2011年12月11日

落とした台本

<落とした台本> 詩 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 リハの人々の前で
 落とした台本は
 床でヒラリ広がって
 異国の扇のごとく
 輪を描いた
 ピーチクチクチク
 待ってましたの小鳥たち

 そこで目が醒め
 小便に立つ

 夢の舞台は
 演劇だったのか
 音楽だったのか
 何れにせよ
 人為で作られたものは
 いつかは壊れる
 大自然より天降る
 台本(譜面)すらない
 軽やかに時に重く
 七色の虹おびて
 シンフォニーは
 今も続いている



Posted by nakao at 17:45│Comments(0)芸術
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。