2010年06月08日

光織る女

<光織る女>  記 中尾彰秀   詩人・ピアニスト・ヒーラー
                      アフラック代理店中尾直司

   あなたの人生を至福にする百の詩集(50)

   「回廊」   すみくらまりこ詩集  竹林館 1500円+税
                             2010年出版

        「 回廊 」

<願わずとも 此処へ 戻るよう 回廊は 造られている。>

        「Cloister」

<The corridor Ⅰs constructed To direct you to come back
 To this place.  Regardless of your intention.>

    回廊に、魂の永遠回帰を観る。
    さすが、主知詩人の才。
    回廊にせよ屋根にせよ欄間にせよ、大広間にせよ書斎にせよ、
    暮らしの内部に存在する、様々のものの奥ゆかしさ。
    
    人間の側からの感情的知覚に、普遍性をひた隠し、
    鮮やかに対象を切る。イコール主知。
    それが見事に詩となる一例である。
    左ページに日本語、右ページに英語。
    光に包まれた言葉。  


Posted by nakao at 18:09Comments(0)芸術