2013年12月30日

どやさ!写真復活

<どやさ!写真復活> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 10年振りに
 近所の大きなカメラ屋さんに
 ひょいと立ち寄った

 
 立ったという言葉は
 正しく立ったにふさわしく
 私自身が撮影者であり
 被写体であるという感覚に
 充たされていたからだ

 写すことと
 写されること
 その等しき
 風の波
 大地の躍動
 一身に

 二つの点に
 驚きの目を
 見張りながら

 私の愛用した
 一眼レフの消滅と
 写真雑誌に並ぶ
 コンテストレベル
 思想哲学のない
 感情写真

 腹いせに私は
 カメラ技術は進んだけれど
 内容は退歩してるね
 と店員さんに

 中尾彰秀写真展は 
 17年前だったか
 オームサリン事件の
 1週間後に西新宿の
 ペンタックスフォーラムで
 実施している
 その後
 お金と時間のなさで
 新作発表はやめた
 詩とピアノに
 集中したのだ

 日々の環境に
 シュールなリアリティーを 
 見出して
 世界唯一の味わいが
 大喝采を得ていた写真群

 新たな作品は不要
 現代を凌駕する過去の作品を
 この際、来年中に
 しかるべく
 提出いたしましょうね
   


Posted by nakao at 17:16Comments(0)芸術