2013年12月11日

門林岩雄新詩集

<門林岩雄新詩集> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(44)

 「面影」  門林岩雄詩集 2013年 土曜美術社 定価2000円+税
                 A5版 150頁 123篇

       「山路」

 <飛び立とうとする 姿そのまま 立ち枯れの木

  ひっそりと 墓もアザミも風の中>

       「秋の小川」

 <水とみずとが ぶつかりあい ともによろもびの声あげる
  「ルルン げんきそう」  「ロロン そちらこそ」

       「早春の小川」

 <水が光るのは 妖精のせいだ 妖精が浮かれて 踊っているんだ」

       心の軽みとは何か。
       つい先だって母の数え90歳の葬式では
       私はとことんジョークで軽みを出した。

       寝不足で目が腫れて
       泣いたように見えてええで。
       霊柩車にはバックギアはない。
       死人が生き返る。

       ストレートな言葉は暗くなる。
       親戚のおばさん達に大層受けた。
       妻にはいつもそんなんだったらええのに
       と言われ。

       この大詩人
       さすが精神科医。
       同じ法則を心得ておられる。
       そして、源は、大自然との一体。
       
       

  


Posted by nakao at 17:05Comments(0)芸術