2011年03月07日

駐車場

<駐車場> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

       「駐車場」

<ツイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 まるで呼吸するかのように
 出たり入ったり
 入ったり出たり
 そのままの姿で
 数日止まったり
 運転という形態で人間が
 舞うという形態で鳥が
 ボール投げという形態で少年が
 散歩という形態で犬が猫が私が
 さらに上空 雲 天才の絵を描き
 もっと上空 飛行機 UFO
 ほーほーほー
 もっともっと上空 星も銀河も静けさ三昧

 ツイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 それら一切
 掌中にしているカラッポ
 まぎれもない駐車場だ>

     中尾彰秀詩集「呼吸のソムリエ」(竹林館 定価3000円+税)より

 呼吸のソムリエとは、自意識はあっけらかんと飛ばした、
 魂の宇宙一体の豊饒。
 この世の何事も見届け、腹胸に収め、なお浄化し
 呼吸する-----------受け入れ味わうこと。
 色即是空空即是色。
 詩篇「駐車場」は、
 正しく、かくなる意味である。
 現代詩におよそ捕われていない、ほんもの。

 中尾彰秀第12詩集「呼吸のソムリエ」 A5版 107ページ 30篇
                         2001年出版
 とてつもなく美しい、内なる太陽のさんさんと輝く絵の表紙はオレンジ色を
 地色にして、波動エネルギーが満ちる。中尾彰秀詩集シリーズの中でも
 特に人気がある。

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価3000円+送料200円
   


Posted by nakao at 17:34Comments(0)芸術