2011年07月08日

黄金の合唱

<黄金の合唱> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 誰しもが
 一生に一度は
 世界が一つになって
 合唱しているような気概を持つ
 あえてベートーベンの第9を聴かなくとも
 心の純粋な人は
 あるいは詩人は
 日の出日の入りに
 それを感じもする
 私は四六時中だから
 詩人・ピアニストにヒーラーを加えた

 この詩、終行の「死ぬまで居すわる命」は
 ブラックジョウク。

     「黄金の合唱」

<本当は地から湧き出したのに 天からだよと クスッと笑ってから降る雨
 
 本当はその都度初めてなのに 百兆億回目のごとく波打つ 嘘吐きの海

 本当は宇宙遥かからやってきたのに 内からの表現だよと 酔い痴れる人間

 本当は深いところで結びついているのに 違う物であるかのように 森羅万象

 本当はひとつひとつが奇跡なのに いざあれば当たり前 死ぬ迄居座るいのち>

   掲載 中尾彰秀詩集 「呼吸のソムリエ」 竹林館 3000円+税 平成12年
                             A5版 30篇 108ページ

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価3000円+送料200円  


Posted by nakao at 14:50Comments(0)芸術