2014年03月30日

ミルク給食の時間に

<ミルク給食の時間に> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(70)

 呉屋比呂志詩集 「ミルク給食の時間に」 沖縄小詩集 詩人の魂社 2013年 300円

     これは一体何だろう。大人の目をした幼児が、おもちゃ遊びしながら
     こちらを見つめている。表紙の素描絵。子供たちに何かがあった。

     人が人を殺す、最大の暴力は戦争。
     人が人を殺す、最大の非暴力は増税。
     「魂はどうか。死によって埋葬された遺骸は、
     やがて 自然の中の分子になり、大気の中へ、
     水の中へ、土の中へ・・・」(「終わりに」より)
     魂はいまここにありながら、異次元に

     天寿ならず、悪政によって、亡くなられた人々の
     無念を背負って、少しでも癒すべく編まれた小詩集。

     「6年3組」-----弾頭と化した先端部分が校舎を突き抜け6年3組の教室へ

     <教室は48人 瞬時に3人もの生徒が亡くなった 20人が傷を負った

      空気を切り裂き 大気をめくりあげる衝撃波 ものを吹き飛ばしていく破壊力
 
      円い固まりが教室の中に まるで勝利者の様に 黒々と我が物顔でおさまっている

      白いミルクと黒い弾頭 アメリカよ これが子どもたちへの 贈り物だったのか
      飢えをしのぐミルクの中に こんなしかけがあったのか

      かけがえのないいのち とりかえしのつかないいのち

      こんのしかけがあったのか>

  


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2014年03月30日

言葉遊びの無意味

<言葉遊びの無意味> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 あきれる あきれる
 いまだに言葉遊びの詩があるとは
 あきれる
 
 小学校の先生が
 黒板に線の切れた「あ」を
 チョークで描いたのを思い出す

 「あ」という発語初語が
 切れてしまう
 お話にならない
 主語がなくのんべんだらりと生きる
 知に留まる象徴表現
 諧謔に止まる知のレベル

 言葉の上っ面で
 遊ぶほど暇な人生は
 いいことではあるが

 呼吸という光に導かれ
 自らの内に遥かな無限のあること
 ありとあらゆることは
 創造であるのにねえ
   


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2014年03月29日

健忘性

<健忘性> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 えーとどこだった
 M新聞支社の場所
 血管浮き立たせ
 ウーンと気張っても
 思い出せない
 数十年続いたこれまでのビルに行って
 はたと思いだした移転
 移転後この前一度
 確かに訪れている

 古い記憶が残り
 新しいものが入りにくい
 典型的な還暦健忘性
 ならばそれはそれで良い
 かくなる上は急がずじっくりと
 やって来る記憶を待つのだ

 上手いコーヒーとケーキたしなみ
 カラスの森眺めながら
 潜在の奥井戸に入る
 清らかな地底水と
 マグマの圧力をくぐり抜け
 きっと白馬にまたがり
 ズカのいでたちで
 やって来る記憶
 古代の紐に束ねられた
 とてつもなく透明な風と共に

 そして私は
 初めて触れる大切なピアノのごとく
 その記憶に再会する
 前の職場の斜め前なのだった
 
   


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2014年03月26日

宝物の真実

<宝物の真実> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 宝物が
 物質物体であるならば
 いつかは消滅する
 それを覚悟で
 少なくとも
 自らの命よりも
 長らえることを願いつつ
 これは宝だと
 規定するのが一般

 しかし私の宝物とは
 既刊21冊の詩集でも
 既刊26枚のピアノアルバムでも
 当ブログ http://earthpoemproject.ikora.tv/
 でもない

 森羅万象の奥域の
 無限の静けさに共鳴する
 自らの胸の奥の宇宙一体波動エネルギーだ

 そこから詩語のひらめきも
 奇跡のピアノインプロヴィゼイションも
 日々の新しき活力も 
 やって来る  


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2014年03月26日

街を出よ街へ出よ

<街を出よ街へ出よ> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 街を出よ
 とは
 荒野を目指し
 世界を開け
 という意味
 寺山修司が言った

 街へ出よ
 とは
 閉じこもらずに
 街に出て楽しくせよ
 という意味
 雪村いずみの歌で
 そんなのがある

 何れも
 正しいようで
 間違えている

 どこへも行かず
 今ここにいる自らに
 無限を見出せ
 これは有名な
 詩人、ピアニスト、ヒーラー
 中尾彰秀の言葉
  


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2014年03月26日

議員の給料

<議員の給料> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 日本全国津々浦々
 議員と名のつくお方は
 何万人いるのだろう
 しっかり頑張ってくれているのは
 当然のことであるが
 ここでひとつ
 重要な提案

 彼ら彼女らの給料は
 どうも多過ぎる様なので
 半減するべきである
 普通公務員並みにせなばならない
 人数を半分にするより
 給料を半分にするほうが
 建設的である

 さすれば
 大したこともせず
 議員丸儲けするお方は去り
 しっかりした本物が
 根付くだろう
 
   


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2014年03月20日

必読!「大屋根」

<必読!「大屋根」> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

      -------中尾彰秀詩音講座(26)-------

 「感謝一杯地に還る哲学
  おーーーーーーーーーい大仏さん
  古今東西等しき黄金の旋律背負いて
  橋から端まで鍵盤を疾走する
  それからゆっくり仰向けに」
          「大屋根」 (「三斜参り」より)
      中尾彰秀第21詩集
      「月の雫をワイングラスで飲めば」
       竹林館 定価2000円

  黄金律はにわかに使い尽され古くなった
  言葉の様だが、世界唯一のオリジナルの
  黄金律ならば、正しく今現役のきらきらひ
  かり生きている言葉である。安易に生きる
  現代っ子や古典コピー派は、習った黄金律
  をもって上手下手を競っているが、創造性の
  次元が違うのである。今新たかに黄金律を
  造ることがインプロヴィゼイション。故に奇跡
  であるが、日々生きていることがすごい奇跡
  であり至福なのだから、いかに生きることに
  宇宙一体の波動を感じエネルギーを感得する
  かが大切なのだ。

  習った黄金律は死んでいる。しかし死んだものが
  もてはやされる軽薄短小の時代ではある。ここは
  ひとつ、「三斜参り」の詩的活力で天降りの真実を
  語ろう。

 詩集購入法 郵便振替 00940-4-29604 森羅通信の会
                 定価2000円+送料なし
 そして、ピアノインプロヴィゼイションの一例は
 「黄色の囁き」 中尾彰秀第23ピアノCD 森羅通信の会 定価1000円
 購入法は詩集と同じ。  


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2014年03月19日

生きた言葉

<生きた言葉> 記 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 生きた言葉は
 書斎や図書館や書店からは
 やって来ない
 死物安置所

 生きた言葉は
 暮らしの場にある
 
 日々の用事仕事にある
 寝てる時にある
 うんこしてる時にある
 食事のときにある
 散歩してる時にある
 掃除してる時にある
 風呂入ってる時にある
 自転車バイクに乗ってる時にある 
 久し振りに訪れた友人宅にある

 主に書斎でするにせよ
 推敲はどこでもよいが
 天使が微笑んで
 フッと天降った
 あの新鮮さはもうない

 書斎を取っ払って数年
 私は
 食卓とピアノを
 机にしている
 
 
   


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2014年03月19日

イオン旋風

<イオン旋風> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 2014年3月16日
 いよいよイオン旋風
 泉南から和歌山から
 峠に向かって渦を巻く

 多くの人が集まり
 かなりのお金が動き
 何かが行われるのは
 いい事だし大好きだ
 そのせいか難波行き電車は
 随分透いている
 私は大阪の”風”の会に行くので好都合

 桜はまだだが
 今日の風は
 風そのものが
 春の衣をまとっている
 花粉に注意
 戦後を引きずったような
 ラジオのさびしい声
 どこからともなく

 そして我々は
 気付く
 過剰の意味  


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2014年03月15日

リニアの夢

<リニアの夢> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 スマートで速いリニアの夢
 現実となると
 まずいことの隠ぺいと
 マスコミへの圧力と
 えげつない有害さが浮上

 市民の側からの
 見識をまとめた小誌
 「リニア市民ネット」の
 私の感想・要約。

 (1) 地域が振興せず、衰退する

     リニアで地域が活性化するというのは、勝手な幻想。
     自然と人間性と愛を蘇らす良いものであればその通り
     だが、こんなものがあれば返って軽蔑されるであろう。
     従って、人々に敬遠される。

 (2) 財源・採算

     東京----名古屋 5.1兆円  東京-----大阪 8.44兆円
     詳細の知らされぬ金額は当然数倍に膨れ上がる。言う
     までもなくツケは国民に来る。3兆円余りの借金を抱える
     JR東海の更なる根性はすごい!喜ばれぬものが採算の
     取れるわけがござりません。

 (3) 環境破壊

     リニア中央新幹線は、長野県と山梨県の県境である南アル
     プスをトンネルで貫く。世界自然遺産を目指す地域と言うの
     に。言うまでもなく遺産失格となるでしょう。計り知れない自
     然破壊をもたらす。そこの動植物はおろか、下流の水源とし
     しても。

 (4) 技術の不安

     どんなものにでもトラブルはある。高度になればなる程その
     リスクは大きい。ちなみに、運転手は乗っておりません。司令
     室でゲームの様に見張っているだけです。ゲーム機だけにして
     売り出したらきっとベストセラーになるでしょう。もしも、ゲーム機
     ならば多少の利権も賄賂も国民は許すのでは?

 (5) エネルギー

     不思議なことに電力量を明らかにしていない。ドイツの試算によれ
     ば、原発5基分と言われている。新幹線の3~5倍いるとのこと。
     21世紀にはふさわしくない。

 (6) 電磁波害

     リニアの磁場は高圧線の真下の1万倍の強さ。規制数値を遥かに上
     回っている。上回り過ぎて計れなく計る気もなく、公表もできず公表
     する気もなく。乗客を安全に防護するのは不可能。

 (7) リニア市民ネット

     「リニア市民ネット」は、2009年3月に発足した市民団体。
     代表 川村晃生
     連絡先 山梨 400-0014 山梨県甲府市古府中町984-2
                      ℡ 055-252-0288
          長野 383-0033 長野県中野市間山719
                      ℡ 0269-23-0124
          東京 207-0016 東京都東大和市仲原3-10-1 C・201
                      ℡ 042-565-7478

    
 
  


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2014年03月15日

放射能汚染

<放射能汚染> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 目には見えねど
 着々と進行するなり
 放射能汚染
 しかし
 何があろうと
 暴動なきよう
 コントロールされてる日本かな

 嘘吐き首相の
 リンチされぬ
 優しき国を
 愛すべきか
 海に囲まれ海に廃棄する
 便利さを憂うべきか

 今ここで
 改善される日本
 夢に見る  


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2014年03月14日

田端宣貞詩集

<田端宣貞詩集> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(69)

 「田端宣貞詩集」 近文社詩人叢書 94 1998年 定価1000円 31篇 90頁

          「熟睡と死」

<ストンと 奈落に落ち込む 大きな手が受け止めてくれる 大きな手の上で 安心しきって
 揺られている (これが睡りのはじまりである)

 大きな手は波に変わり 空と海が広がり にぶい光のみなぎるなか ただよう波のまにまに
 睡りはそこはかとなく揺られている 時に立ち現れる虹やオーロラ! (魂は夢を見る)
 
 ・・・時は満ちて 睡りはうまいへと熟れて行く 熟した果実のかぐわしい匂い みなぎる百光
 魂は蒸発して肉体だけになり たとえようもない快さに浸されて行く

 生から死に移るとき  コトンと こときれるとき沙婆苦は雲散霧消 自己放棄の解放感に包
 まれて 果てしもない無の快さに浸されて行く

 うまいの快さは死の快さ!慕わしいほど かぐわしい涅槃よ。>

       これは舌を巻く詩である。死を うまい とは。
       例えようもない快さとは。魂と肉体は意図的にか
       逆に記している。肉体は消え魂だけになるのでは
       ないのか。しかしこの時代にこれだけのことを書くとは。
       現代の癒しにも通じるのである。かぐわしい涅槃よ!  


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2014年03月14日

森羅百号

<森羅百号> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(68)

 「森羅通信第百号」 1999年5月 森羅通信の会出版 年間1000円

       現152号
       100号だからといって
       かつて妙に力を入れたわけではない
       力んだらちびってしまうからね

       祇園精舎の鐘の音

       鐘離れ何処彷徨う音

       打てば響く世界に向けて

       一項目だけここに参照

           「大蛙」

    <暇とは さも神に与えられし宝 余程暇な日曜日 ふとひらめいたりもする
        
        
     呼吸のいちばん美味なところは 吐くところですか 止めるところですか 吸うところですか

     呼吸の向こうにそびえる 小高い丘へよじ登り 膨大な静けさに包まれるや

     存在のあちらが一瞬はみ出し 世界を成している


     「古池や 蛙飛び込む 水の音」(芭蕉)

     向こう側はいつもこちらで こちらはいつも向こう

     「どこでもドアよ」(ドラえもん)

     吐く前に吸い 吸う前に吐き 何れにも共鳴る止め岩


     大蛙一匹ノホホン さあどちらへ>

         感情の起伏に終始する抒情では
         この深き魂の波動理解出来ぬのだ。
         現代詩はもうとうに波動エネルギーの
         現代芸術になっている。気付かないのは
         古狸詩人ばかりなり。イエイ!!

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 年間4号 定価年1000円
                                  定価+送料なし


       


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2014年03月13日

報告TOYBOX 

<報告TOYBOX> 記 中尾彰秀                    詩人・ピアニスト・ヒーラー

 「EARTHPOEM PROJECT」第21回イン「TOYBOX」
 2014年3月9日は大盛況で、なお大成功でした。
 全国の皆様どうもありがとうございます。

 詩人達の自由な詩朗読
 音楽家達の自由な演奏
 を前提にして
 テーマは「感謝」
 3.9にちなんででありますが
 実は感謝の意味は深い。

 私は副テーマを「五音聖地」
 としておりました。
 五音とは御恩
 聖地とは地球・宇宙
 この世界あらゆる所が
 聖なる場所であるから
 御恩を感じ感謝すること。

 その気持ちとエネルギーは
 いかなる表現にも可能である。
 山の頂に到着するのに
 いろんなコースがあるのに等しく。
 もちろんいろんなコースがあっても
 当EARTHPOEMPROJECTは
 独自の表現を前提にしている。
 上手下手ではなく
 私はこんなオリジナルをやっています
 それを歓迎している。

 ちなみに私はいくつかの詩朗読と
 ピアノインプロヴィゼイションを実施
 第27ピアノCDに収録予定
 称名「五音聖地」。
 ちなみに現在
 ダビング機の不調で第26のダビングが
 ストップしています
 1月の「まつむし音楽堂」での
 「ポエムタイムトラベル(続)」。
 遅くなってごめんね。

 なお次回からの「TOYBOX」でのイベントは
 2014年6月8日(日) EPP22 テーマ「日常の奇跡・至福」

 2014年9月14日(日) EPP24 テーマ「この世の出自と使命」

 2014年12月7日(日) EPP26 テーマ「ポエムヒーリング(森羅万象の詩・音楽)」
 23と25は別の場所(大阪)を予定しています。  


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2014年03月13日

森羅通信の展望

<森羅通信の展望> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 リフォームの為
 随分詩誌や本を整理した
 何かの教科書のごとく
 隙間が出来て
 出現する空間の無限
 に驚くと言いたいが

 我が詩芸術の基となった
 森羅通信1~152号
 前衛に始まり
 ヒーリングに至る
 宇宙一体波動の詩と
 ピアノインプロヴィゼイション
 この質量に
 我ながら圧倒される
 23部ずつ森羅は残す

 そう言えば
 様々のイベントの折
 ここに本物ありとばかり
 はいどうぞ
 頭を低くして
 配布して来た

 馬鹿と思っていても
 どうか自意識を超え
 自らの深いところに気付き
 あなたも波動を高めてくださいね
 と愛を込め

 分析と提案と抒情と過去のコピーに止まる
 詩界と音楽界に
 見せ付ける
 水戸黄門バリの印籠

 きちっとした答え
 内に神秘含んだ癒しを
   


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2014年03月12日

百の威力

<百の威力> 記 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 百回を超えると
 次元が変わる

 99はきゅうきゅう鳴きワックスのごとく無理に光ろうとする
 顎は少し出て靴底は先のほうが減っている
 背をかすめ飛び去ったカラスは迷わずとある地点へ
 101は余裕の屁をこき夕焼け背に散歩する
 顎は引いて靴底は後が減っている
 真正面から面を切ってすれ違ったカラスは平和を夢見る

 百そのものは
 誰が何と言おうと
 気にせず
 自らの内なる
 美しい美しい円光に包まれ

 古人はそれを
 こう表現する
 一即多 多即一
 生死一如
 色即是空 空即是色
 梵我一如

 現代人である中尾彰秀は
 ここより遥かなここ
 宇宙の黄金律

 当ブログの詩評シリーズ
 「あなたの人生を至福にする百の詩集」 完
 「みんなの人生を至福にする百の詩集」 完
 「世界を至福にする百の詩集」 現67
 さてさてさて

 

   


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2014年03月12日

水口洋治詩集叢書

<水口洋治詩集叢書> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(67)



 「水口洋治詩集」 近文社日本詩人叢書69 1988年 定価1000円 21篇 68頁

          「あとがき」

<私は詩を愛しているのだと思います。私の心に入りこんできた様々な人々の詩、様々の
 いろどりの詩が心にしみこんできて、いつしか暖めはじめた私の詩を。中学生の時から詩
 を書きはじめた私にとって、詩はまさに青春の夜明けとともに生まれたとも言えます。詩を
 書いていく中で私が理解していったことは、私が詩を愛しているのと同様に、美を愛し、音
 楽を愛し、人々を愛し、自分を、人生を愛していることです。人々は様々の星の下に生まれ
 る。その星の下で、人は人と出会い、文学や芸術、仕事、それに文化に出会い、自分なり
 の乗り越え方をさぐっていくしかないと言えましょう。ドイツ映画「会議は踊る」の中で帽子屋
 の女店員が「人生は一度きり、一度きりの夢のような出会い」と歌う場面があります。ナポレ
 オンの帰国によってウイーン娘と別れていくロシア皇帝。もう会えないのだとわかっていても
 ウイーン娘はつかのまの皇帝との愛を大事にして、酒場の人々と共に「人生は一度きり」と
 歌います。それを見て、私は涙を流し続けるのです。

 これまでに私は、「朴自身について」、「夜明けへの出発」、「冬枯れた海」、「ルナール遍歴
 」 と四冊の詩集を出しました。この詩集は「冬枯れた海」や「ルナール遍歴」 を編む際、性
 格的に合わないとして入れなかった作品と、「ルナール遍歴」 以後の作品の中で、抒情性
 の濃い作品とを選んで編集しました。・・・・・>
                         昭和63年4月29日夜

         人生は一度きりだから面白い。かけがいがない。すばらしい。
         しかし大切なのはその奥深い中身。今ここに生きている瞬間で
         無限を実感して、自らの内に宇宙のあることに気付いてみれば
         日々の奇跡に感謝するのである。一度でも会えたら結構毛だら
         け猫灰だらけ。ええなあ!!ほんまに、ええなあ!!
         そして、あらゆるものは詩である。詩でないものはこの世に存在
         しない。あらゆるものはその内なる世界に音楽を持つのと同じく。
         ぎんなんが落ちても宇宙と呼応する詩であり音楽なのだから。
         決して映画など見なくとも、今ここに、本物の感動がある。ほら、
         呼吸という。いのちの言葉。

  


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2014年03月08日

田中宏和詩集

<田中宏和詩集> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(66)

 「笑う月に果実の皮をぬぐとき」 田中宏和詩集 1995年 新風舎 定価1200円 B6版 
                                23篇 80ページ

           「宇宙から」

<宇宙からうつくしい声が ---------- さらさらさら------- 
 天女の衣の絹ずれの音が、 ---------さらさらさら-------
 青い月から甘い金米糖が、--------さらさらさら-------

 海からこぼれる星。 枯れている昼顔。 砂まみれの蟹。
 沈没する水平線の船。白い貝殻を赤いシャツの胸ポケットにそっと仕舞う。
 透けて見えている。 海を渡る白馬。     はやい・はやい・はやい
 過激な太陽。 突き刺す光は、魚を生き返らせる。 午後、俎板の上で腐る魚。
 血だけの夕食の肥満。 とてもやさしいナイフとフォーク。 毒を食う。

 燃えるきりん。 葡萄畑にゴルフボールが飛びこむ。プールで河童がおぼれている。
 缶コーヒーの空を拾う。 テニスボールの性欲。串刺しの塩焼鮎。刈り取られること
 のない稲穂。

     廃星が落ちる。     それから、また、昇る。

 パンツを履く猿。 パンツを脱ぐ人。 パンツを買う猿。 パンツを売る人。
 パンツが風に乗ってふわりふわり飛んでいく。

     透明の青空から、    天才少女の、   パワフルな   雅な音楽が、

 -------さらさらさら--------      --------さらさらさら--------
 --------さらさらさら--------       --------------さらさらさら-------->

        ダダとシュールと宇宙一体
        混在の面白さ
        混在はエネルギーのはじまり
        時に人間くさく
        時に聖なる

        馬鹿ばかりの有名詩人に認められなくとも
        自らの道を行って欲しい
        自らの才に気付く必要性
        橋本でお会いして以来10数年
        田中さんお元気ですか
        



                                 


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2014年03月07日

中尾彰秀のスライス

<中尾彰秀のスライス> 詩 中尾彰秀                  詩人・ピアニスト・ヒーラー

 もうまくはくはん
 お経の様な有り難い病名で
 約千枚の眼のスライス写真を
 撮られたことがある
 
 一か月の投薬で
 なんとか完治したが 
 原因は過労と携帯電磁波
 かと思っている
 世の藪医者は
 原因不詳と歌う

 自分自身のスライスを見るのは
 妙な気がする
 魂もスライス出来るのか
 いや確としたそれは
 休暇が必要だよと
 やさしく

 何れにせよ
 我々は人を
 知識による分析で
 切り刻んで
 切り口を弄んでいる

 -------中尾彰秀のスライス-------

(1) キースジャレットに似る宇宙的瞑想的即興音楽。
(2) ヘタウマの絵はパンフレットやアルバムのジャケットに。
(3) 近く第22詩集。リアリズムの中に内なる宇宙禅の思想。波動の詩を確立。
(4) その都度の天降りであるものの、音楽的に完璧なピアノ奏。26CD出版、800.曲。
(5) 社会批評や詩評、哲学そして詩を載せるブログ詩誌。7万アクセス1700頁。
(6) http://earthpoemproject.ikora.tv/ は何れにせよ真実を書いているのでマス
   コミや交流程度文化には嫌われている。宇宙のエネリギーは真実にこそある。
(7) いつも鍛えている筋肉質の体型。髪もまだあるので若く見える。
(8) 気功・瞑想・レイキにいそしむ。様々の人のエネルギー波調が見える。
(9) 医食同源を大切にする。
(10) EARTHPOEMPROJECT は税務署に申告している起業なので、たまには
    振り込んで欲しい、ほんとに。 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604  


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2014年03月07日

本物の本物

<本物の本物> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

     -------中尾彰秀詩音講座(25)-------

 多くの音楽愛好家には
 やはりいるいるのだ
 譜面さえあれば
 読み取り奏じる才人が

 飛び入りのライブなどで
 そういう方が何人もいる
 それは音楽のお勉強の 
 単なる一つ

 大切な本質は
 そんなところにはない

 自らの生き方と思想哲学
 詩的波動力・癒しの宇宙エネルギー
 それのある
 世界唯一の天降りの音楽をこそ
 本物の本物と言おう

 {2例} 「黄色の囁き」 2013年 中尾彰秀第23ピアノCD 60分 ソロ
               森羅通信の会出版 定価1000円 
               宇宙は一本のひもである。哀愁と波動が一体となって
               この躍動はこの限りない感動はこの無限の優しさは!!
               あなたはこの一枚で発見するだろう、この世界の本当の
               意味を。なぜあなたはここに今、生き生かされているのかを。
               即興で作り数百年数千年は残る名曲のアルバム。この奇跡に
               あなたは耐えることができるか。

       「まつむしおんど」 2013年 中尾彰秀第22ピアノCD 59分 ソロとセッション
                  森羅通信の会出版 定価1000円 セッションの出演-----
                  橋爪さち子 今井豊 堀諭 大西久代 田島廣子 名古きよえ
                  船曳秀隆  「まつむし音楽堂」にて。なぜにしてこの様な美しい
                  旋律が即興で出現するのか。謎である。謎と言う漢字を見よ。
                  迷っている迷っていると百回言って、言葉の限界を知り、宇宙神
                  にお願いするのだ。答えは言葉でなく、宇宙一体エネルギーとして
                  既にやって来ている。イエイ!!

    (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし


 
   


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