っています。
それは、実は、誰しもが内包するとてつもない愛の力なのです。その力を、決して曇らせることな
く生きてゆきたいものです。(中尾彰秀自筆、アルバムの文章)
 
  ----------中尾彰秀 奇跡のピアノインプロヴィゼイション 13曲---------
(1)「静かに水が」  自ら朗読しながらピアノ奏。魂の力溢れる。世界は静かに美しく。
(2)「さあこれから地球よ」  背後から声が響き渡る。希望の声。人間は諦めてはいけません。
(3)「堀諭+中尾」  詩人、堀諭氏のうたいに内在する宇宙。中尾のハーモニカと共鳴る。
(4)「レディナダ」  シャンソンコンサートに魂の光を!代表作曲の一つ。とろける名曲。
(5)「2004年、ポエム.オータムでの山田博氏の準備中の一曲」  ほら光のシャワーが。
(6)「海辺の時間」  永遠の時の流れの中で輝く生命。美しくも、哀しくも。朗読、岡崎葉氏。
(7)「芙蓉」  自ら朗読のピアノ。このダイナミズムは世界を勃起させる。神戸六甲荘(同上)にて。
(8)「タコ上げ」  超絶!気踏しながら、朗読。シンセサイザー、松尾泰伸氏。大阪厚生年金会館。
(9)「マネキン」  詩、まつだくみこ氏。情念降り積もる実存。美しき空虚、降るメロディ。(同上)
(10)「おうす」  詩、橋瓜さち子氏。濃い闇の狭間から神々しく、降り注ぐもの。(同上)
(11)「まわりで」  詩、吉本弘氏。大自然の中心に在るのは、宇宙内包した私自身。(同上)
(12)「忘れないで」  詩、左子真由美氏。詩魂は、殺せない、殺されない。健やかに上れ、魂。
(13)「上記の続き、山田博氏の詩」  日本平和賞受賞、山田さんおめでとうございます。戦争体験
   談に、透明なヒーリングサウンドが響き渡る。世界は、波動に包まれるのだ。

    <静かに水が>   中尾彰秀ピアノCD

(購入法)  郵便振替  森羅通信の会  00940-4-29604(おお供養を世に苦労多し)
                          定価1000円+送料200円
  


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2009年07月29日

整然と

<<< 整然と >>>     詩 中尾彰秀    詩人・ピアニスト
                                関西詩人協会会員

   整然と
   動かぬまま
   動いている
   食卓の上に置かれた
   ガラスコップ ヤカン 梅酒瓶
   深夜の電燈は
   オーロラのごとき矢印だ
   利用する目的から離れた大自然
   自らの暗号を解いて
   何れも等しく美しく
   宙を目指している

  


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2009年07月29日

あなたの人生を至福にする百の詩(8)

< あなたの人生を至福にする百の詩(8) >

「 母の家 」     池田瑛子詩集   土曜美術社 2000円+税 2001年発行

  <蓮>
遙かな 時の果てから うつくしい暗号を受けとめて 蓮の花が咲いている  悲哀の沼に漂い
絡むかなしみの水藻を分けて 祈るように 天に 高く さしのべる  あこがれ  肉体を脱い
でいった魂も 夢をみるのではないか ほそい坂道を下り 竹林に抱かれた蓮池のそばを
カーブする一瞬 魂の夢の中へ
  <博物館で>
ふと 何かが 囁く ---------待っていたのですよ  太古の森に そよいでいた樹 もっと遙かな日
海辺に遊んでいた貝 ありとあらゆるいのちの 果てしないつらなり 魂のふるさとから届く やわ
らかいひかりが 心のなかの忘れられた原野を 呼び覚ましてゆく
  <あざみ>
夜の崖に 流れやまない水の響きを 聴きながら 痛みは 無数の炎をあつめて 息をひそめてい
た   もうすぐ 風が吹き過ぎるだろう

  北陸海辺に暮らす詩人。哀切さは消えることのない海鳴りから来るのか。存在の奥域の
 魂のふるさとからか。子守唄のごときやさしき歌。懐かしきところに帰る詩。森羅万象のつな
 がりを思い出させる言葉。魂の透明さと静けさを維持する強靭な精神力。時空を超えて見守
 ってくれている亡き母の認識。西欧の分析を遙かに超えた次元。現代詩のとてつもなく大き
 な成果がここにある。 (詩評 中尾彰秀)


    


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2009年07月27日

ピアノ百聞一弾(3)

<<< ピアノ百聞一弾(3) >>>      詩人・ピアニスト  中尾彰秀

 「京都烏丸ホテル」から歩いて西へ3分のところに、「ブリランテピアノサロン」がある。雑
誌で見つけて、ここは以前から来たかった。たまたま別件で、烏丸ホテルに来たのを幸い
に、予約して立ち寄ったのである。
 ここの、スタインウエイグランドピアノは、練習の為使い込まれ、波動の乱れが多々あった
ものの、宇宙エネルギーを入れると、俄然バランスが良くなった。合掌だけでも良い。そして
もちろん、その場の浄化。技術を身に付けるパワーではなく、世界宇宙一体、愛の波動に満
たすのだ。その場でひらめくいい演奏は、その上で初めて出来る。以外に、雨の音の聞こえ
る中、3曲本チャン演奏.録音させていただきました。感謝。
 私の場合、その場、その時によって違う演奏になる。曲名は、ゆっくり後で付けるとして。次
の第11アルバム「ユリゲラの絵を前にして」(仮題)に収録予定。たぶん、30年程前の、ハン
ブルグ製でしょうか。このピアノの特長は、中高音の際立つ深い、透明な美しさと、低音の立
ち上がりの迫力。ホロヴィッツ氏のアメリカ製スタインウエイは、やはりすばらしかったのです
が、重厚さはドイツ製があるでしょうか。
 本来は本チャン用の高価なピアノが、1時間1500円で開放されているとは、さすが京都!

  


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2009年07月26日

散乱した枝

<<< 散乱した枝 >>>     詩 中尾彰秀     詩人、ピアニスト
                                    関西詩人協会会員、E,P,P,代表

  思い思いの方角を指して------------そのひとつ北極はオーロラを
  雨風抵抗の限界点で上手く折れて------------悲しみの関節がある
  時に古代文字の気概で-----------土からも空からもいただく宇宙エネルギー
  ポッキーチョコと間違えて-----------食べたらあかん。似ても等しきにあらず
  朝散歩のおじさんが背中を-----------掻いたら折れてパンツに入ったよ
  木枯らしもんじろうの使えるサイズもあって-----------今日からどこへ
  右左放物線描いて政治占い----------皆で何とか立て直そう
  ここで舞い、枝になるなり田中泯----------世界的前衛舞踏家
  私は私で朝の限界点、さあ帰ろう----------しこたま歩いた顔つきで  


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2009年07月24日

正夢

<<< 正夢 >>>    詩  中尾彰秀     詩人・ピアニスト

中尾さんを
バットで殴る夢を見た
何回殴ってもヘヘラ笑ってるので
余計腹が立った
ウエンツ氏扮する「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビ映画の2日後
出勤するやロッカー室でのたまう同僚の青年

右手に「龍の風」(第18詩集)
左手に「竜の落し子」(第19詩集)
おまけにピアニスト・・・
写真付きの新聞記事が出て
余程得体の知れぬ人物に思えたのだろう
ゲゲゲゲゲ
その日の仕事中
大雨と大雷で避難してたら
すぐ目の前に落雷した
まったくけがもなく一命取り留め
帰社するや同僚に
あれ正夢やったでー







  


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2009年07月24日

おはようございます

<<< おはようございます >>>    詩 中尾彰秀    詩人・ピアニスト

おはようございます
どこの誰か知らねども
早朝散歩お会いしたら
おはようございます
人脈、金融、業務駆け引きなしの
おはようございます
3年早く退職したので
3年早くありつけた健康法
古今東西数万年前からあった
おはようございます
ほとんど耳の聞こえない77歳のおじさん
おはようございます
いつも丁寧に頭を下げてくれて
おかげさまでと
お互いに人の持つ背後の大気を読んで
詩でも書くのか
裏白の紙ポシェットに
  


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2009年07月23日

えくしいね---うちゅうの冬昼寝---

<< えくしいね----うちゅうの冬昼寝---- >>     中尾彰秀詩集+ピアノCD
                                 森羅通信の会出版 1500円

犬のごとき猫、猫のごとき犬が、うつぶせに寝ながら微笑する。ヘタうま絵の表紙は、著者の作。
このポーズは、直にアスファルトで内臓を温めるので、ずいぶん前から、犬猫の間で流行し、人間
達の岩盤浴の先駆けとなった。2003年出版、95ページ、A5版。製本せずに折りたたみ、CDと
一緒にナイロンに入れている。詩21編、19句、エッセイ数篇。セットのピアノインプロヴィゼイショ
ンCDは、18曲60分。

「 暇 」
<振り向くと 待ち受けているもの 角生やした妻? 持ち主のない一億円? 身に覚えのない苦
情? ソファのこっくりこっくりは 禁断の快楽の夢に染まる 芥子の花一輪手描きした ゴミ箱の真
横で ふと薄目開くと 人間の視線察知したのか 蟻のごときもの 一直線に走り去る 蟻の残した
直線は 山越え谷越え海越え地球ひと廻り ------- おい 孤高気どりはもうやめよ ------- 生死ひっ
くるめ そのものの真実 森羅万象 ゴミすらも 花に見える 秋の休日  暇は神様のくれた宝物>

   自らの香に酔う犬の冬昼寝 「冬昼寝」   女足出す夏の突風週刊誌 「ジャズと蝉」

詩 ------  「砂」「真昼」「椅子」「机」「地球」「まばたき」「時間を食べる怪獣」「秘儀」「洗礼」、他。
曲 ------  「ここより遙かなここへ」「OPENSKYプレリュード」「ひかり」「レディナダ」、他。

 我々はあらためて確証を得る。世界の詩も音楽も、ここに集約されつつ、愛いっぱいの波動つまり
は、光によって成り立っていることを。さらに、ユーモアと挿絵は、内なる世界の崇高さをやさしくも妙
なるものとして支えていることを。

   <えくしいね------うちゅうの冬昼寝----->   中尾彰秀詩集+ピアノCD

(購入法)  郵便振替  森羅通信の会 00940-4-29604(おお供養を世に苦労多し)
                定価1500円+送料200円
        ℡fax 0734227248



 
  


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2009年07月22日

三斜参り

<<< 三斜参り >>>       詩  中尾彰秀    詩人・ピアニスト

  「 ピサの斜塔 」

傾きの角度は教える
斜によって初めて
きっぱりと
青空の懐に抱かれること
無数の鳥の目撃として        「 地球 」
                    
                    神のみぞ知る斜の理由
                    今ほど
                    弾力やひねりを要する時代はない
                    前に歩いてそのまま元の位置に来る初夢
                    どうか落ちませんように
                                    「 大屋根 」

                                 天降るものいなしてから
                                 地に還す哲学
                                 おーーーい大仏さん
                                 古今東西等しき旋律背負った者同士
                                 仰向けに
   * 詩を書くことは、ステキなこと。
     人生を至福にすることが出来る。
     現代人の忘れた何かを取り戻す
     事が出来る。  


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2009年07月21日

あなたの人生を至福にする百の詩集(7)

<<<あなたの人生を至福にする百の詩集(7)>>>

  「 目的地 」     名古きよえ詩集  土曜美術社 2000円+税

2001年出版、A5版、127ページ。色鉛筆で描かれた線が、光受け、立体的に浮き出て、
もつれあう。もつれ合った心がついには、明確な意味を持つに至る。そんな感じの表紙絵。
<西の駅>
「夕日にむかって 走るローカル列車 コスモスを車窓にうつしながら ひた走る 老人のお
しゃべり 学校や家の模様が ちらほら見える中学生 母子の絆を プラットホームに下ろし
ながら  鉄橋をわたる 車輪を響かせて 映る 移る 草木の匂い 川の流れ 電車は夕
日の方へ 落ちてゆく  私の下りる駅は まだ近つかない 見知らぬ駅で 私は下りるだろ
う 無人駅で もし 呼ぶとしたら 親しかった人達の列車 彼らの到着を待って わたしも乗
せてもらおう ククコト ククコト 列車は 風に乗っていく 駅は 手を振るだろう 一本杉のよ
こうに」
 様々な風景が、分身か友人の様に思えるのは、大自然に融け込みたい一心なのであろう。
遠い地に於いても、どこに居ても、この自然回帰は誰にでも共通のやさしさなのだ。
<花>
「菜の花が 咲いた モンシロチョウ モンキチョウ 花から花へ 飛んでいる 少年が自転車
を止めて 見ている わたしは ふと思う 人はだれでも 生まれたとき プレゼントされた花が
心のなかに 咲いているのだと 嵐のときは 助けを求めて声を出し 旱魃のときは 苦しくて
涙を流す 踏みつけられたら 手をのばし 穏やかなときは 静かに薫っている 菜の花や 菫
薔薇のようなのがあるだろう 忘れていても 思い出せば また咲きだす 胸いっぱいに 咲き
匂うこともある 生まれたとき プレゼントされたのだから」

 言葉の背景の生命感が浮き立つ。これは、いのちの歌だ。生きることへの賛歌だ。百の千の
万の勇気を与えてくれる詩だ。表題の「目的地」とは、おそらく、どこか遠くの楽園などでなく、こ
こに生きている場を深く理解し、やさしき自然を持とうとする意念なのであろう。

  


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2009年07月20日

きのくに詩話会(1)

<<< きのくに詩話会(1) >>>

2009年7月19日(日)午後1~3時 タオハウス1F
「光の階段」 津坂治男詩集 (竹林館 2000円+税) の朗読と批評。

「階段」
<あそこから射してる、 と孫 曇っているのにどうして暗くならないの、と訊いたすぐ後
西の峰から雪崩れのように注ぐ光の束 雲の隙間から・・・という説明はもう聞かない小一
「光の階段」と言いかけて 一瞬ぼくは戸惑う 実はあれはまた命を掬い取る上向きベクト
ルかも? 招き遺した誰か誰かを丹念に掌に拾いとる弥陀のまなざしかも・・・ 東の首都
では 六十三年前の空襲焼死者十万の 何千人かの霊が浄土の人別帳にまだ記されな
いでいる あるいは故郷の家の隣で直撃弾を受けて微塵になった ぼくらの身代り母子三
人の魂も身体ごと繕われないでいる? 喜寿だと言って半ば浮かれているこの老人の丸ご
と摂取も危なかしくて・・・・・・  ロケットは こんな雲の中でも飛んで行くの、 と明日にでも
宇宙に自分も行くつもりか 七歳 あっという間だからな、 とは自分の旅立ちと重ね合わせ
て いつか近ついているお迎えの 光の階段-------->

A5版、75ページ。スッキリとした虹の絵の表紙。言葉は虹となる。詩編「階段」は、やさしさ

と戦中体験の恐れの残像と今生きている事の感謝が、モーツアルトのソナタのごとく心に響

き入る。この詩集は語る。いかなる時代に於いても、人の心は優しくあれと。

詩人 津坂治男   詩集「石の歌」にて、第10回小熊秀雄賞受賞。










  


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2009年07月19日

ANGELGARDEN

<<< ANGELGARDEN >>>    中尾彰秀ピアノCD 森羅通信の会 1000円

 詩に触れる,読むことによって、即座に音楽を作る。そこには、不思議な脳と身体のシステム
がある。脳と身体には宇宙があり、宇宙一体として結びついているのだ。もともと大ピアニストに
なる運命の人間が、音楽でなく詩をやってきて、突如音楽の華が咲く。人生は何とドラマチックで
あることか。逆に、大詩人になる運命の人間が、音楽ばかりやって来て、突如詩を書き始める事
だってあるだろう。どっちがどっちでも良い。どちらでなくとも良い。大切なのは、この地球が AN
GELGARDEN であると気付く事。2007年「EARTHPOEM賞」受賞。これは詩のみならず、
音楽の世界への多大なる貢献をも意味する。13曲、70分、全曲インプロヴィゼイション。

「時のしずく」  詩人、蔭山辰子さんの同名の詩に感動して。
「至福」  ここに居りながら、遙かなここに既に居ることに気付いたみたいな。
「ANGELGARDEN」  この地球に今、生きている奇跡。
「NIGHTDANCE」  とある旋律、天から地から降り、私は踊る、夜の光る巨大な柱抱いて。
「菜園に吹く風」  詩人、志田静枝さんの同名の詩集を、読むやいなや。眼を閉じ、座頭市奏法。
「精霊のダンス」  胎内のリズム、月の香立ち込め、解き放たれた内なる無限。
「桜の下で」「風」「レディナダ」「夜明け」
「THIS IS A------」(キーボード奏。大津能楽堂にて。) ものの静けさの内には、百万本の花が
                            ある。咲く花の背後には、静けさの海、拡がり。
「花のえまい」  詩人、白川淑さんの朗読とハーモニカ奏、中尾彰秀。同上の場所にて。
「蚊隠れ」  詩集「ダイダラボッチ散歩クラブ」より。心斎橋、長崎堂にて。

   <ANGELGARDEN>    中尾彰秀ピアノCD

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会  00940-4-29604  定価1000円+送料200円
  


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2009年07月18日

枠を超える

<<< 枠を超える >>>        詩人・ピアニスト  中尾彰秀

 枠を超えていない人の世の生業を見るにつけ、思うことは、当ブログ http://earth
poemproject.ikora.tv/ を、読み続けるだけでも既に、枠を超えている。クロスポエ
ム。しかし、さらに大切なのは、身体の枠を超えることだ。その為、私自身は、様々の
イベントを実施したり、参加出演したり、多くの師に教えを請うたりしている。師の話は
いずれいたしましょう。
 詩の朗読   ボソボソ声はダメ。腹からの発声で、エネルギーを高める。
 セッション   共に鳴らせることで、共鳴による高揚が得られる。出来れば朗読者は
          、同時に自ら楽器を奏じること。それも、コピーでなく独自のものを。
          言葉の出自と、音の出自の等しき高揚が、体現出来る。
 2009年これからのイベント

7月19日(日) きのくに詩話会第1回 「光の階段」津坂治男詩集 午後1~3時
                       場所、タオハウス1F ℡.fax0734227248
7月19日(日) 詩を朗読する詩人の会”風” ゲスト、橋瓜さち子さん 午後5~7時
               場所、あべの近鉄百貨南スグ「喫茶スワン」、℡066244331
7月25日(土) 「西日本ゼミナールin京都」 主催、日本現代詩人会 午後1時~
                   場所、からすま京都ホテル ℡0753710111 
                   問い合わせ、左子真由美(竹林館) ℡0648016111
8月23日(日) 「”風”盆祭」 主催、詩を朗読する詩人の会”風” 午後1~3時30分
                  場所、心斎橋「長崎堂」℡0662110551 
                  問い合わせ、中尾彰秀 ℡0734227248
9月20日(日) きのくに詩話会第2回 「汽車のけむり」飯島和子詩集 午後1~3時
                        場所、タオハウス1F ℡.fax0734227248
9月20日(日) 詩を朗読する詩人の会”風” ゲスト、北山リラさん 午後5~7時
             場所、あべの近鉄百貨南スグ、「喫茶スワン」℡066244331
             問い合わせ、中尾彰秀 ℡0734227248
9月27日(日) 「朗読と詩の未来」(関西詩人協会15周年記念) 午後2時~5時
         場所、京都健康保険組合保養所「きよみず」(ホテルグラン京都清水)
                             ℡0755619900
             問い合わせ、尾崎まこと ℡0729552013(夜、米田方)

12月13日(日) 「和歌山詩まつり(2)」  朝から夕方迄  緑風舎
                 問い合わせ、EARTHPOEMPROJECT代表 中尾彰秀
                 ℡fax 0734227248


                





               場所、あべの近鉄百貨南スグ「喫茶スワン」、℡066244331   


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2009年07月17日

気踏歌

<<< 気踏歌 >>>     中尾彰秀詩集   竹林館 2300円

 1994年出版、詩界の救世主。A5版、28篇、103ページ。表紙帯にはこう書かれ
ている。「沸騰するエネルギーは、根の国のスサノオノミコト。噴出する角度は大地
を、宇宙を目指す、あの南方熊楠。想像力の巨大さはフランス・ルネサンスの作家、
フランソワ・ラブレー。見よ、この人を。聞け、この詩人の多元的な言葉の宇宙のかな
たにとどろかす響きを。巨大にして猥雑、猥雑にして陽光を浴びた詩の数々。過去を
、現在を、未来を射抜く詩人の言葉、詩人の啓示、詩人のささやき。」
 さて、2作を引用。
   <静かに水が(1)>
「どんな奥底の 心の内襞にも 流れる水だから 湖一面の水にせよ どんな風景をも
さりげなく 写すのだろう 時に人間の自然破壊を糾弾するかのごとく 湖丸ごと枯渇し
筋肉質の土壌と大蛇の木根見せつけたり 美しき田舎にひかり輝く雨降らせたり 水
たる水ひとしきがゆえのゆえ  我が内なる水は既に 心臓打ち破り 押し寄せ ごら
ん 無用物は一つたりとも残っていない 津波の後の静けさ 古代より 延々と待って
いたに違いない 物どもの背後の深い静けさ が 共鳴しあい いのちの出番は 今
だとばかり やけに 水は静かだ」
   <凧上げ>
「手繰り寄せると 手繰り寄ったのは 自分であった 凧など はじめからなかった
時折りかわいげにひかる糸が 私の身体の中心から えんえんと伸びていた」

 なお、内なる精神のやさしさ、静けさ、崇高さ。かくなる魂の豊饒が、人間の人間た
るすばらしさであろうか。

     <気踏歌>     中尾彰秀第9詩集

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価2300円+送料200円
       全国の郵便局で待ってます!

  


Posted by nakao at 14:22Comments(0)芸術

2009年07月16日

あなたの人生を至福にする百の詩集(6)

<<<あなたの人生を至福にする百の詩集(6)>>>

   「 龍の風 」     中尾彰秀第18詩集 竹林館 3000円+税

 龍のごとき雲があるのだ。雲のごとき龍があるのだ。とても、とても美しいA5版の表紙写真
は、ものの見事に妙なる真実を表出する。左下のヘタウマ漫画の大家、著者によるピアノ弾き
絵で笑ってもらってから、帯の一文はこうだ。
     「マグマとなって 噴出する 詩人の魂は 聖性を帯びた 癒しの 風を 巻き起こす」

< ひとつひとつのこと >
 このちきゅうじょう ひとつひとつのことは めにみえぬいとで むすびついている ひとつひと
つは ことごとくべつだが ものごとのなりたちにはかならず きょうつうするようそが ようそよ
うそようそろうと からみあって くんずほぐれつうつくしく ひとつのこととなっている  ひとつ
のことを まえからうしろからくるくるまわし なおじかんも あるとないのきょうかいも ちょうえ
つさせ ざんこくなほどぶんかいし 素なるものと対面すると すずやかな風であり 音色であ
ったり  風は私の胸のおくのおくへふきわたり やみをへんしつさせるひかりとかす 音色は
はるかはるかとおくの くうきのとてつもなくすんだやまにある すうせんねんのすぎのたいぼ
くのためいきのごとく うちゅうにひびきいる  こじん曰く梵我一如 なかおあきひで曰く宇宙
一 ひとつひとつのことをふかくふかくかんしゃする

全27篇、127ページ。「夏深し」「美しき日本」「聖老人」「龍の風」「女神」「ホロヴィッツ氏の
ピアノ」「風譜掌光」他。シュール+リアリズムは、癒したる新しい波動の詩として多くの読者
の賛同を得ている。かくも明るくやさしく、深き魂に基ずいて、これが現代詩最先端である。
なお、巻末に「南方熊楠へのオマージュ」(13曲、60分)、著者によるピアノ奏CDを付属させ
ている。新たな名曲を即興で奏じる奇跡を目撃下さい。

 中尾彰秀詩集   <龍の風>

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価3000円+送料200円
                       (おお供養を世に苦労多し)





ている。むしろ、本体とも言える凄みのアルバム。過去の巨匠のコピーでなく、新たな名曲を即
じる奇跡を目撃ください。

  「龍の風」   中尾彰秀詩集

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価3000円+送料200円  


Posted by nakao at 12:16Comments(0)芸術

2009年07月15日

”風”盆祭

   ”風”盆祭

「詩を朗読する詩人の会”風”」は、毎月第3日曜日、午後5時~7時
あべの橋・喫茶「スワン」3F(あべの近鉄百貨南スグ、ユーゴー書店北隣)
℡066244331、にて実施しております。1ドリンク付き1000円。
7月19日ゲスト、橋瓜さち子さん
9月20日ゲスト、北山リラさん
なお、8月23日(日)第4日曜日「”風”盆祭」を  「長崎堂」にて実施
午後1時~3時30分、コーヒー+ケーキ.2000円、チンマーマングランドピアノ有
定員35名、出演.参加者募集中!  出演は一人7分以内
心斎橋「長崎堂」、℡0662110551    テーマ「星のことば」

連絡先 世話人代表 中尾彰秀 (℡、fax)0734227248  


Posted by nakao at 17:06Comments(0)イベント情報

2009年07月14日

ついてるついてるついてる

<<< ついてるついてるついてる >>>     詩  中尾彰秀  詩人、ピアニスト

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
バンザーイ 神様 ありがとうございます

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
ばんざーい 仏様 ありがとうございます

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
バンザーイ 守護霊さま ありがとうございます

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
ばんざーい 森羅万象司るおおもとのエネルギー様 感謝してます

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
バンザーイ この地球に私なる生命体お授けくださいまして ありがとうございます

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
ばんざーい 世界一の賞「EARTHPOEM賞」いただきまして ありがとうございます

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
バンザーイ 読者10億人波動エネルギーの詩集20冊目出します 感謝!!

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
ばんざーい 10億人が涙するヒーリングピアノ奏第11アルバム出します 感謝!!

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
バンザーイ 何が何でもとにかく世界平和に一歩近ずいて ありがとうございます

ついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてるついてる
ばんざーい プログhttp://earthpoemproject.ikora.tv/ 益々進展 感謝しています
  


Posted by nakao at 14:17Comments(0)イベント情報