2011年11月06日

友人の自殺

<友人の自殺> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 もうやめようと思うてる

 これが私の聴いた
 電話の最後の言葉
 てっきり仕事をやめるの意味だと思っていた
 時間がたてば元に戻る
 ところが一ヶ月後の自殺

 生きるのをやめる
 だった
 
 離婚とうつ病と仕事の困難
 自殺への完璧なリニアトリプルコース

 週一でも電話しとけば
 違っただろうかとか
 後悔しきり
 一つの要因なら切り抜けたかもしれない
 仕事面は
 原発を選んだ無知でアホな国民承認の民営化で
 腐敗した地獄の業務
 まともな人間は55歳になったら
 ほとんどやめている
 尊敬の出来ぬ連中が
 狭い世界での出世をしている

 運命は自ら作るもの
 自らの価値観・思想・哲学を持ち
 せっかく授かった生命だから
 天命を全うせねばならない
   


Posted by nakao at 15:25Comments(0)芸術