2013年03月20日
岡崎葉新詩集
<岡崎葉新詩集> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(9)
「春をいくつ」 岡崎葉詩集 モデラート叢書 2013年 定価1200円+税
20篇 78頁
問い掛けと抒情が美しく織り成す詩。
一人の内にある地球・宇宙
あらゆる存在の究極は光
真実を
詩で表すのは容易でない
生き方で実現するのは
さらに容易ではない
詩人は
その両方をやるべし!!
それが詩人。
何のために
人はこの世に生を得たのか
答えは生命の奥深さ自体にある。
「優しすぎてまぶしすぎて」
<人ひとりは ちいさな存在だと あのときまでは思っていた
地球の上から ひとりが去っても そのことに気ずかれはしないので
人ひとりは 一粒の実にすぎないと あのときまでは考えていた
地球に満ちる たくさんの知識に比べれば ひとりが成すものは
ささやかな収穫だと
けれども今日まで生きぬいて 実らせたものは ひとりひとりの謙虚さ
ひとりひとりの力の凄さだと あのときに気ずいた 優しすぎてまぶしすぎて
見えなかった陽のひかりにも>
世界を至福にする百の詩集(9)
「春をいくつ」 岡崎葉詩集 モデラート叢書 2013年 定価1200円+税
20篇 78頁
問い掛けと抒情が美しく織り成す詩。
一人の内にある地球・宇宙
あらゆる存在の究極は光
真実を
詩で表すのは容易でない
生き方で実現するのは
さらに容易ではない
詩人は
その両方をやるべし!!
それが詩人。
何のために
人はこの世に生を得たのか
答えは生命の奥深さ自体にある。
「優しすぎてまぶしすぎて」
<人ひとりは ちいさな存在だと あのときまでは思っていた
地球の上から ひとりが去っても そのことに気ずかれはしないので
人ひとりは 一粒の実にすぎないと あのときまでは考えていた
地球に満ちる たくさんの知識に比べれば ひとりが成すものは
ささやかな収穫だと
けれども今日まで生きぬいて 実らせたものは ひとりひとりの謙虚さ
ひとりひとりの力の凄さだと あのときに気ずいた 優しすぎてまぶしすぎて
見えなかった陽のひかりにも>
2013年03月20日
吉井淑詩篇
<吉井淑詩篇> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(8)
「野」 吉井淑 詩誌「きょうは詩人」 20号 2011年 400円
<いつまでも野を離れられないのは
どうやら風葬を見届けようとして
遠く広がる野も
夕陽の下では身一点
ほんのりと在ります
再び夕日を眺めに
生まれたがっているものたちと
夜には空の底深く沈んでいます
滑るように進んでいく弟の小さな棺
忘れていったボール
かすかに動いています
曲がった腰で走っていく祖母
弁当のない中学生のたかしの坊主頭
ぶらぶら歩いていきます
きつねの葬列も静かに通って
闇のむこうへ風が渡り
星といっしょに
野はゆっくりと傾いていきます
夜明け
朝霧をたっぷり吸って
ふくらんだ野に
産声がひとつ
野球帽の弟ももどってきます>
素晴らしき東洋の存在論・現代のヒーリング・宇宙一体
この世界、生死一体であることは
ごく自然のことである
久し振りに
魂のシャッキーとする
無駄のない詩
まるでこの前の邦画
「おくりびと」
慈しみに溢れた詩は
自動的に音楽を
構築する
世界を至福にする百の詩集(8)
「野」 吉井淑 詩誌「きょうは詩人」 20号 2011年 400円
<いつまでも野を離れられないのは
どうやら風葬を見届けようとして
遠く広がる野も
夕陽の下では身一点
ほんのりと在ります
再び夕日を眺めに
生まれたがっているものたちと
夜には空の底深く沈んでいます
滑るように進んでいく弟の小さな棺
忘れていったボール
かすかに動いています
曲がった腰で走っていく祖母
弁当のない中学生のたかしの坊主頭
ぶらぶら歩いていきます
きつねの葬列も静かに通って
闇のむこうへ風が渡り
星といっしょに
野はゆっくりと傾いていきます
夜明け
朝霧をたっぷり吸って
ふくらんだ野に
産声がひとつ
野球帽の弟ももどってきます>
素晴らしき東洋の存在論・現代のヒーリング・宇宙一体
この世界、生死一体であることは
ごく自然のことである
久し振りに
魂のシャッキーとする
無駄のない詩
まるでこの前の邦画
「おくりびと」
慈しみに溢れた詩は
自動的に音楽を
構築する
2013年03月19日
水月りら詩篇
<水月リら詩篇> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(7)
「木枯らし」 水月りら 「詩マガジンPO」148号より
<隙間から生まれてくる さみしさとよく似ている
古くなるほど隙間ができている 納屋を叩く風音の
糸屑のように沁みる沈黙 結露の吐いた溜息は
こぼれ落ちてゆくほど 凍える軋みを吹き抜ける
隙間から生まれたものは 隙間を縫うように
隙間を探し吹き抜ける どこかの遠い場所で
物音を忘れた廃墟の轟音のように ひび割れに
吹きつける
はるかな遥かな過去は 誰かを愛していたと
ひと粒の眠りを抱いて 隙間に風化を散らせている>
見事に詩的に構築された心は、どこからどこへ行くのか。
詩的な心の、隙間から隙間へ。隙間風となって。
ひとつひとつの事象は実は、事象ではない。
「余り風」とは、霊界からの言葉(魂)のごとき風。
世界は三次元を超えてある。それが真実。
物的リアリズムは、永遠に真実を逃がす。
それは詩の問題ではなく、あらゆる存在の問題だ。
源なる癒しには、一歩の距離を置いた作である。
世界を至福にする百の詩集(7)
「木枯らし」 水月りら 「詩マガジンPO」148号より
<隙間から生まれてくる さみしさとよく似ている
古くなるほど隙間ができている 納屋を叩く風音の
糸屑のように沁みる沈黙 結露の吐いた溜息は
こぼれ落ちてゆくほど 凍える軋みを吹き抜ける
隙間から生まれたものは 隙間を縫うように
隙間を探し吹き抜ける どこかの遠い場所で
物音を忘れた廃墟の轟音のように ひび割れに
吹きつける
はるかな遥かな過去は 誰かを愛していたと
ひと粒の眠りを抱いて 隙間に風化を散らせている>
見事に詩的に構築された心は、どこからどこへ行くのか。
詩的な心の、隙間から隙間へ。隙間風となって。
ひとつひとつの事象は実は、事象ではない。
「余り風」とは、霊界からの言葉(魂)のごとき風。
世界は三次元を超えてある。それが真実。
物的リアリズムは、永遠に真実を逃がす。
それは詩の問題ではなく、あらゆる存在の問題だ。
源なる癒しには、一歩の距離を置いた作である。
2013年03月19日
左子真由美新詩集
<左子真由美新詩集> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(6)
「面影」 omokage 左子真由美詩集 竹林館 2013年 1000円+税
第9詩集 27篇+写真 72ページ
どの詩も主知の感情が
ポエジーとエスプり(精神)を持って
見え隠れする光のシャワー。
魂の平和を求め
愛という一点を
温めながら。
「音もたてずに」
<花がひらく 音もたてずに 蝶が飛び立つ 音もたてずに
雲が流れる 音もたてずに 地球が廻る 音もたてずに
あなたが振り向く 音もたてずに
奇跡は生まれる いつも 音をたてずに>
世界を至福にする百の詩集(6)
「面影」 omokage 左子真由美詩集 竹林館 2013年 1000円+税
第9詩集 27篇+写真 72ページ
どの詩も主知の感情が
ポエジーとエスプり(精神)を持って
見え隠れする光のシャワー。
魂の平和を求め
愛という一点を
温めながら。
「音もたてずに」
<花がひらく 音もたてずに 蝶が飛び立つ 音もたてずに
雲が流れる 音もたてずに 地球が廻る 音もたてずに
あなたが振り向く 音もたてずに
奇跡は生まれる いつも 音をたてずに>
2013年03月18日
物の価値
<物の価値> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
行方が決まると
家財一切
それらのものは
不思議に
落ち着いて
風格が出て来る
やっと私の価値に
気付いてくれたのね
私の源は
あなた方人間と同じ
大きな森です
そもそも
この世界の存在は全て
組成の90パーセントが
あなた方人間も含めて
同じなのですよ
人間もこの地球に
恩恵を受けているから
愛を持って恩返しする
必要がある
原発・戦争・経済競争
その他自然破壊は
神に背いている
少し日が傾いて
吹き抜ける風すらも
妙にすがすがしくなって
暇に当て付け
ゆっくりしていると
今日表を歩く人ことごとく
美しく見え
そのものが持つ
背後の何やかやは
七色の虹を帯び
行方が決まると
家財一切
それらのものは
不思議に
落ち着いて
風格が出て来る
やっと私の価値に
気付いてくれたのね
私の源は
あなた方人間と同じ
大きな森です
そもそも
この世界の存在は全て
組成の90パーセントが
あなた方人間も含めて
同じなのですよ
人間もこの地球に
恩恵を受けているから
愛を持って恩返しする
必要がある
原発・戦争・経済競争
その他自然破壊は
神に背いている
少し日が傾いて
吹き抜ける風すらも
妙にすがすがしくなって
暇に当て付け
ゆっくりしていると
今日表を歩く人ことごとく
美しく見え
そのものが持つ
背後の何やかやは
七色の虹を帯び
2013年03月18日
神隠し
<神隠し> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
さあ精書しようと思ったら
どこかに消えていた原稿
いくら探しても無駄
聖なる神(紙)隠し
ならば
まな板の鯉
しもうたと言う
心の傷舐めるのも束の間
ウロ覚えプラス新創作で
改めてのものしたためたが
とくと読んでみると
そうなるべく仕組まれたごとき
良い出来栄えに犬もほくそ笑む
いや何
本当に
神隠し
輪廻転生かななんてね
さあ精書しようと思ったら
どこかに消えていた原稿
いくら探しても無駄
聖なる神(紙)隠し
ならば
まな板の鯉
しもうたと言う
心の傷舐めるのも束の間
ウロ覚えプラス新創作で
改めてのものしたためたが
とくと読んでみると
そうなるべく仕組まれたごとき
良い出来栄えに犬もほくそ笑む
いや何
本当に
神隠し
輪廻転生かななんてね
2013年03月18日
ゆるむ
<ゆるむ> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
森の中心が
ボヨヨンと
ゆるむ
風が吹いた
ようでもあるが
そうでもない
フムフム
そうか
そうなのだ
そうに違いない
森を目前にした夕散歩
行方は
今あるここの
静けさ
宇宙が
瞬きして
頷いて
ボヨヨンとゆるんで
その時私は
宇宙を呼吸しているのに
気付く
小賢しい表現でなく
このことそのものを
詩にしなさい
森の中心が
ボヨヨンと
ゆるむ
風が吹いた
ようでもあるが
そうでもない
フムフム
そうか
そうなのだ
そうに違いない
森を目前にした夕散歩
行方は
今あるここの
静けさ
宇宙が
瞬きして
頷いて
ボヨヨンとゆるんで
その時私は
宇宙を呼吸しているのに
気付く
小賢しい表現でなく
このことそのものを
詩にしなさい
2013年03月16日
無謀の花
<無謀の花> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
原種はイスラエルの
数十種類
現代の花は
そのほとんどが
遺伝子操作の技術で
作られた新花である
それはどこからどこまでが
無謀であるか
判断は難しい
無謀とは
まともな目と心で見ても
国や人類を破滅に導く
メチャクチャなことを意味する
いざ何事も起こらなければ
一見美しい時期もあるにせよ
-------- 日本の無謀 -------
(1) 地震列島に原発が54基あること。
(2) 携帯基地局はじめ電磁波害放置・無知。
(3) これから設置しようとするリニア高速新幹線。
(4) 経済や暮らしの根本修正なしに公的資金を
兆と注ぎ込んで、景気を良さそうにつくろい、
消費増税をすること。
(5) 実はもっと早くやりたかったろうに、T.pp.参加。
日本の農作物・海産物は世界中でとうに輸入規制
つまり輸入禁止されている。放射能だらけの国の
ものは個別にいいものがあってももう相手にされて
いない。結果、安い外国ものが遺伝子操作表示不
要で氾濫し、安心できる無農薬の国産は一部の
金持ち相手のみとなる。農薬を使う田畑は不要に
なり結局、不動産住宅屋にたたき売って、チャンチ
ヤラ娘は世界旅行・私立大学。道楽息子はフェラ
ーリに乗って豪遊。という絵が浮かぶ。
何れにせよ、一時的に上がった株で大儲けした人は、
今の内に換金して、儲けの一部を大震災に寄付すべきだ。
神は無謀を少しでもお許し下さるだろう。
そして、この世の行いが、愛と平和の魂に基ずいている
ことがいかに大切であるか世界中の方々が自覚されるよう
お祈りいたします。
原種はイスラエルの
数十種類
現代の花は
そのほとんどが
遺伝子操作の技術で
作られた新花である
それはどこからどこまでが
無謀であるか
判断は難しい
無謀とは
まともな目と心で見ても
国や人類を破滅に導く
メチャクチャなことを意味する
いざ何事も起こらなければ
一見美しい時期もあるにせよ
-------- 日本の無謀 -------
(1) 地震列島に原発が54基あること。
(2) 携帯基地局はじめ電磁波害放置・無知。
(3) これから設置しようとするリニア高速新幹線。
(4) 経済や暮らしの根本修正なしに公的資金を
兆と注ぎ込んで、景気を良さそうにつくろい、
消費増税をすること。
(5) 実はもっと早くやりたかったろうに、T.pp.参加。
日本の農作物・海産物は世界中でとうに輸入規制
つまり輸入禁止されている。放射能だらけの国の
ものは個別にいいものがあってももう相手にされて
いない。結果、安い外国ものが遺伝子操作表示不
要で氾濫し、安心できる無農薬の国産は一部の
金持ち相手のみとなる。農薬を使う田畑は不要に
なり結局、不動産住宅屋にたたき売って、チャンチ
ヤラ娘は世界旅行・私立大学。道楽息子はフェラ
ーリに乗って豪遊。という絵が浮かぶ。
何れにせよ、一時的に上がった株で大儲けした人は、
今の内に換金して、儲けの一部を大震災に寄付すべきだ。
神は無謀を少しでもお許し下さるだろう。
そして、この世の行いが、愛と平和の魂に基ずいている
ことがいかに大切であるか世界中の方々が自覚されるよう
お祈りいたします。
2013年03月16日
枯葉の術
<枯葉の術> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
チロチロチロ
秋でもないのに
枯葉が舞う
雀たちの道を走る様は
枯葉の舞い
トンビに目撃されても
枯葉
芸は弱者の術
強い人間は
人間にしか化けられないから
人間同士で
騙し合い殺し合い
でも雀ちゃん
聞いてくれるかな
優しい癒しの力
無限にあるのも人間
年金老人と言えども
恐慌のような時代にも
公金ばら撒くアベノミクスに
騙されへんよと
街中に優しい笑顔
溢れている
エッ何?
アベノミクスクス
阿倍のみクスクス?
チロチロチロ
秋でもないのに
枯葉が舞う
雀たちの道を走る様は
枯葉の舞い
トンビに目撃されても
枯葉
芸は弱者の術
強い人間は
人間にしか化けられないから
人間同士で
騙し合い殺し合い
でも雀ちゃん
聞いてくれるかな
優しい癒しの力
無限にあるのも人間
年金老人と言えども
恐慌のような時代にも
公金ばら撒くアベノミクスに
騙されへんよと
街中に優しい笑顔
溢れている
エッ何?
アベノミクスクス
阿倍のみクスクス?
2013年03月11日
インプロヴィゼイション
<インプロヴィゼイション> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(5)
中尾彰秀第21ピアノCD「つきのしずく」
森羅通信の会出版 2012年 定価1000円 65分
ピアノソロ1曲+4人の詩人の詩朗読+歌ギター奏
2012年12月9日 音楽文化堂に於けるE.P.P.(15)
月の波動によって即興奏された
中尾彰秀のピアノソロがまずは、
類なき美しき哀愁の癒しの世界を
展開する。そして、水沢碧 下前幸一
岡崎葉 武西良和 各詩人による個性
たっぷりの詩朗読。最後は、岡崎能也
による歌とギター奏が懐かしくも美しい
世界を確たるものとする。
誰しもが、ただ唯一、今ここに生きる
という理由でオリジナルの瞬間で永遠
の呼吸をしていること。癒しの答え。
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
定価1000円+送料なし
世界を至福にする百の詩集(5)
中尾彰秀第21ピアノCD「つきのしずく」
森羅通信の会出版 2012年 定価1000円 65分
ピアノソロ1曲+4人の詩人の詩朗読+歌ギター奏
2012年12月9日 音楽文化堂に於けるE.P.P.(15)
月の波動によって即興奏された
中尾彰秀のピアノソロがまずは、
類なき美しき哀愁の癒しの世界を
展開する。そして、水沢碧 下前幸一
岡崎葉 武西良和 各詩人による個性
たっぷりの詩朗読。最後は、岡崎能也
による歌とギター奏が懐かしくも美しい
世界を確たるものとする。
誰しもが、ただ唯一、今ここに生きる
という理由でオリジナルの瞬間で永遠
の呼吸をしていること。癒しの答え。
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
定価1000円+送料なし
2013年03月11日
甘い恍惚
<甘い恍惚> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
おさないように
おさないように
胸キュンのメロディ
市民会館のホールは
若い子中心に
たぶん一杯
宵の頃合い
世界は魂のとある点を貫いて
静けさの淵を磨く
私は電車を降りてから
カブの置き場所へ
そそくさとそこを横切った
ほんの十秒
おさないように
山〇ま〇〇〇
イケ面兄ちゃんの
胸キュンメロディは
私の身体を
許可なしに横切った
今でもあるのだ
億の人に連なる
甘い恍惚
おさないように
おさないように
胸キュンのメロディ
市民会館のホールは
若い子中心に
たぶん一杯
宵の頃合い
世界は魂のとある点を貫いて
静けさの淵を磨く
私は電車を降りてから
カブの置き場所へ
そそくさとそこを横切った
ほんの十秒
おさないように
山〇ま〇〇〇
イケ面兄ちゃんの
胸キュンメロディは
私の身体を
許可なしに横切った
今でもあるのだ
億の人に連なる
甘い恍惚
2013年03月09日
詩の講座
<詩の講座> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
2013年3月3日
片男波は万葉館で
詩の講座があった
私はある人をある人に
紹介する為に
付き添いで行ったが
行ったからには
参加ということになった
講師先生は
かの詩人武西良和氏である
端的に言って
講座は
想定外のことを想定した
すばらしきものであった
とうへんぼくな
ベテランの詩人が
一人いたという想定外
その時いくつかの詩を
作ることになったが
その一つがこれ
「かつて 片男波の松の木林を 歩いていると
急に九十を超えた老人が 近ずいて 囁きに来た
戦時中此処は 死体焼き場やった 延々と灰色の
煙が 何本も何本も 龍のごとく 天に昇っていた
あらためて目を 見開いてみると 誰もおらず
一羽の大ガラスが 会釈して 音もなく 飛び去った
私はその直前 人間は経済成長という熱を 覚まさね
ばならない などと考えていたが
ジュワー ジュワー と音がして
インドで見た 日の入りのごとく
オレンジ色の まんまるは
ゆっくり 下降する」
2013年3月3日
片男波は万葉館で
詩の講座があった
私はある人をある人に
紹介する為に
付き添いで行ったが
行ったからには
参加ということになった
講師先生は
かの詩人武西良和氏である
端的に言って
講座は
想定外のことを想定した
すばらしきものであった
とうへんぼくな
ベテランの詩人が
一人いたという想定外
その時いくつかの詩を
作ることになったが
その一つがこれ
「かつて 片男波の松の木林を 歩いていると
急に九十を超えた老人が 近ずいて 囁きに来た
戦時中此処は 死体焼き場やった 延々と灰色の
煙が 何本も何本も 龍のごとく 天に昇っていた
あらためて目を 見開いてみると 誰もおらず
一羽の大ガラスが 会釈して 音もなく 飛び去った
私はその直前 人間は経済成長という熱を 覚まさね
ばならない などと考えていたが
ジュワー ジュワー と音がして
インドで見た 日の入りのごとく
オレンジ色の まんまるは
ゆっくり 下降する」
2013年03月09日
うちゅうのせつり
<宇宙の摂理> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
いくつかの蜜柑の皮を
湯舟に入れて
しばらくすると
必ず
彼女たちは寄り添う
やっと思い切ったの
少し恥ずかしげに
ジュジュッと
音立てながら
寂しさを紛らす為ではない
粉砕を受け入れ
自ら中和する
不思議の力に
委ねられるべく
蜜柑同士という
縁に引っ張られるのだ
静寂に浮上する
一つの源
細胞の粒子一つ一つに
羅針盤張り巡らせ
蜜柑が蜜柑たる波長は
太陽をたっぷり浴びた
甘酸い緑の旋律
魂の内襞に
哀愁を深く刻み
傷の磁場まるごと癒す
そう言えば
縁と緑の漢字は
なぜかしら似ている
何故おれんじ色に
覆われた内皮は
白いのか
掌に乗せてみると
微笑のような答え
ほろり
宇宙の摂理をふと思う
分散し過ぎ
増やし過ぎ
殺し合う人間は
何をどこでどう違えたのだろう
いくつかの蜜柑の皮を
湯舟に入れて
しばらくすると
必ず
彼女たちは寄り添う
やっと思い切ったの
少し恥ずかしげに
ジュジュッと
音立てながら
寂しさを紛らす為ではない
粉砕を受け入れ
自ら中和する
不思議の力に
委ねられるべく
蜜柑同士という
縁に引っ張られるのだ
静寂に浮上する
一つの源
細胞の粒子一つ一つに
羅針盤張り巡らせ
蜜柑が蜜柑たる波長は
太陽をたっぷり浴びた
甘酸い緑の旋律
魂の内襞に
哀愁を深く刻み
傷の磁場まるごと癒す
そう言えば
縁と緑の漢字は
なぜかしら似ている
何故おれんじ色に
覆われた内皮は
白いのか
掌に乗せてみると
微笑のような答え
ほろり
宇宙の摂理をふと思う
分散し過ぎ
増やし過ぎ
殺し合う人間は
何をどこでどう違えたのだろう
2013年03月08日
詩食同源
<詩食同源> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
無頼詩人とは
薬物に溺れたミュージシャン
と同じく
過去の産物
今や
詩にせよ音楽にせよ
精神領域を高めて
癒しの次元に
至りに至る時代である
中国伝来の言葉は
医食同源
現代では詩食同源
魂を高める食べ物は
肉類や添加物だらけのものでなく
なるべく自然のものが好ましい
人生常に
永遠の生命と魂に目覚め
月の波動に
同調していること
なお詩とは
楽しく深く軽くダジャレだらけの
美しい言葉
中尾彰秀第21詩集「月の雫をワイングラスで飲めば」
好評発売中!!
2012年出版 竹林館 定価2000円+税 27篇 84頁
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
定価+送料なし
無頼詩人とは
薬物に溺れたミュージシャン
と同じく
過去の産物
今や
詩にせよ音楽にせよ
精神領域を高めて
癒しの次元に
至りに至る時代である
中国伝来の言葉は
医食同源
現代では詩食同源
魂を高める食べ物は
肉類や添加物だらけのものでなく
なるべく自然のものが好ましい
人生常に
永遠の生命と魂に目覚め
月の波動に
同調していること
なお詩とは
楽しく深く軽くダジャレだらけの
美しい言葉
中尾彰秀第21詩集「月の雫をワイングラスで飲めば」
好評発売中!!
2012年出版 竹林館 定価2000円+税 27篇 84頁
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
定価+送料なし
2013年03月08日
ほんもの
<ほんもの> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
ほんものは
ほんではない
ほんものは
ものではない
ほんものは
森羅万象の奥域の
静けさに共鳴る
宇宙一体の波動
前世来世来来世と
千年かけて
それに気付く人
今生で
若くして気付く人も
実は通算
千年万年のキャリアがある
何れでもよい
自らに気付く
ほんものであれば
ほんものは
ほんではない
ほんものは
ものではない
ほんものは
森羅万象の奥域の
静けさに共鳴る
宇宙一体の波動
前世来世来来世と
千年かけて
それに気付く人
今生で
若くして気付く人も
実は通算
千年万年のキャリアがある
何れでもよい
自らに気付く
ほんものであれば
2013年03月08日
近藤摩耶詩篇
<近藤摩耶詩篇> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(4)
「銀河詩手帖」257号 2013年2月 定価800円より
「遠日」 詩 近藤摩耶
<今日というのは眠りの続き
色ちがいの寄せ植
えから 次々と花
ひらいた 夏のぺ
チュニアは ただ
二つが 寒風に耐
え 化石しながら
立ち 生きながら
乾き 十二月の普
通ごみの日 せめ
て大安 ぺチュニ
アを ほうむって
も眠りは 覚めない
夜行列車が遠ざかって行く
もしも 目覚める
ことがあれば そ
こに 落日前の暗
い明かりが 広が
っている だろうか
わたしからはなれて行った
夜行列車をどこか
で待って
迎える人がいるな
ら 遠いいつの日>
曖昧さは不勉強のせいではない
世界を掘り下げて至る曖昧さ。
曖昧な日常に
曖昧に存在する
人も人の想念も
夢のごとく。
植物は
明確な生命という
曖昧な永遠
もしも植物との
共感があれば
魂に響き響き入る
森羅万象の静けさという
共同体験がやってくる
その連続は波動
とある眠い日は
理知が緩んで
生死は境界を外し
世界は恍惚として
美しく輝く
宇宙の深層・真相
生命の環は
永遠に繋がっている。
世界を至福にする百の詩集(4)
「銀河詩手帖」257号 2013年2月 定価800円より
「遠日」 詩 近藤摩耶
<今日というのは眠りの続き
色ちがいの寄せ植
えから 次々と花
ひらいた 夏のぺ
チュニアは ただ
二つが 寒風に耐
え 化石しながら
立ち 生きながら
乾き 十二月の普
通ごみの日 せめ
て大安 ぺチュニ
アを ほうむって
も眠りは 覚めない
夜行列車が遠ざかって行く
もしも 目覚める
ことがあれば そ
こに 落日前の暗
い明かりが 広が
っている だろうか
わたしからはなれて行った
夜行列車をどこか
で待って
迎える人がいるな
ら 遠いいつの日>
曖昧さは不勉強のせいではない
世界を掘り下げて至る曖昧さ。
曖昧な日常に
曖昧に存在する
人も人の想念も
夢のごとく。
植物は
明確な生命という
曖昧な永遠
もしも植物との
共感があれば
魂に響き響き入る
森羅万象の静けさという
共同体験がやってくる
その連続は波動
とある眠い日は
理知が緩んで
生死は境界を外し
世界は恍惚として
美しく輝く
宇宙の深層・真相
生命の環は
永遠に繋がっている。
2013年03月06日
我既に
<我既に> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
近所の美味なる
シューを食すれば
我既に我にあらず
宇宙一体波動なり
ボヨヨン
この幾分硬い
こうらの中には
何が入っているのか
1. 妖精の言葉
2. 光のエキス
3. 永遠の魂に気付く為の
インド伝来のスパイス
4. 天降る音楽を察知する
脳のエキス
5. 世界中の生命の環を
強化するエナジー
近所の美味なる
シューを食すれば
我既に我にあらず
宇宙一体波動なり
ボヨヨン
この幾分硬い
こうらの中には
何が入っているのか
1. 妖精の言葉
2. 光のエキス
3. 永遠の魂に気付く為の
インド伝来のスパイス
4. 天降る音楽を察知する
脳のエキス
5. 世界中の生命の環を
強化するエナジー
2013年03月06日
イヌフンスルナ
<イヌフンスルナ> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
スピルレリナの新種
かと思ったが
団地の庭にりりと立つこの札を
犬は読めるのだろうか
飼主に対してなら
イヌ二フンサセルナ
イヌ単独なら野良犬
最近の野良犬は
言葉が読める
人名なら
ルナ家のイヌフンスさん
きっとムーミン村にいる
スルナ家のイヌフンさんは
アフリカにきっといる
そう言えば
イマフク町は
ひょっとしたらインドにもあって
ここにありながら
ありとあらゆる奥域
体内にもある古代の風は
今日も風景を
鮮やかに静けさで
包む
スピルレリナの新種
かと思ったが
団地の庭にりりと立つこの札を
犬は読めるのだろうか
飼主に対してなら
イヌ二フンサセルナ
イヌ単独なら野良犬
最近の野良犬は
言葉が読める
人名なら
ルナ家のイヌフンスさん
きっとムーミン村にいる
スルナ家のイヌフンさんは
アフリカにきっといる
そう言えば
イマフク町は
ひょっとしたらインドにもあって
ここにありながら
ありとあらゆる奥域
体内にもある古代の風は
今日も風景を
鮮やかに静けさで
包む
2013年03月05日
瑠璃坏(1)
<瑠璃坏(1)> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
----------朝 目ざめると
惑星のような葡萄を一房食べる-------
冒頭の船曳秀隆氏の短詩が、めざとく稲光る。詩は往々にして
長く説明となってしまうが、この作には無駄がない。なお、生命
の内に秘められた無限の静けさや宇宙が描かれている。
生死を超えた魂は、果たしてあるのかないのか。あるという確信
と実感が実は、我々人間の古代よりの文明の根幹なのである。
現代詩だけが物的実存に止まっていてはいけない。シュールは
その入門レベル。宇宙一体波動エネルギーが答えである。
「瑠璃坏(1)」
発行 青木はるみ 定価1300円
----------朝 目ざめると
惑星のような葡萄を一房食べる-------
冒頭の船曳秀隆氏の短詩が、めざとく稲光る。詩は往々にして
長く説明となってしまうが、この作には無駄がない。なお、生命
の内に秘められた無限の静けさや宇宙が描かれている。
生死を超えた魂は、果たしてあるのかないのか。あるという確信
と実感が実は、我々人間の古代よりの文明の根幹なのである。
現代詩だけが物的実存に止まっていてはいけない。シュールは
その入門レベル。宇宙一体波動エネルギーが答えである。
「瑠璃坏(1)」
発行 青木はるみ 定価1300円
2013年03月05日
想定を超える
<想定を超える> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
真実は常に
人間の想定を超える
しかし
想定を超えたものを期待する
詩の設問もある
この用紙は
ゴミ箱に捨てようとしたが
その前に
妻に見せると
よだれを垂らして喜んだので
あるいは
現代詩のシムラケンもどきに
創造性とお笑いを
得るのではないかと
あえて公表する
ただしその時の
詩の講習会の先生の名は
諸般の関係上
伏せておく
( ) の中に自由に言葉を入れる
その上下は決められている
意味は説明いたしません
良くお考えください
とる
はっけよい (河童と相撲) とる
こんにちは (美女のパンティー) とる
てんどんの (満月) とる
セーターの (背後霊) とる
のらねこの (持参金) とる
かんごふさん (来世の記録) とる
おはなみの (古代人の面影) とる
はんにんの (盗んだ金) とる
コーラス (月のしずく) とる
たんじょうび (輪廻転生) とる
りりりりり (過去現在未来の線) とる
真実は常に
人間の想定を超える
しかし
想定を超えたものを期待する
詩の設問もある
この用紙は
ゴミ箱に捨てようとしたが
その前に
妻に見せると
よだれを垂らして喜んだので
あるいは
現代詩のシムラケンもどきに
創造性とお笑いを
得るのではないかと
あえて公表する
ただしその時の
詩の講習会の先生の名は
諸般の関係上
伏せておく
( ) の中に自由に言葉を入れる
その上下は決められている
意味は説明いたしません
良くお考えください
とる
はっけよい (河童と相撲) とる
こんにちは (美女のパンティー) とる
てんどんの (満月) とる
セーターの (背後霊) とる
のらねこの (持参金) とる
かんごふさん (来世の記録) とる
おはなみの (古代人の面影) とる
はんにんの (盗んだ金) とる
コーラス (月のしずく) とる
たんじょうび (輪廻転生) とる
りりりりり (過去現在未来の線) とる