2014年04月21日

開きかける本

<開きかける本> 詩 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 チラリ白っぽい
 半透明のもの
 見えたの

 開きかける本は
 開いている本でも
 閉じた本でもない
 まるで開花直前の蕾

 命懸けの勇気に
 包まれている
 あなたに理解され
 何かの形で
 癒してさしあげることを
 疑いもなく確信して

 自己保身を決め付け
 ずっと閉じたままの本や
 既に魂の解放をして一度でも
 開いた本とは別に
 明らかに存在する
 一切の先入観は不要
 今まさに初めて開きかける本に
 私は実に多くの妖精
 発見する



Posted by nakao at 18:17│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。