2010年09月20日

机上の紙

<机上の紙>  詩 中尾彰秀      詩人・ピアニスト・ヒーラー

    三つ四つに
    無残にも手で切断され
    からくも
    人間のプライバシー
    守ってから
    次の行方待つ
    机上の紙よ

    天と地を結びつけ
    内なる宇宙に活とする
    そんな言葉であった気もするが
    何を記したかは
    もう論外

    あるのである
    灰となるまでのたゆたい
    月満ちる迄
    そのままに  


Posted by nakao at 17:47Comments(0)芸術