2014年10月20日

大自然が先生

<大自然が先生> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 大自然が先生

 和歌山の偉大な画家
 中尾安希氏の言葉

 究極内は外 外は内だから
 外の大自然も内なる宇宙も
 等しいが

 自意識で切り刻むを良しとする
 現代人は
 いまだに芸術においても
 さおううおうしているが
 さおううおうしているものを
 その程度であるとキッチリ
 明かさねばならない
 小手先の心情表現技術があるだけで
 褒めたりしょうもない賞を与えると
 図に乗って
 上手に心が分裂しているのが
 ええのよとなってしまう
 どんなジャンルでも
 その傾向が見受けられるのは
 恥かしい限りである 
 さらに恥かしいことは
 その傾向を率先して作っているのが
 過去のおえらい有名詩人達である

 ちなみに
 中尾安希氏は 
 中尾彰秀詩集「やあ」の表紙絵
 をしていただいている
 片男波から紀三井寺をf描いた
 美しい淡い風景画
 時間は早朝
 明確に癒し波動の詩を
 書きはじめ頃の詩群に
 良く馴染んでいる

 中尾彰秀第11詩集「やあ」 1998年 森羅通信の会出版 1400円
       
 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし  


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2014年10月20日

ジャズとボサノバ

<ジャズとボサノバ> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 譜面で覚えて
 美し音楽にするのは
 日本人の特技

 反してどんなジャンルであろうと
 世界唯一の味わいを持つのが
 創造というものである

 カラオケを期待する場で
 美しいジャズとボサノバを
 聞く機会があったが

 本物のオリジナリチイを
 やりたければ基本である
 詩をせねばならない

 ちなみにボサノバは毎週日曜日夜7時「FMこころ」
 ミナミヨッシーの下手で音痴のボサノバ
 素晴らしい味がある
 
  


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2014年10月17日

偉大な過疎

<偉大な過疎> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 過疎とは
 自然が一杯で
 人家が少なく
 滅多に車は通らず
 携帯の通じない所

 そんな素晴らしい所が
 日本にはまだあるらしい
 本土北の方か屋久島あたり
 あるいは和歌山県の南の方

 便利さだけを求める御方が
 余りにも多い時代であるが
 情報は様々の方法で
 発信出来るし
 空地で農業でもしながら
 年金がちゃんとあれば
 生きていける

 長生きしたければ
 そのパターンが良い
 最も病気怪我をすれば
 遠い病院まで車かヘリコプターがいる
 実際問題
 やたら田舎には住みたくない訳だ

 程程の田舎町
 が今流行っている
 もともと田舎であったが
 人口が増えて
 社会上必要なものが出来てきた
 エセ都会と言われても
 一見都会のような部分もある
 これは流行というより
 国土開発上の当然の摂理
 そして日本全国
 これが一番多い

 和歌山市もそれである
 生活上不便は全くない
 しかし
 最新最深最真文化芸術は
 待っていてもないので
 自ら作らねばならない
 「EARTHPOEMPROJECT」の必要性だ

 そして
 大自然が大先生のごとく
 あらゆるものの源として
 存在しているが故
 過疎を夢見ている  


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2014年10月17日

個人詩集の重要さ

<個人詩集の重要さ> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 個人詩誌 同人詩誌 商業詩誌 個人詩集

 言うまでもなく
 個人詩集が重要である
 しかし
 詩誌の場合でも
 ごくまれに
 ある詩人のある一作が
 光彩を放つ場合がある
 その場合でも
 あっと言う間に消えるのが
 誌詩の運命

 反して
 光彩を放つ一作一作を
 封じ込め
 新しい精神を思想哲学を生き方を
 歴然と指し示す詩集
 文化芸術の中に文学の中に
 確としてある現代詩詩集

(一例) 中尾彰秀第22詩集
     「EARTHPOEMPROJECT------風の起源-----」
     2014年11月 森羅通信の会出版 30篇 約90頁 A5版 定価2000円

     前詩集「月の雫をワイングラスで飲めば」(竹林館・2000円+税)の 
     深さと軽みの同居を実現しながら、リアリズムや抒情を超えた宇宙一体
     癒し波動エネルギーに満たされている詩群。従来の感情や理知では不
     可能な次元にシンプルな日常語で散歩がてらの・・・・。あるいは今ここに
     生かされていることへの感謝。

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし  


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2014年10月16日

おかしな国のおかしい話

<おかしな国のおかしい話> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 おかしいの語源は
 お菓子 ではなく
 犯し なのだろう
 意味は
 あやしい 変な 面白い まともでない

 そういう要素を
 この日本で捜しても
 当然いくらでもある

 問題は
 許される程度であるかどうかだ
 それを決めるのは
 国民一人一人

 しかしどうにもこうにも
 許すべきでないものがある

 戦争と企業存続のため
 原爆を落とされた国が
 原発を爆発させ
 なお後処理の出来ぬまま
 原発を推進する
 その国は世界有数の地震列島
 地球を見張る宇宙人は
 おかしくって腹がねじれる
 またしても実験台の日本かな

 公的年金資金を
 リスクの高い株に投資しようというのは
 あまりにも危険で馬鹿げている
 違法の疑いもある
 破綻する頃
 今の政治家は
 この世にいない
 あの世で責任を取る覚悟か

 リニア新幹線
 採算の合う合わない以前の
 諸外国へのハッタリであることが 
 解ってきた
 その為の犠牲が大き過ぎる
 ・電磁波電磁場の悪い影響は、数値では解らないものが多い。
  確実に悪い影響がある。乗客は月に1.2回であっても周辺の
  住民及び地下トンネル地上の住民は毎日だ。ちなみに地上の 
  地価はタダ同然になる。固定資産税は安くなっていいが。
 ・設置のための自然破壊が余りにも大きすぎる。
 ・遠くから眺める人は多くとも、駅周辺に立ち寄って物品を購入
  する人はまずいないと思える。机上の経済効果。
 ・原発4基分の電力が必要とのこと。
 ・今の政治家がゴーサインだけしておき完成するのは20年後
  ならば彼らはとうに生きておらず、霊界からどうやって責任を
  取るのだろう。

 LED電球はエコで高性能らしいが、我が家の子供部屋に採用
 したものの、電磁波を測ればめちゃくちゃ高い。以来夜一度も使
 ったことがない。机上とか目に近い場所で使用は適さない。風車
 発電の低周波害にせよ良いとこずくめではないのだ。ノーベル賞
 はおめでたいが、場所を選びましょうね。

 誤報誤報と足の取りあいをしている報道関係だが、肝心の大事
 なことがおざなりにされている。国債にせよ打ち過ぎて、もうあか
 ん瀬戸際を超えているのに、日本はそれどころじゃない。もっと一
 致団結して知恵を合わさないといけない。原発の「もんじゅ」はい
 らないが、文殊の知恵は必要。  


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2014年10月16日

秋の九句

<秋の九句> 詩句 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

      一差しの紅き空かなまんじゅしゃげ

 出ると着く地球七.五周コスモスよ

      穂垂れ染めUFOの基地東端に

 今ここにこうしておれと秋の風

      赤トンボ真一文字に時空超え

 空色を貫き立ちてコスモスや

      燃えるとは火もなく燃えるまんじゅしゃげ

 風景は神のギフトか秋の原

      満ちるとは彷徨いの果て秋の月  


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2014年10月16日

バクダンといてまえ価格

<バクダンといてまえ価格> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 表示というものは
 面白さが武器になる
 武器になるということは
 場合によっては
 誤解され危険を孕むということだ

 大阪の某スーパーでかつて見た
 「バクダン」という名の大おにぎり
 やはりいつしか消えていた
 和歌山弁を愛橋で使った
 近所の某スーパーの「いてまえ価格」
 いつしか消えている
 
 社会のご時世を考えて
 表示せねばならない
 京都は京極にある看板
 「お前はすでに食べている」
 前世でも食べているから
 きっと食べに来る
 際どい意味
 漫画「北斗の拳」は 
 健在らしい

 ちなみに当方の作品では
 親父ギャグ的な表示とか
 もじりが多い
 世の話題にすらなってないから
 誰も訴えない

 「アランフェスの鼓童」 ピアノCD
 「ANGELGARDEN」 同上
 「世界詩産」 同上
 「五音聖地」 同上
 「ポエムタイムトラベル」 同上
 「魂の旋律」 同上
 「聖なる木」 同上
   


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2014年10月13日

ピアノCD「世界詩産」

<ピアノCD「世界詩産」> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(16)

 中尾彰秀第28ピアノCD「世界詩産」 2014年 森羅通信の会出版 定価1000円 60分
                              ソロ7曲 詩とのセッション5作 詩3作

      出演  三浦千賀子 詩   中尾彰秀 詩・ピアノインプロヴィゼイション
      このアルバムの前半は2014年8月10日台風の日、「あべのハルカス」の
      南1kmにある「まつむし音楽堂」にて実施した「EARTHPOEMPROJECT」
      第23回より。後半は和歌山市「タオハウス」にて。

      三浦千賀子の詩は、人間の生きることの存在論が光る。
      中尾彰秀の詩は、シュールや抒情を超えてしまった波動力が蠢く。なお、
      ピアノインプロヴィゼイションは正しく天降りの癒し波長を誰しもの胸の奥に
      響かせる。セッションの奇跡を目の当たりに出来る一枚である。習い覚えた
      パターンや既成音楽と違う耳から鱗の取れる本物の感動にあなたは耐えら
      れるだろうか。

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし

      

   


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2014年10月13日

門田照子新詩集

<門田照子新詩集> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(15)

 「ロスタイム」 門田照子詩集 土曜美術社 2014年 2000円+税 A5版 29篇 130頁

 ロスタイムの直訳は浪費時間。
 生命を神聖から外して
 物的庶民感覚に媚び
 そこに自らの味を出す門田方式も
 いよいよ力が抜け発酵して来た。
 面白さの力。
 自らを叱咤激励する原動力。
 その実、身体のどこかから
 芽の出てくるがごとき
 生命への愛着が覗える。
 詩とは愛らしさなのだ。

 「讃 後期高齢者」

<愛している なんて 白髪の老女が言ったりしたら 薄毛の老人は驚いて 弱った心臓が
 早鐘を鳴らすだろう

 でも 老女はかつてはたおやかな女だった そう 老人もむかしはすこやかな男だった

 六十年代 安保闘争時代の二人暮らしは 六畳一間からスタートの共働き 二人の子供の
 親になった 七十年代 八十年代 高度経済成長の国で 世間に黙して多忙に働く男と
 子育てと縁の下の力持ちの女と 幸せ探しの旅ははるかに長く 消えていく時はたちまちに
 短く

 九十年代 年金が頼りの老夫婦となり 気がつけば老いは病の道連れ多く

 二十一世紀の今日まで生きのびて 足元の揺らぐ不穏で不安な日常の訪れ 視力も聴力も
 足りないけれど 愛があれば 全てを分かち合える 人の生命こそが愛だと 老年の知恵や
 言葉の力を示して 世界に向かって優しい心の窓をひらき ゆっくり慌てず生きてゆこうよ>

 愛らしさの出所は、社会でも世界でも親戚でもお友達でも相方でも自らの外面でもない。
 自らの胸の内である。その愛らしさには、無限の宇宙一体の静けさがあり、平和があり
 外界に常に共鳴している。その真意と事実と展開を知りたければ、(1)当ブログをしっか
 り読むこと。(2)中尾彰秀詩集シリーズ(近く第22詩集が出る)を読むこと。(3)中尾彰秀
 ピアノインプロヴィゼイションCDシリーズ(近く第29枚目が出る)を聴くこと。(4)「EARTH
 POEM PROJECT」(近く第25回実施、in「TOYBOX」)のイベントに参加すること。

 しかし先天的に愛らしさを持っている詩人は、回りの人々が放っていませんよ。

   


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2014年10月13日

水琴家

<水琴家> 詩 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 スパッと止んでからしばらく
 我が家は
 水琴家になる
 誰が名付けたゲリラ雨
 現代文明の産物よ

 築28年つい最近気付いた
 胎児の時聴き覚えある
 森羅万象の共鳴和音

 ポトッ ポトッ ポトッ
 極限にまで引き締まった音色
 山奥の無限の静けさ

 雫と言うには
 余りにも・・・
 とゆを伝って落下する
 魂の傾斜

 昔から地球は
 水の惑星だから

 家までも即興するや秋近し  


Posted by nakao at 14:44Comments(0)

2014年10月11日

神聖な日常(3)

<神聖な日常(3)> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

      世界遺産帰って来たらただの人

 あなたわざわざどこかへ行く事ばかり考えて
 日々の暮らしで
 世界遺産以上のこと
 発見しなければ
 あきませんよ
 それは誰しもが
 自らの内に元より持っている
 静けさ
 永遠の魂

 金と暇のある人は
 好いた世界遺産へ行けばよいが
 と言いつつ
 実は私は40年前
 行ったんだヨーン
 インドとネパールへ
 大学でインド哲学お勉強してたから
 確認のために

 たまたまビートルズのお陰で
 インド精神ブームの勃発した頃
 頭の良い学生たちがほとんどヒッピーまがいで
 インドに集中した
 欧米の主知・理知・実存の
 限界を知った連中だ
 ただのフォーク・ポップス好きのバカは 
 音楽コピーに明け暮れていた

 さてさて
 私の今ここで
 言いたいことは

 世界遺産帰って来たら世界詩産

 (参考ピアノアルバム)

 中尾彰秀第28ピアノCD 「世界詩産」 好評発売中!!
 2014年 森羅通信の会出版 定価1000円 60分
 (出演) 中尾彰秀 詩・ピアノインプロヴィゼイション
     三浦千賀子 詩
 詩は8つ。ピアノセッションとソロは12曲。世界唯一の 
 内なる宇宙に目覚める癒し即興音楽が展開されている。
 ジャケットを引用、「人それぞれこの世にこうして生かされ
 ている。生かされていることの中にあるのは、自らの愛と
 平和の魂の実感と、誤った社会や文化の変革。宇宙一体
 癒し波動、天降りのピアノは響き渡る。」

 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
                定価+送料なし
   


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2014年10月11日

神域創造

<神域創造> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 そして予感
 予感があったのだ
 永遠の生命の環
 
 予感が紐なのか
 本体が紐なのか
 メビウスのごときそれを
 散歩がてら辿る

 黄金に抱かれ
 柔らかい光に
 一歩一歩導かれた大広間は
 形態にこだわらぬ歓喜が
 花を咲かせたのだろう
 足元は静けさの海なのだ
 呼吸のごとく一掬い飲んでみると
 聞こえる聞こえる
 森羅万象の羽ばたきと脈拍

 ことごとくありかは
 この胸の内ですよと囁くのは
 私の中の
 最も深い声
 
   


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2014年10月09日

唸る

<唸る> 詩 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

 創作の意欲や時間があっても
 何も思い浮かばぬ時は
 音や言葉を超えた
 存在という
 宇宙一体 森羅万象の中枢に 
 既に突入しているのだ
 
 ウオー ウオー ウオー

 正しく朔太郎の
 「月に向かって吠える」
 昨晩は皆既月食
   


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2014年10月09日

風呂井まゆみ詩集

<風呂井まゆみ詩集> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(14)

 風呂井まゆみ詩集 「私は私の麦を守っている」 編集工房ノア 2014年 2000円+税
                               A5版 24編 96頁

     百年に満たない短い人生の歴史を経て
     今ここに生きる人間は
     今ここにいかなるものを持っているか
     確かに過去の貴重な物的経験はあり
     常にそれがのしかかり
     人生に味覚をもたらしはする
     しかし今ここに生きるという
     現実の真相は
     物的次元に限らず人智超えしものがある
     過去の物的リアリズムに
     はまりこだわり意地でも喰い下がり
     感情に止まってしまうと
     時代遅れの過去の詩人先生たちは
     がぜん気分を良くし安心するが
     そのお褒めの言葉は偽物である
     詩としても偽物である
     今ここに生き生かされているという
     神秘体験に至らない限り
     生命の本質イコール世界宇宙の本質に
     およそ至りはしない

     どんな都会においてもあるそこに
     内なる時代を超えた波動に
     届きたいが届かない
     いきどおりの感じられる
     この作の最後3行である

     「私は私の麦を守っている」

<空が白みはじめると 山の中腹から黒々と 一気に舞い出てくる
 何百のカラス 上空で大きく旋回しながら群れとなる

 無人駅の一本の桜の木の下 焚き火を囲んでその時を待っている 
 子どもたち すかさず年長の子どもの号令 割り当てられた田んぼへ
 四方八方駆けてゆく カラスよりも大きく叫びながら

 村の子どもたちは麦の芽が出る晩秋 麦をカラスにたべられないように
 毎年 親たちの田んぼを守った 稲束の焚き火を囲んで夜明けを待つ駅
 着膨れした子どもたちの輝く目

 どー どー どー  子どもたちの叫びは天にひびく 一匹のカラスも
 田んぼに降ろさせまいと 畦道を器用に走る子どもの私 どー どー 
 どー  中空に黒く停するカラスの群れ 諦めたカラスが山に戻ると
 子どもたちは 登校の準備のため急いで家に帰る あかあかと陽が
 昇る ぽつんと残る 枯れた桜の木と小さな駅 始発の蒸気機関車
 はまだこない

 ふるさとの北丹鉄道が廃線となって久しい

 都会の空の下 今でもカラスを追う衝動にかられる 私は私の麦を
 守っているのだ>  


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2014年10月08日

天音とは何か

<天音とは何か> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 (1) 自分でも聞いたことのない曲が出でる。

 (2) 習ったことなどない。習うとは他ならぬコピー。

 (3) 鍵盤に触れるやいなや出でる新曲。

 (4) 二六時中大自然の和音が聴こえる。静けさともそれは言う。

 (5) それは宇宙和音であり、詩にもなり、詩とのセッションが大得意。

 (6) 星の数程にも出るがゆえ、現在ピアノアルバムは28枚。
    そのうち公表するがあと2枚ある。そしてもう1枚は編集中。

 (7) 聴く人を幸せに導く。癒しの宇宙一体波動音域の音楽。

 (8) 犬を撫でながらであろうと、右手だけであろうと、左手だけであろうと
    目を閉じていようが、完璧な音楽となっている。計算など必要なし。

 (9) 提案として、誰か譜面化してくれたら、儲けはパン割りといたします。

 (10) 一例としてのアルバム 中尾彰秀第28ピアノCD 「世界詩産」 60分
                  2014年発行 森羅通信の会出版 定価1000円
                  出演 三浦千賀子(詩) 中尾彰秀(詩・ピアノ)
                    {購入法} 郵便振替 森羅通信の会 
                     00940-4-29604 定価+送料なし  


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2014年10月07日

たった一人

<たった一人> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ファックスはあなたたった一人ですよ

 パソコンメールは
 紙もインク紙も別途料金も
 不要だから
 ほとんどの人はこちら

 大きなお世話というもの
 たった一人の希少価値
 パソコンはスイッチ一つで数百人に
 あっと言う間に送れるらしい 
 まるでオレオレだね
 何の価値もないメールは
 ほとんど見ないことにしている
 
 含蓄のある美しい自筆文のファックス
 たった一人の希少価値
 文句のある方は
 当方の「EP風fax」(毎月発行無料)の意見でも
 堂々と述べましょうね
 ばかやろう
 メールは受けても
 いまだに送り方は知らない
 自慢だが  


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2014年10月07日

最高の贅沢

<最高の贅沢> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ごく時たま
 外国語が流れる
 れっきとした日本のラジオ放送局発信
 意味は解からないが
 解りたいとも思わない
 却って好都合
 何がどうのこうのの
 説明やストーリーあるいは泣きを期待する表現など 
 飽きが来ている
 
 人間との付き合いや面倒な言葉なしに
 端的に魂に来る
 精神的な高揚こそ
 私は求める

 そこで最高の贅沢に
 しばし佇むのである

 呼吸という静けさ
 静けさという呼吸
 風の源
 源の風
  


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2014年10月06日

ある落差

<ある落差> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ひた走っているのに
 ゆっくりと居眠りしている
 この落差はいったい何

 電車に乗って座している

 この当たり前を拒否できないが
 少しは疑問視しても
 良いのではないか

 少し焦り気味に今横顔覗かせた
 まだ見ぬ未来へ素走りする
 古代の風のすすり泣きや
 やむなくとある星に置き去りにした
 もう一つの身体の体臭の名残惜しさ
 地球大変動の時差により生じた
 狭間に住む黒鳥の懐かしいハミング
 そして何よりも
 一瞬も永遠も笑顔で手中にする
 仏の掌の暖かさ
 それら全てを理解するために
   


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