2014年03月14日

森羅百号

<森羅百号> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(68)

 「森羅通信第百号」 1999年5月 森羅通信の会出版 年間1000円

       現152号
       100号だからといって
       かつて妙に力を入れたわけではない
       力んだらちびってしまうからね

       祇園精舎の鐘の音

       鐘離れ何処彷徨う音

       打てば響く世界に向けて

       一項目だけここに参照

           「大蛙」

    <暇とは さも神に与えられし宝 余程暇な日曜日 ふとひらめいたりもする
        
        
     呼吸のいちばん美味なところは 吐くところですか 止めるところですか 吸うところですか

     呼吸の向こうにそびえる 小高い丘へよじ登り 膨大な静けさに包まれるや

     存在のあちらが一瞬はみ出し 世界を成している


     「古池や 蛙飛び込む 水の音」(芭蕉)

     向こう側はいつもこちらで こちらはいつも向こう

     「どこでもドアよ」(ドラえもん)

     吐く前に吸い 吸う前に吐き 何れにも共鳴る止め岩


     大蛙一匹ノホホン さあどちらへ>

         感情の起伏に終始する抒情では
         この深き魂の波動理解出来ぬのだ。
         現代詩はもうとうに波動エネルギーの
         現代芸術になっている。気付かないのは
         古狸詩人ばかりなり。イエイ!!

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 年間4号 定価年1000円
                                  定価+送料なし


     



Posted by nakao at 17:50│Comments(0)
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