2010年02月06日

NUDETAOHOUSE

<NUDE TAO HOUSE> 記 中尾彰秀   詩人・ピアニスト・ヒーラー
                              アフラック代理店中尾直司

    「 ただ単に 」

<ただ単に底ぬけて気持ち良く早朝起きるだけで朝日のきらめきの秘密を
把握できる。
ただ単にゆっくり深く呼吸し普段の生活リズムにするだけで生命の芽吹き始めの
原始に入れる。
ただ単に足元の大地の響きの間合いに生息する野獣を写すだけで最先端の写真
は出来る。
ただ単に何かが成る以前の火種そのものになって屁をこくがごとく言葉を発するだけ。
ただ単に天音がまぶされ木々草草はおろか今遠方を跨いでいる虹すらも根っこは地底
でくっついていると体感するだけで指や脚やらを霊に触れるだけで即興の音楽は出来る。

  ただ単に
     夜の闇の懐手繰り
        とてつもなく明るい水球見出すだけで
           月光を液体化し
              背骨に取り込み
                 永遠不変の波動を
                    日々の日記に刻印できる

                  ただ単にを成すために
                人間は何と多くの
              何かを通過せねばならないか
            と言うのは真っ赤なウソ
   
               ここに居りながら
                  ありとあらゆるものが一瞬
                     通過してしまったのだから>

         ここに
         ただ単に
         「ただ単に」を載せて
         あっという間に
         世界中に
         拡がる-----愛よ

   中尾彰秀第8詩集 「NUDE TAO HOUSE」 A5版 25篇 88頁
                出版1992年 森羅通信の会出版 定価2000円

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価2000円+送料200円  


Posted by nakao at 17:36Comments(0)芸術