2012年11月07日

子供だま詩

<子供だま詩> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 子供には
 ベルが鳴っても
 出ないように言ってます
 それがいいですね
 泥棒は
 セールスマンの格好してるから

 いとも簡単に騙される
 子供大人
 誰をも信用するという
 奥ゆかしさを持っているが故

 いい大人が騙されるのは
 株 投資 原発 リニア高速 〇〇政党 郵政民営化
 開発 復興 新型 エコ 文化人 地デジテレビ 年金

 良質の天然水や
 ちゃんとした波動水
 昔ながらの良い牛乳
 子供も犬も猫も
 見分ける
 まだその為のセンサーが
 壊れていないのだ

 細胞には
 数億年前からの
 自然の波長が
 刻まれていて
 そこから本物が発生する
 決して
 図書館や知識のお勉強からでない

 それでは
 子供だま詩を一つ

    「細胞力」

<いつまで待っても 誰も来ない いや 待っているのではない
 この空間に入るべく 座し 立ち しているのだ
 何も求めず いつしか空間は 自由に晴れやかに美しく輝いて
 気付く このままで十分だと

 朱に洗脳された 夕陽すら待たなくていい その時 私は聞き
 逃さなかった 鳥の羽ばたきの様な 電源スイッチを切るような

 仰向けに寝転んだ

 細胞力って言葉 フッと浮かんだ>

 中尾彰秀第20詩集「静かな背ビレ」より
 出版 2010年 森羅通信の会 定価1500円 A5版 82頁 27篇
 柿色の日の出の出る手描きの美しい表紙が魂をかきたてる本。
 浄化への矢印に止まらず、具体的に癒される本物の詩群。

 購入法 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
             定価1500円+送料なし
  


Posted by nakao at 17:45Comments(0)芸術