2012年09月17日

暴徒

<暴徒> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 一句  秋深く真実怖い暴徒かな

 誰のものでもない地球の海島
 取り合いなんて
 島を財テクにするのも
 感心しない
 海も島もオイオイ泣いてるよ
 それ以前に話し合いせず
 真実を恐れている暴徒
 偽の愛国  


Posted by nakao at 17:08Comments(0)芸術

2011年02月27日

NIGHTDANCE

<NIGHTDANCE> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 とてつもなく柔らかい旋律は
 とうに忘れた
 我々のふるさとを
 十兆億細胞の奥襞の
 こじんまりした休息地に着火させる

 降り注ぐ
 ひとつひとつの
 前例のないピアノ音
 透明のように美しく哀しく濁った
 振り返ることに飽きて
 きっぱりと吹く風の
 腹綿にある過去未来現在
 重力の百倍の浮力
 浮力の千倍の想念
 底なしの喜びに打ち震えるのは
 あなたをあなたたらしめる源----------空だろうか
 私を私たらしめる源----------海だろうか
 かつて身に覚えある
 この世への出自の瞬間懐に
 あの世へのおさらばの瞬間ポケットに
 とてつもなく深い呼吸伴い
 自らの体貪りながら夜の蝶と踊る

 2分50秒 ソロ
 ピアノ ペトロフ (チェコの古典的名器)
 2004年 イン タオハウス
 収録 中尾彰秀ピアノインプロヴィゼイションCD
     「ANGELGARDEN」 70分 13曲

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
               定価1000円+送料200円  


Posted by nakao at 16:35Comments(0)芸術

2011年02月27日

森羅通信

<森羅通信>  記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 もしも見ず知らずの人がこれを読んだら

 シーラカンスシーラシーラ笑う
 いまだに手書き

 ヘタうまの絵は自らご満悦
 
 作者は詩人でピアニスト

 真実なる社会批判を隠し持つ

 これも詩誌

 詩言葉の背後に内宇宙

 自意識を超えた波動が押し寄せ

 146号とはよく続くもの

 普遍性を保ちつつ
 テーマはいつも刺激的
 学校教育に取り入れたい

 たかが詩誌されど詩誌
 森羅通信  


Posted by nakao at 15:59Comments(0)芸術

2009年07月02日

中尾彰秀詩集<やあ>

 <<< やあ >>>  中尾彰秀詩集  新風舎 1400円  1998年6月

 かの万葉集で知らぬ人のない片男波から、東を仰いで、紀三井寺.名草山.遠くには龍門山.生
石山。黄色に世界は輝いて、まだうすらぼんやりしつつ、お日様がゆっくり顔を出す。早朝4時頃
起きて描き上げたと言う、中尾安希氏の表紙絵。これはひょっとしたら、世界の存在はクッキリ分
かれてはおらず、輪郭はぼやけ愛で結びついているという宇宙の深き真実なのではないだろうか
。カメラレンズのボケ味にせよ、犬などの動物にせよ、外界と自分の区切りが明確でないという。
9才を超えると人間はだんだん賢くなって、物事を明確に分析する。しかし、却ってそれは真実か
ら遠のいている。

    < 地球のすべての生命とあなたに贈る
    ---------- 永遠へと響く癒しの詩 >

 現代詩界に新たな軌跡を開き続ける
 待望の中尾彰秀第12詩集

詩30編。 秘法 呼吸 原態 青天の霹靂 キョトン そこにそれのある理由 ソムリエ犬
      共鳴 バラの絵 ギギギギギギ 生命力 ああ文明 火種 他

  < 秘法 >

何も言わず  ずうっと  そこに  立っている  宿しているの  野草よ  無数の平和  
ひとつの宇宙  限りない 静けさ  包み込む やさしさ  草一輪の 秘法のごときもの
そこにそうしてあるがまま瞬間  地球ひと廻りふた廻り  おっとっと もとの位置 何もせ
ずとも あらゆることやったに等しい風吹き 目前の断崖ものともしない 野草よ君がここに
辿り着いたのなら 私だって 今 ここに 辿り着いたのだよ どんな大きな心の傷だって
傷の磁場まるごと 星に変える秘法 確かに君は 星の雫一滴 右脇に抱いて ほんのり
立っている

(購入法)  郵便振替  森羅通信の会  00940-4-29604 定価1400円+送料200円
             全国の郵便局で待ってます。  


Posted by nakao at 17:34Comments(0)芸術