2012年11月06日

眺める詩

<眺める詩> 詩 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 眺めるとは
 兆の物事を
 一目瞭然にすること
 しかし
 余りにも多くであるため
 眺めるだけでは
 学校のお勉強のごとく
 理知に固まり
 本質に至らない

 もしも
 一即多 多即一なる
 梵我一如に通じる精神を持てば
 詩的に「眺める」やら
 兆の哀愁と宇宙一体の魂となって
 人類を幸せに導く
 本質に至る

     「眺める」

<かつての青年は オジさんになり かつてのオジさんは 老人になった
 デイズニーのファンタジーではないが あなたは知っているに違いない
 肉体は衰えるにせよ 心掛けひとつで 年とればとるほど 若返る魂の
 あることを 

 ピアノインプロヴィゼイション

 人生を光と化す術 音の腹線は風のイス 重力ものともせぬ
 目に見えぬ 飛鳥のふところで>  


Posted by nakao at 17:18Comments(0)芸術